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自分は、なぜ音楽を選んだのか

以下に書き連ねるのは、一般論ではなく私個人の内面に過ぎない。 最近ネット上で、作者と受け手が作品の解釈をお互いにぶつけ合う姿をよく見かける。作者が「こういう受け取り方をしないでください」といった表明をしたり、受け手が作者に作品の方向性に関する批判を投げつけたりといった具合である。それらに対してどうこう批判的意見を語るような立場を自分は持ち合わせていないが、そこから僅かながらに感じとった違和感を通して自分の創作(物)、音楽に対するスタンスについて少し考えていた。 昔から、自

    • Studio Oneの頻出操作10選

      DAWを扱う人間であれば、インスピレーションやイメージを実音にする行程でのタイムラグは可能な限り軽減したいと思うだろう。また、試行回数を重ねがちな作曲・編曲作業においても、クリエイティブ以外に費やす時間は少ない方がストレスフリーだ。 そこで今回は、 Studio Oneの時短につながりそうなショートカットや機能 をいくつか紹介しようと思う。 本稿で紹介するいくつかのTipsは、実際に作業する中で不便だと感じる点を「思考停止せずに最適化」してみた結果だ。 つまるところ自分用

      • no return

        Lofi Beats、Chillhopな新曲です。 フォロー、ライク、リポストよろしくお願いします。

        • wine and moon

           AlphaVersion Records様のアルバム『couverture2』に1曲参加しております。配信などに使えるBGM的なコンセプトのアルバムだそうですので、そういう用途がある方は是非。  よろしければ、soundcloudもフォローしていただけると嬉しいです。  アルバムのテーマが「夜」ということだったので、当初フェルトピアノでスケッチしていたリフをフェンダーローズに変更し、スケッチ時には情緒的なイメージでもって弾いていたフレーズを、環境音を多めに入れて場面描写的

        自分は、なぜ音楽を選んだのか

          「命懸け」でやるということ

           某日、京都某所のジャズクラブで行われたセッションに参加してきた。このお店にお邪魔するのは3回目で、完全手ぶら可、店備え付けの楽器を弾かせてもらえ、店主も自分と同じベーシストということでとても親切にしてくれるので居心地がいい。  ワンドリンクの注文を終え、他の人の演奏を聴いている。ホストのピアニストは若い兄ちゃんだがオスカーピーターソンのリックを小気味よく挟む技巧派だし、ドラムの初老の男性もしっかり周りの音を聴いてフレーズに合わせたフィルを入れておりうまい。ベーシストは中年の

          「命懸け」でやるということ