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〈雑記〉一度覚えてしまったウォシュレットの快楽のようなもの

 はい。こんにちは。
 夏はもうすぐそこまで来ています──と書きたくなったのは、僕が夏に来て欲しいと思っているからでしょうか。あるいは、僕が梅雨のことを好きではないからかもしれません。

 まあ、好きではないものに対して、早く過ぎ去ってくれと思うのは当然のことでしょう。そして、僕は好きではないものが過ぎ去った先にある何かを求めるという、単純な思考になっているだけですね。


 この単純な思考が僕にとっては重要で、「今時点で何かを実行していること」や「今時点で持っている自分の何か」みたいなものにはあまり興味がありません。
 だって、ここに居る僕が何をしていようが、何を持っていようが、それは世界に喧伝するような事柄ではないから。いや、世界の片隅ですら、言葉にして発する意味もないだろうとさえ思います。

 はっきり言えば、根本に探求的な意味を持つものが僕にとっては面白くて、そこらへんの誰かが掲げているステータスとか、賞賛されたいがためになされた行動自体を面白いとは思いません。


 だからなんだと言われると何もありませんけれども。
 説明がめんどくさいので、感覚のままに言うと、離散的であるだけの行為では面白くないということです。ただし、連続的なことのみで在る必要はなくて、離散と連続とがそれぞれの世界の道具によって整理され、繋がることの方が僕は面白い。そういうことです。
 どういうこと? と言われても知りません。
 今の僕は誰にでも分かるように説明されただけの文章がただ横に広がるだけの現象があまり好きではないです。分かる人にのみ分かるというだけの文章も好きではないです。
 どちらの要素も合わせ持った文章が好きです。

 もっとめんどくさいのでもっと単刀直入に言います。
 バカのためのバカによるバカな文章が好きではないです。(バカとか言うとだれかが怒りますかね? 知りませんけど)

 これは別に僕自身がバカではない、と言っているわけではなくて。
 僕が言いたいのは、帳尻を合わせるときに、下とかちょうどいい案配に合わせるだけじゃなくて、少しだけ上方に合わせていってもいいんじゃないかということです。
 だって、これだけショートカットが可能になった時代なんですから。田舎の山で走り回っていた二十年前の十五歳の僕よりも、高度な情報に触れ多様化した状況に置かれた人たちの方が、速く走る手法を身につけれる可能性が高いんじゃないですかね。

 だったら、どうぞ速く走って下さいと思います。
 僕みたいなおじさんを押しのけて、踏み潰していって、もっと面白い物が創れるに違いありません。

 いや、また言いますけど、僕が面白い物を創れると言っているわけじゃなくて。僕みたいなおじさんを自発的にどんどん踏み潰していってくれれば良いという思いなだけです。


 説明を抜いて、僕の感覚で書きます。
 自然的に発生した人間の集団が、自然的に生んでいく人間らしさのある何かみたいなものは、それはそれで面白いです。ただし、自然的に発生した人間の何かみたいなものは、流動的に、絶えず、自然に発生するわけですから、恐らくいつか人間のフィジカル部分における限界を迎え、予測可能になっていく気がするんです。

 であれば、もっと人間らしい、更に人間らしい何かを、限界を超えて、予測を超えていくためには、自発的な行動が必要な気がするんです。それも、自然的に発生した人間の集団の範疇を脱するレベルの行動が。
 ここでいう「自然的に発生した人間の範疇を脱する」というのは予測され得るイレギュラーの更に範囲外の事象です。「更に範囲外の事象」と書いた時点で、ある意味では予測可能であることに転換される可能性がありますが、そうであれば更にもっとその先の範囲外です。


 そうやって、何かが、人間としての何かが、何かを逸脱させて人間たらしめているような気がしていて。

 ただし、僕は「人間たらしめている何か」に期待しているという感情は持っていません。どちらかといえば、それが何であるかに興味があって。その何かがどう作用して、僕らが人間の範疇にいながらも、外側に飛び出して形成された「人間たらしめている何か」に影響されているのか、が面白いなあと漠然と思っています。



――という、漠然とした、自分でもよく分からない思考を回していると楽しいです。
 もちろん、僕は何かを解決しようとも思っていないし、何かを発表しようとも思っていないので、焦ってはいませんし、ただ探求的に「あは、楽しいな」と思っているだけです。だって、無責任に考えるのって楽でいいじゃないですか。
 僕はとても快楽主義者なのでね。


 ということで、文章を書くことに疲れたので、快楽を優先して。

 おしまい。またね。

僕の書いた文章を少しでも追っていただけたのなら、僕は嬉しいです。