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でも生きていれば、と言いたい

郁です。
割と落ちついてきたので、書こうかだいぶ悩みましたが書いておこうと思います。

ただ、自殺や精神病に関する話になるので、そう言った話が苦手な方などは回れ右を推奨します。
ちょっと暗い話にはなるので。
申し訳ありません。


母方の従兄が自殺未遂を図りました。
数日前の話です。
深夜に大量の睡眠薬を飲み、「助かるかどうか」と病院の先生から言われたそうで、両親は呼び出されていきました。

(従兄の母はもうずっと精神を病んでおり、従兄の父、つまり伯父は数年前に自殺していて、従兄妹たちに何かあればうちの両親が出ていくことになっていて、今回もそうでした)

一命は取り留めて、現在はちゃんと話ができるまでに回復はしています。

ただ、自殺未遂の理由がいろいろあったようで、その中のひとつに金銭問題があり、まずそこをどうするかね、というところで従妹たちや両親と頭を悩ませたりしています。

また、実は今回以外になんどか未遂をやっていたとの話もあり(本人談)強制入院となりましたが、退院したらどうするかというところも正直心配です。

とりあえず、入院費をどうするかとか、退院した後の話とかそのあたりは昨日みんなで話し合ってまとまったので、いったんは大丈夫かなというところですが。


正直なところ、数年前の伯父の自殺の件もまだ消化できていないというか、うまく受け止めきれていないところがあります。
従兄は特に、それが人生においてかなり大きく占めているだろうとも思います。

でもなんというか、だからこそというか、踏みとどまってくれなかったかなあとか、金銭的な問題とかは相談してくれたらよかったのになあ、こんな形になってから知るのもなあとか、いろいろ考えるんですよね。
それが難しかったから、「もう死ぬしかない」と思ったんだろうけど。

従妹たちも両親も私もここ数日まともに寝られず、食欲もちょっと湧かず、疲弊しています。
何かしていないと落ち着かないので、仕事も行ってはいますが、ちょっと精神的にも体力的にもだいぶきつい。


従兄には直接いえないけれど、こういう何とも言えない悲しみをまた味わうことになるのかという気持ちと、こうなる前になんとかできなかったかなあという気持ちと、いろいろごちゃ混ぜになっている感じ。

従兄は昔から明るくて、ちょっと調子に乗りやすい性格で、だけどコミュ力があって面白かった人です。
だいたいいつも笑っている人だったから、あんまり弱音とか吐けなかったのか。そうさせてしまったのかとも思います。

一方で、生きてりゃいい。命あっての物種じゃんと思ったりもしていて、ぐるぐるとそれが頭を駆け巡っています。

いろいろ発覚した金銭の問題も、「バカだな」とは思ったけど、幻滅したり、ガッカリしたりなんてしなかった。
でもそれがどうにも耐えられなくて、自分が惨めに思えて、どう考えても先が見えなくて、こうするしかなかったのかも。

生きていればいいことがあるなんて、そんなことはないし、下手したら辛いことばっかり起きる時もあるし、「なんなんだよ」って言いたくなったり、投げ出したくなったり、ふっと「もういいや」って思う時もあったりするから。

誰にも相談できないって思わせたのかもしれないんだけど、でも、伯父の件で悲しんだり苦しんだりしたはずだから、これだけはやめて欲しかったなあというのが本音でした。

幸いというか、なんというか、未遂に終わったので、本人がいやがらなければ、なるべく関わっていきながらサポートできればと思います...

でも正直、しんどいな。




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