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『ヘルニア国物語-外伝1(パルプ)』 ケツを出せ!弾丸をぶち込んでやる。

この物語は、平和な国「ヘルニア国(私の体)」を一夜にして悪夢に変えたヘルニーア(椎間板ヘルニア)に襲われた村人たちが神々(家族)と勇者達(医療関係者の皆様)の力を借りて復興するまでの物語である。

※今回は、緊急事態がおきましたので書きました。

ここはヘルニア国、最果ての地。『ヘルニアMEXICO自治区(足首)』
そこに住む者たちは、本国(腰)がヘルニーアに襲われているの知っていたが、ここには影響がなく、のんきにラム酒をあびていた。

しかし、やつは突然現れた。
怒涛のイナズマ(激痛)攻撃が荒野にHIT。あまりの出来事で、逃げることも叶わず、多くの者が命を落とした。かろうじて生き延びた者は「酒場・オフトゥーン」に逃げのびたものの、もがき苦しみながらも話し出す。

「なんだ、このイナズマは!いきなりきたぞ。」
「恐ろしい光景じゃった...。まだおさまっておらん。」

魔王ヘルニーア。
時として、やさしく、ほんのりした刺激を与えてくれるが、突然その牙をむく時がある。すさまじい電撃魔法をはなつ。そして、無理をすれば、容赦なく襲い掛かる。絶対に油断はできない。

クソっ!このままじゃ、みんなやられちまう!

誰もがそう思ったその時、「酒場・オフトゥーン」のウェスタン扉を、激しく蹴り上げる女が現れた。後光にさらされた女の姿。あれは荒野を旅していると、たまに見かける凄腕ガンマン「ツマー・ザ・キッド(妻)」!?

「ここかい?いきなりヘルニーアに襲われた街は。」

女はそういうと、白いライフルを構えた状態で、逃げ隠れていた村人たちの前にやってくる。

「全員、ケツを出せ!今すぐだ!」
「いいか。今からお前たちのケツの穴に、弾丸をぶち込んでやる!」

はっ...!?何を言ってやがるんだ、この女は!
狂ってる。絶対に狂ってやがる!!

今もなお、魔王ヘルニーアは襲ってくる。村人たちは次々に襲われている最中である。そして、多くの断末魔(私のもがく声)が聞こえる。

「死にたくなければ、つべこべ言わずに、ケツを出せ!」

そういうと、「ツマー・ザ・キッド(妻)」は、白い弾丸を込めた銃口をこちらにむけ、近づいてくる。

「お前のケツに、こいつをぶち込むから覚悟しろ!」

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本当に真っ白の弾丸(坐薬・ボルタレンサポ)だ。
「50mg」マグナムはあるのではなかろうか。ヤバイやつだ。
まさかこいつを、オレ達のケツにぶち込むというのか!?

「時間がないから早くしろ!!」

酒場にすさまじい緊張が走る。しかし、どこにも逃げ場はない。

(つづく)



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