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なぜ学ぶのか、は一生の課題

郁です。

「学校の勉強なんて将来役に立つの?」

「頑張って覚えても、結局忘れるでしょ」

「小学校くらいまでの読み・書き・計算はまあ必要かもしれないけど...」などなど、

定期的にXなどのSNSで取り沙汰される、

「人はなぜ学ぶのか」問題。

だいぶ前の話なんですが、X内でこんなポストから、さまざまな視点での討論が繰り広げられていました...!

そこでまた、いろいろ考えさせられたので、個人的見解をつらつらと書いてみたいなーと思います...!(つまり下書きの掘り起こし)


正確に思いが伝わらない?

「言語は、単なるコミュニケーションの道具ではない。言語は、世界の見方を反映するものである。価値観や文化的表現を伝えるものであり、生きた人類遺産を構成する不可欠な要素である。」

出典:UNESCO(2010) ※IBS訳ん

私たちの身の回りで日本語が衰退した理由は複数考えられるんじゃないかなーと思いました。

まず1つ目は、グローバル化の流れの中で、英語など他の言語が重視される傾向があると言われています。
これにより、母国語である日本語の重要性が軽視されるケースが増えていたりするのかな?と思います。


二つ目は、インターネットやSNSの普及です。ショートメッセージや絵文字、スラングが交流の主流となり、正式な日本語を使う機会が減少しています。

さらに、学ばない人が増えてきていることも一因だと思います。

多様な情報が手軽に手に入る現代。
深く日本語を学ぶことを優先しない人も少なくありません。
これらの理由が複合的に作用し、日本語が徐々に衰退してきたと考えられます。


正しい日本語を学ぶことの重要性は、計り知れません。
まず1つ目は、コミュニケーションの質を高めます。
正確な文法や適切な語彙を用いることで、伝えたい意図を相手に正しく理解してもらえる可能性が高まりますね。

ところが、先に挙げたポストのように「琴線に触れる」を別の意味で捉えてしまっていると、思わぬ方向に話が飛んでしまい、本来伝えたかった考えや思いは伝わらないでしょう。

語彙力が低いと、相手の話を理解する力や読解力の低下にもつながります。
言葉の意味自体を知らなかったり、ちょっとした言葉のニュアンスを理解できなかったりすると、小説を読んでいても情景が思い浮かばなかったり、相手の言わんとすることをうまくつかみきれなかったりして、表面的にしか内容を捉えることができなくなります。


加えて、日本語は日本の文化や歴史を伝える手段でもあります。

言語はその国のアイデンティティを形成する重要な要素であり、正しい日本語を学ぶことは、伝統や文化を次世代に継承していくためにも欠かせません。

学ばない人が増える現代において、意識して日本語を学ぶことが、文化の保存にもつながります。

語彙量を増やしたいなら、いろんな言葉に触れる

例えば、私たちは一日の中で、ニュース記事を読んだり、誰かと会話したり、映画を観たりなど、たくさんの言葉に触れていますよね。

そこで使われている言葉をなんとなく聞き流すのではなく、「どのような言葉が、どのような場面で、どのように使われているか」を意識してみたり、その場で調べてみたりするとよいのではないでしょうか。

普段読まないようなジャンルの本を読んでみるのもいいと思います。
できたら、ちょっと昔の本。
知らない言葉がたくさん出てくるので、時間はかかりますけど、なかなか面白いですよ。

また、インプットだけでなく、「書く」「話す」といったアウトプットも重要ですね。
学んだ言葉を日記に書いてみたり、SNSで発信してみたりすると、改めて身につくと思います。

知識の拡張は、人生の豊かさにも繋がる

好奇心を持つことの重要性は、何も知識の探求だけに留まりません。

新しいことへの好奇心は、未知の世界を知る扉を開き、私たちの見識を広げる機会を増やすことになるでしょう。

特に言語学習においては、その言語が持つ文化や歴史に対する好奇心が学習のモチベーションとなり得ます。

日本語の衰退の背景には、新しいことを学ぶことに対する興味や意欲の低下も一因として考えられるのではないでしょうか。

しかし、好奇心を持って学ぶことで、日本語の美しさや奥深さを再発見し、さらに自分自身の人生を豊かにすることが可能です。

学ばない人が増える中で、好奇心を持つことの大切さを再認識し、積極的に新たな知識や経験にチャレンジする姿勢が求められています。

わからないことをわからないままにしない

好奇心を持ち続けることは、知識を深め、スキルを向上させる上で非常に重要ですよね。

もちろん、好奇心は、スキルを高めるというだけではなく、新しいことを学ぶ動機付けとなります。

さらに、好奇心は周囲の世界への関心を高め、多様な視点を得る手段となりますよね。
何か新しいことを学ぶことは、人生を豊かにし、精神的な満足感を提供します。

しかし、新しい情報やアイデアに触れることなく、古い考え方に固執することは、個人の成長を妨げ、時代遅れになる可能性があるのです。

学び続けること(これは勉強でも、そうでなくても)で、私たちは常に進化し、適応しながら、より良い自分へと成長することができます。

学ぶ姿勢が人生を豊かにする


そして、学ぶ姿勢を持つことは、自己成長のためには不可欠だと思います。
これは何も、一生何かを勉強しろという意味ではなくて、日常生活で起きたさまざまな疑問や困りごとに対する解決法を自分で探すという点でもそうです。

学ぶことへの意欲は、人生のさまざまなステージで私たちを前進させます。
学問の追求だけでなく、人間関係や趣味など、日常生活の様々な局面での学びも含まれます。

学ぶことをやめてしまうと、人生は停滞し、衰退へと進む可能性が高くなります。
学ばない人は、新しい機会を見逃しやすく、個人的な成長や社会的な発展から遠ざかることになります。

逆に、学び続けることで、私たちは絶えず新たな挑戦に取り組み、問題解決能力や適応力を高めることができます。

このように、学習は人生を意味あるものに変え、私たちを常に新しい高みに導いてくれます。

学ぶ姿勢を持って常に新たな知識を吸収することで、人生はより充実し、満足のいくものへと変わるでしょう。

終わりに

オタ垢界隈で一時期、めちゃくちゃ話題になっていたんですよね...言葉の捉え方の違いで話の主旨が変わるという話。

と言っても、日本語ってほんっとーに奥が深くて、近代文学なんかを読んでいると「ぜんぜんわからん」という言葉もたくさん出てくるんですよね。
昔は辞書を引き引き、本を読んだりしていたものですが...

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