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言語化が苦手で、ノートに書きまくったらライターになっていた話

ライターギルドblanksさまが主催する「ライターアドベントカレンダー」へ参加しました!ほかの参加者さまの記事もありますので、下記より覗いてみてください。

【blanks with】ライター Advent Calendar 2023
https://adventar.org/calendars/9037

突然ですが2023年12月1日に開業届を出しました!職業はライターです。

2023年、最も印象的なできごとは、フリーランスライターになれたことでしょう。2年前くらいまでは、まさか自分がフリーランスになるなんて夢にも思っていませんでした。

今回は、なぜ私が「書く」ことを目指したのか。その要因の一つを語っていこうと思います。


黙ってる方が楽。自己表現から逃げてきた2022年

2022年といわず、昔から自分の考えや感情の表現が下手くそでした。原因の一つは自分の考えや感情を掘り下げて、言語化したことがなかったからです。

自分の気持ちを表現することを必死に避けてきました。恥ずかしいことに、表現するより、黙って相手に合わせていたほうが何倍も楽だったのです。(今はそんなことないのですが)

例えば「嫌い」という表現。同じ「嫌い」にもグラデーションがあったり、条件付きで「嫌い」になるものもあったりで、さまざまな意味を含みます。

表現が厄介過ぎる「嫌い」を伝えて、「??」みたいな顔をされるより、黙っていた方が楽なわけで。逃げてきたから本当に伝えるべき時に曖昧な言葉でしか伝えられませんでした。

会話は準備ができない予測不能戦争

さらに、会話は準備ができません。

長考も修正も難しければ相手の地雷も見極める必要がある、言葉の戦場です。

資料説明やプレゼンのように準備ができるはまだ良いのですが、アドリブしかない会話はかなり苦手です。

初めましての方に嫌いのグラデーションを伝えるなんて、至難でしかなかったのです。

余談ですが、その昔『アメトーーク』の人見知り芸人で、NON STYLE石田さんが「何を話せば良いか分からないから会話が苦手」と言っていました。

MCに「そんなに漫才が上手いのに、会話苦手なの?」と聞かれて、すかさず「漫才は作られたものですからっ!」と返答してめちゃくちゃ共感したのを覚えています。

わたしもそんな感じです。

自分の考えをノートに書き始めた2023年

2023年になり、説明下手くそ過ぎる問題を解決する方法を一つ見つけました。それは、とにかく自分の考えをノートに書きまくること。

少し話はソレますが、実はこっそり壁打ち的な話し相手のお仕事もしております。

現在は、知り合いづてにたまーに依頼が来るレベルですが、もとは事業にしたいと考え、サービスを作るセミナーも受けていたり。

よくいわれる事業のコンセプト、ペルソナ、商品設計などを3ヶ月ほどかけてノートへ言語化し続け、サービス開始にいたりました。

細々と提供しています。気になる方は𝕏のDMにご連絡ください。
1時間3,000円。

頭の整理をメインに、
・「自分って何したいんだっけ?」の目標設定のヒントになる壁打ち、
・軽い人間関係の悩み、
・単に話をしたい
などのカジュアルな相談まで。

とにかく言語化し続けたら、自分の軸が分かってきた

サービス自体はコッソリと続ける程度の低空飛行ですが、3ヶ月間とにかくノートに書いて、考えを言語化していったことが功を奏しました。

やりたいことを言語化するだけでなく、「なぜ?」「どうやって?」など、深掘って書き続けたので、当時の私が逃げていた自分の考えを言語化する作業を強制的にすることに成功。

また、「事業の軸」を言語化できたことは、事業以外の場でも役に立ちました。

「説明できた!」の成功体験は、自信になる

事業の軸は、わたしの価値観にもつながります。

「あなたはどんな人間ですか?どんな考えを持っていますか?」のような、わたしの考えに対する質問に対しても、ブレない回答ができるようになりました。

これは、わたしにとってとても大きなことなのです。

今までは「グラデーションや条件付きも全て話さなきゃ!」と思って話した結果、「何が言いたいの?」と言われていました。

しかし、軸ができたことで、「まずは軸を話せば良い!」に変化。

下記のようなイメージです。

Before
自分を全部話しちゃう

結果、わけが分からんことに

After
最初は、軸を話す

相手の反応をみる(分からない場合は、追加質問がくる)

会話をしながらグラデーションや条件付き(補足)を話す

イメージを見たら分かるとおり、Afterの方が会話も続くし話も分かりやすいのです。
会話が得意な人、論理的な人などは自然とやっていると思いますが、ようやくちょっと掴めてきた感じです。

日々の感情こそ、ノートに書きたおす(感情をそのままにしない)

ノート書くことで、答えのある自分については、論理的に多少説明できるようになりました。(多少ね)

しかし論理もへったくれもない、ごっちゃごちゃの感情を説明するにはどうしたらよいか。

例えば、自分の気持ちをパートナーへ伝えるときが一番困りました。
相手はどちらかというと、理路整然と会話する人間なので、私の言葉は相当聞き取りにくかったと思います。(自分でもそう思う)

自分の最適解を見つけるためのジャーナリング

そこで、自分が上手く説明できなかった感情もノートに書くことにしました。
書く順番は次の通りです。
1.事実
2.その時どのような気持ちになったのか
3.本当はどうしてほしかったのか

感情をノートに吐き出すことは気持ちの整理にも役立ちます。さらに、私の場合はもう少し踏み込んで、「本来はどう表現したかったのか?」「次はどう答える?」が重要でした。

なんか、過去のnoteにも書いてました↓

ノートに書いたことをブログに綴ったこともありますし、書籍で良いなと思った表現をメモしたり、類似語検索で表現方法を検索したり。

とにかく、しっくりくる表現を模索しては書きなぐっていました。

結果として、(まだまだ改善の余地はありますが)感情部分も自分なりに説明できるようになり、こちらも自信につながりました。

自信がないときは、「わからない」という顔をされるのが怖かったので、意思表示から逃げることが多かったのですが、その部分はとても役に立ちました。

そういった経験もあり、今までより(2022年は副業ライター)も、より書くことに興味を持ち始め、2023年8月にはライターのスクールに通うまでになりました。

読書と勉強の2024年

ライターとしてスタートして1ヶ月目。まだまだ未熟ですが、ありがたいことにお仕事も頂き、1つ1つ積み上げています。

そして、今再び「逃げていたこと」と向き合わねば…っ!と思っています。
(どんだけ色々なことから逃げてきたんや…)

それは、読書と勉強です。お恥ずかしながら、2021年くらいまでは1年に1冊読めば良い方でした。これは自分の世界を縮める…と思い、22年、23年は7冊ほど。

24年は最低1ヶ月に1冊。ジャンルを問わずに、読んでいきたい。

また、勉強も引き続き行います。勉強は嫌いではないのですが、なかなか時間を作っていなかったのでチャレンジ。現在は、FP3級の勉強をコツコツ続けています。(1月試験です、あわわ)

2024年も、書くことはもちろん、12月の自分が振り返った時に、「この1年も意外と行動してるやん」と思える自分になろうと思います。

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