見出し画像

モネ展を観に行った話

大阪の中之島美術館でモネ展が開催されている。
(2024年2月10日〜5月6日)

私は印象派が好きだ。中でもモネが好き。
宗教画も好きだけど、その話はまた別の機会に。

印象派の画家が活躍していた頃、パリ万博では開国した日本から持ってこられた浮世絵などが大バズりして印象派の画家たちにも大きな影響を与えた。
そんな時代背景も身近に感じる要因だけど、
私がモネを好きな理由は、風景の中にピンクやブルー、黄色などの色が混ざり合ったマジックアワーのような色使いと、ぼんやりと光る光や雰囲気が好みなのだ。
そう思っていたけど、今回の展覧会を見てモネの作品をもっと好きになった。

モネはものを描くというよりも、その場の空気や感じ取った雰囲気を描いているんだなと感じた。
今回の展覧会は連作を中心に展示してある。
同じ場所を違う日の違う時間と天候で何作も描いている。
暖かい日、寒い日、雨の日、夕方、朝方、同じ場所を描いても違う絵になる。バリエーションという事なんだけど、これをやろうと思ったのは生涯の中でもトップクラスのナイスアイデアだったのだろうな。

ロンドンのウォータールー橋が描かれている作品は、どれも霧がかかってぼんやりとしている。ロンドンだからいつも霧がかかっているのかもしれない。でも、そのどれもが違う。

モネは睡蓮が有名だけど、このウォータールー橋や積みわらの連作もとても良い。

普段は世界中色々なところに散らばっている作品が集められて、一度に生の絵を観られる事で連作としての強さを感じられる。
昔は、例えばモナリザはルーブル美術館で観るから意味があるなどと思っていた事もあるけど、一堂に会する企画展などの展覧会はまた違った楽しみがあり、今回はモネが見せたかった見せ方に近い形で観ることができたんじゃないかと思えたりして、ありがたい事だ。


この展覧会を見た後、中之島美術館に入っているHAY OSAKAと隣の国立国際美術館にも行って、今開催中の古代メキシコ展を観て帰った。

古代メキシコ展はそうでもないけど、モネ展は普段ものすごく混雑するらしく入場制限がかかる場合があるそうで60分以上待つ事もあるそう。
この日は雨だったせいか、そんなに混雑する事もなくスイスイと観ることができた。
大阪駅から歩くと20分ほどかかるので、雨の日は行きにくいのだ。
なので濡れるのを覚悟で雨の日を狙って行くか、16時以降は空くらしいのでその時間を狙って行くのがいいと思う。(入場は17時半まで、観覧は18時まで。)

ちなみに大阪駅からタクシーで行くと、ちょうど1000円だった。帰りは雨がパラパラだったので歩いて大阪駅まで帰った。

余談だけど、大阪は天下の台所と言われていた時代に水路として使われていた川がたくさんあって、水の都と言われていた。大阪駅から中之島美術館までの間にも2つ川を渡る。今は川の代わりに高速道路が張り巡らされていて、昔の船の道と今の車の道が交差する風景は、なんとなく写真に撮りたくなる。


そんな大阪の風景を久しぶりに眺めながら歩くのも悪くなかった。

モネ展の話に戻るけど、混雑している時間はチケットを買うにもすごく並ぶみたいなので予めネットでチケットを買ってから行くのが良さそう。

グッズ売り場もものすごく混雑すると思う。この日もそこそこ人がいて見るのが大変だったので、本当に混雑している日はまともに見ることができないかもしれない。

この日の購入品

モネ展ではポストカード2枚とノート、ラムネが入った缶を買った。
HAYでは目移りしすぎて、結局リサイクル素材の大きめポーチとショッピングバッグだけを買った。また行った時にお買い物したい。
イソップは大阪駅のLUCUAに寄った時についでに買った物。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?