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地元に帰省したアラサーが確認しておきたい3つのこと

自分がアラサーになるということは、親も同じだけ歳をとったということ。
たいていの親はおそらく還暦を迎えるか、通り過ぎたくらいではないでしょうか。

この歳になってくると、友人の結婚ラッシュが最終コーナーを曲がり始め、次第に身の回りで葬式が増えるな……という印象。親が年老いてきたのを如実に感じ始めるのも、アラサーあるある。

そんな私たちがそろそろ確認をしておくに越したことはない、というか、放っては置けないことがいくつかあるなぁと。
普段なかなか親とも話せてないけれど、帰省を機に、ひとまず「考えよう」を親に提案してみるのをお勧めする3つの話題を。

①やっぱコレでしょう、墓どうする問題

いや、これが本当に面倒臭いんですが、早めに親や親族と話し合っておきたい事項その1です。最近うちの実家の墓の周りは、どんどん墓じまいをしていて、墓地に空きが目立つようになりました。特に娘息子が遠方に行ったまま、というおうちだと、そう再々墓守ができません。
特にわたしは脚が悪くて、山の斜面を登ってしか行けないような我が家の墓地の面倒をみることは物理的にも困難なので、両親や祖母のいる前で「お墓、あの場所のままだと将来的に面倒を見るのはわたしの身体的に厳しい」という正直な話をしています。

墓に付随するのは「仏壇」問題。
都会の狭いマンションに住んでいるなどすると、なおのこと「え、どこおくの?」となりがちなモノです。
今すぐ結論を出すには到らなくとも、お互いにどうありたいか?は正直に話してみてもいいのではないでしょうか。

②親が所有している資産の確認(土地、建物、その他)

これが案外曲者で、親が亡くなり、相続を目の前にして急に浮上する「え、そんなもの持ってたの?!」という問題の火種。
資産というと聞こえがいいですが、その資産があだになってお金に困る事態に追い込まれたりすることもあるとか。

特に、実家が地方の田舎だとなおのこと、案外知らない土地を親が所有していることも。特に地方の田舎では、土地に価値がつきにくく「負の資産」とも言われるほど、価値もなく売れもしないのに税金だけがかかる代物。都会であっても、地価が高すぎて逆に税金がものすごい金額になってしまうなんてこともあるようです。

「うちは持ってないでしょ〜」と思わず、まずは親に聞いてみましょう。

土地だけでなく、親が事業を営んでいたりする人も、改めてどういう状況なのかを聞いてみると良いかも。親から継承するものって資産だけでなく負債もだからね。
だってもう大人だもの、それくらい教えておいてもらって損はありません。早くわかれば打つ手もあるというもの。

③もし万が一親が亡くなる、もしくは介護が必要になったらどうされたいか?

これ、親が意識があるうちはいいのですが、認知症になった時などはどうされたいか?とかとか話せなくなって、子どもだけで決断するのは心許ないと思うんです。
親に聞いてみることで、本人も意識し始めて遺書やエンディングノートをまとめてくれるかもしれませんし。
そういう本人の希望をまだ健康な時点で一度話しておいてもいいかなと思います。

結婚している人ならなおのこと、両方の親の面倒を見るということにもなりかねません。
老人ホームに入るのが嫌だ、地元を離れて息子と一緒に住むとか嫌だ、とか一応希望ありそうじゃないですか。
軽く探りを入れてみるのもいいかな、と思っています。

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さてさてこの話、自分の実家の分だけならいいのですが、結婚している人は昨今の少子化により、自分の母方と父方だけでなく相手の両親のどちらも面倒を見なければ、という人も出てくる恐れがあるのが我々世代。
考えるだけで憂鬱だけど、ここはみんなで一致団結して解決できることは早めに手を打っておきたいところ。

アラサーにもなれば、こういうリアルな話としっかり向き合い始めておいて損はないかなと思うので、帰省がチャンス、ちょっとだけ勇気を持ちつつ、たまには親とゆっくり話をしてみておく価値がある話題です。

ではでは、久々に会う人たちと楽しい時間が過ごせますように◎

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