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ゴッホ展に行って来た

ゴッホ展に行って来ました。人生の中でゴッホ展に行くの4回目だよ。

初めてゴッホ展に行ったのが2016年。次が2017年。その次が2019年。そして今年2021年で4回目。しかも結果的に中止になっちゃったけど去年2020年にも予定されてたゴッホ展。

どんだけゴッホ日本に来てるんだよ!ほぼ毎年来てるよ!一時期のローリングストーンズくらい来日してるよ!

それでも行っちゃうのがゴッホファンの悲しい性。今年も超満員でした。

でもコロナ対策として時間ごとの入場制限を設けてるので、今年はゆったり見られるチャンスかも知れません。

楽しむコツ

今回見に行って「美術館に来る人たちってみんなマジメだなー」っていう事を感じたので、今回は美術検定3級を持つ「美術芸人」金谷ヒデユキが、もっとお気楽に美術館を楽しむコツをお伝えしたいと思います。

お見合いタイプ?恋愛タイプ?

皆さん、美術館で絵を見る時って、絵の横にある説明文って読みます?

昔、美術館好き仲間と話した時に「説明文読む派」と「読まない派」に分かれたんですけど、読む派を「お見合いタイプ」、読まない派を「恋愛タイプ」と仮に呼んでみたいと思います。

「その絵を見た時の自分の感情を大事にしたいんだ。だから説明なんていらない。君がどんな家柄かなんて僕には関係ないんだ!」という恋愛タイプ。

「なるべくその絵の事を知りたい。どういう状況でどういう背景があって描かれた絵なのか?どんな育てられ方をした人なのか?将来のためにも知っておきたい」というお見合いタイプ。

さあ、あなたはどっち?

どちらも正しい。まったく間違ってない。という事を踏まえた上で、どちらのタイプでも楽しむ事が出来る鑑賞法をお伝えしたいと思います。

一目ぼれチェック

まず美術館に入ったら、一切説明文を読まずに絵を見ます。説明文どころか作品のタイトルも作者名も見ない。絵だけ。そして、じっくり見ることはせず10秒以内で見終わる。その時間で好きか嫌いか判断する。これが「一目ぼれチェック」です。

「うわー、この絵凄ぇー、めちゃくちゃテンション上がるー!あーもっと見てえー!」と思う気持ちを抑えて次の絵へ。そして一目ぼれした絵をチェックして覚えとく。

だいたい10分くらいで全部見終わります。そしたらまた入口まで戻って、今度は説明文を読みながらじっくり鑑賞。そうすると、最初見た時には「つまんねー絵だなー」と思った作品も「そうか。そういう見方をすると面白いな」とか、最初はインパクトあった絵も「二回目だと、ただ派手なだけだな」とか違った気持ちが芽生えます。

そうやってじっくり鑑賞した後、もう一回頭を空っぽにして入り口からスタート。「一回目より二回目、二回目よりも三回目、見るたびに新しい発見があるよ!前見た時気づかなかったよ!」とか「二回目は派手なだけだと思ったけど、三回目見たらやっぱり撤回。細かいとこ緻密に計算されてるよ」って気づいたりします。

一度で三回楽しめる

いわば恋愛から人間愛への変遷、またはお見合いから恋愛への発展。「恋愛派」も「お見合い派」も楽しめる鑑賞法。

一度目は第一印象。二度目は描かれた背景。三度目は再び新たな気持ちで。一回の展覧会を三回楽しむ。私、これを名古屋のうな重の食べ方になぞらえて「ひつまぶし鑑賞法」と呼んでおります。

初めはそのまま、二回目はごはんとうなぎをまぶして、最後はお茶漬けにして、美術館を思う存分味わい尽くして下さい。


 

金谷ヒデユキ

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