【ドラマ】愛の不時着2周目、完走しました!
郁です。
昨夜、韓国ドラマ『愛の不時着』の2周目を見終わりました...
あんまり私、恋愛ドラマは見ない方なんですが(なんかロマンティックなシーンが出てくると逃げ出したくなるw)、このドラマは、恋愛もそうなんだけど、家族愛も描かれていて、素敵な作品だなーと思ったのでした...!
愛の不時着とは...
あらすじ
韓国の財閥令嬢で実業家でもあるユン・セリが、パラグライダー中に突然の竜巻に巻き込まれ、軍事境界線を越えた北朝鮮(韓国での呼称:北韓、プッカン)の非武装地帯に辿り着いてしまいます。
木に衝突し動けなくなっている所を朝鮮人民軍軍人のリ・ジョンヒョクに発見されるのですが、自分が北朝鮮に来てしまった事に気づいたセリは逃げます笑
でも、なんと韓国とは逆方向に進んでしまい、北朝鮮軍の社宅村に迷い込む。
そこで保衛司令部少佐チョ・チョルガンに見つかりそうになった所を間一髪でジョンヒョクが助け、セリを自宅に匿います。
ところが、ジョンヒョクの家にセリがいることが周囲にバレてしまいます。
苦し紛れにジョンヒョクは、セリを「南朝鮮で特殊活動(スパイ)をしていた自分の婚約者だ」と偽ります笑
そして、軍に見つかってしまう前に一刻も早くセリを韓国に帰そうと計画を企てるのですが、失敗...
やがて時間が経つにつれて、2人は敵対国家の国民同士にもかかわらず互いに恋愛感情を抱くようになるのですが、ジョンヒョクにはデパート社長令嬢のソ・ダンという婚約者がいました。
さらに、セリの北朝鮮不時着と時を同じくして、韓国の若き実業家で、セリのかつての見合い相手のク・スンジュンも北朝鮮に。
そして、セリと北朝鮮で思わぬ再会を果たします。
が、実はこのスンジュン、セリの次兄であるセヒョンへの詐欺の罪で追われ、時効成立までイギリス人外交官と身分を偽り、ブローカーを通じて北朝鮮に潜伏していたのです。
次兄は自分を騙したスンジュンを追う過程でセリが北朝鮮で生きている事を知るのですが、父から後継者に見込まれている、優秀な妹であるセリの帰韓を望んでいませんでした。
韓国ではセリの失踪が世間を騒がせていたが、1ヶ月の捜索の末、遂に死亡届が出される事となってしまい...
さてどうなる...!?
無事にセリは韓国に帰れるのか!?
恋の行方は!?
というお話です。
◾️ちょっとコミカルなシーンが癒し
ジョンヒョク率いる5中隊の部下4人!
彼らが出てくると、どんなに辛い場面でも、思わず笑みが溢れてしまうくらい、コミカルで愛すべき4人組でした笑
リ・ジョンヒョクの部下の1人のピョ・チス。
言葉が荒くてせっかちな性格とは裏腹に、実は仲間思いで優しい性格。
ラストの方で国家情報院の職員に追われた時も、
と、自分が囮になって仲間を逃がそうとする、勇敢な側面もあります。
しかし結局は行き止まりの方向に逃げてしまい、あっさり捕まってしまうという笑
どこか憎めないキャラクターです。
なお、急に韓国からやってきたユン・セリのことを信用しておらず、よく言い争いをしていますが、憎まれ口を叩きながらも、彼女を心配しています笑
5中隊の下士パク・グァンボム。
グァンボムは上司であるジョンヒョクのことを心から尊敬していて、真面目で寡黙な青年。
イケメンなので...韓国での任務の際には、芸能事務所から名刺がたくさん渡されていました...
キム・ジュモク。
韓流ドラマに詳しく、『冬のソナタ』などに出演した女優チェ・ジウのファンです。
ジュモクは「南のドラマ」から得た知識を拠り所に恋愛に関する発言をするシーンでは、ついつい笑ってしまいます笑
クム・ウンドン。
田舎の家族を想う純朴な青年で、セリを姉のように慕います。
末っ子扱いで、特に韓国に来てからは、ネットゲームで知らない間にジョンヒョクと戦っていたり、自動販売機の中には人が入っていて仕事をしてると聞かされて、それを本当だと思っていたり笑
癒し担当でした笑
◾️家族の愛について考えるドラマ
主人公のセリと母、そしてセリの兄弟。
セリが迷い込んでしまった村の人々の家族などなど。
至る所で、「家族って素敵だなあ」と思うシーン、家族について考えさせられるシーンがありました。
セリの両親
まずは、セリの父と母。
セリの父は、娘の経営手腕を高く評価して自分の後継者に指名します。
しかしどうも、愛があるようには見えません。
妻に対しても、愛情らしきものは見受けられません。
セリの母も、セリに対して愛情がなさそうに見えます。
子ども時代のセリを、夜の海辺に置き去りにしてしまったことがあり、それがセリの心身を蝕むこととなりました。
実は、セリは父の愛人の子どもでした。
セリの父が、セリを生後数週間で引き取った際、本妻には配慮がなかったのです。
この父、浮気を詫びることもなく、浮気相手の子どもを本妻に育てさせたのです。
幼い子を海辺に置き去りにするなんて許されないことですが、すべてはこの父の無神経さにあったのです。
最終回近くでセリは母と和解し、母はセリの良き理解者になります。
長兄の妻(セリの義理の姉)
劇中で、ユン家ではセリが行方不明となったことで、後継者争いが勃発します。
特に問題だったのは、セリの次兄です。
彼は、有能な妹のセリが邪魔で仕方がありません。
セリを追い払うため、海外在住の男性とお見合いをさせたり、事故で北朝鮮に不時着してしまったセリの帰国を阻んだり、あげく人を雇って殺させようとまでします。
犯罪者ー!!犯罪者がいるぞおお!
対して、長兄夫婦はちょっとコミカルで憎めません。
もちろん後継者の座は狙っていて、長兄の妻は夫を後継者にしようと画策はしますが、セリを殺そうとしたりはしません。
北朝鮮から帰ってきたセリをハグで迎えて、「お肌が荒れているから私のチケットでエステに行って」と言ったりジョンヒョクを守ろうとしてセリが銃撃され、危篤になった時の彼女は「義姉だから、もうちょっとそばにいてあげたい」と言うのです。
血の繋がりって、なんだろうなあとぼんやり考えました。
血の繋がりがあるはずの次兄は妹を殺そうとし、一方で義理の姉は、たまに優しさを見せます。
血の繋がりがすべてではないのだ…と思ったシーンでした。
ダンの母
なかでも、前述したジョンヒョクさんの元婚約者である、ソ・ダンさんの母親が特に素晴らしかった。
見た目は派手だし、強気だし、ややオーバーなリアクションが最初はちょっと苦手だったのですが、ラストに近づくにつれて、大好きになりました笑
劇中で1番好きなキャラクターだったかもしれない。
ダンのお母さんが酔っ払って、娘のダンに語り出すシーン。
私は独身なので、子どもを持ったことがないのだけれど、「我が子が可愛いからこそ心配で色々と言いすぎてしまう」ということはあるのでしょう。
その後、物語終盤で娘・ダンが愛する人を失い、失意のどん底に。
そのときダンのお母さんは、こう娘を慰めました。
こんな素敵な母の愛があるでしょうか。
悲しみに沈んだ娘とともに、泣いてあげる。
そっと寄り添ってあげる。
普段はパワフルで破天荒なイメージのダンの母ですが、大事なことはしっかりとわかっている。
付かず離れずで娘をそっと見守る母の愛に涙が出ました。
終わりに
気がついたら3000文字になっていたので、終わりたいと思います笑
でも本当にこのドラマは、単なる恋愛ドラマというだけではなくて、家族を副題にしたドラマだったと思います。
Netflixで観られるので、気になった方はぜひ!
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