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戸田市のアドバイザリーボードを聞いた雑感

 資料や話を聞いた第一印象として感じたのは情報量の多さだ。沢山のやりたい事とやっている事が書いてあり、情報の処理にかなり時間がかかった。
そのため、どのように分かりやすく伝えるかという点で議論でも話に出ていた現場の人間が理解しやすいUIを作ることの必要性を感じた。

 

 また、情報の集め方の量と質を改善の余地があると感じた。調査では戸田市の数十人から数百人程度しか集められておらず、質問内容に関しては田中隆一教授のご指摘にあった通り、個々の児童の心理を分析するためにはより目的に沿った調査が出来そうだと思った。

 さらに、資料の記述では何をするまでは書いてあるものの、どのように実行するのかということに関して記述されていないものも少なくなかった。
例えば、多角的な視点を持つとか、子供目線で取り組むとか、何となく言いたいことは分かるものの、どのようにそうするかは書いておらず、現場の先生の3K(経験、勘、気合い)から脱出するという宣言とは噛み合っていない部分も多々あると感じた。

 そして、成田悠輔助教授の直さなければいけない不登校とそのようにしなくてもいい不登校の差別化も大事なのではないかという発言がとても印象に残った。

 最後に、戸田市の一連の動きは政府や様々な機関と連携して動いているので、話し合いの遅さや曖昧さみたいなものは感じたものの、日本の教育界のファーストペンギンとして情報分野に飛び込んでいってくれたことは起業予定の私からすると、とても嬉しいし、励みになった。
これからも戸田市の教育委員会をなんらかの形で支援出来れば良いなと思っている。


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