〈雑記〉熱いうちに打てればいいんですけど。#文学フリマ広島
はい。こんにちは。
朔日、2月25日は文学フリマ広島に出店してきました。皐月まうさんと共同にて出店し、それぞれ4冊ずつ、計8冊の本を並べました。
前回の出店はきらさぎみやびさんにおんぶに抱っこでの出店だったので、今回は僕がおんぶする側に立とうと思ったのですが、針に刺されそうなのでおんぶするのは止めました。
はい。そんなわけで、二年前に出店し、昨年度は体調不良につき参加を断念していたので、今年こそは──ということで変な気合で四冊も本を作ってしまいました。前回の経験から、誰か知らん人の本を買うにはとにかくコンセプトだな、ということを学んだ気になったので、とにかくテーマ別の掌編集を作ったわけです。
あえてここで説明を申し上げますと、掌編小説たちなのでもじってるんです。『猫編小説』『妙変小説』『笑変小説』という感じで読みます。
ところがですね。いざ文学フリマ開場となって、ぶわーっと人が入ってきて、こりゃ賑わってるなあ、と思って見てたら。
「猫をお願いします」
「猫で」
「猫ください」
「猫の小説のやつで」
と。まあ、猫、猫、猫のご注文のオンパレードでございました。実際、出店には動物のカテゴリーもあり、そちらとは一線を画すつもりで「掌編・短編小説」のカテゴリーにて出店していたのですが、いやはや猫──強すぎる。
しかし、実にありがたい話で、深々と頭を下げる時間を過ごさせていただきました。ただ、僕がビビっていることとしては、猫のライトな小説ではあるんですけど、「思ってたんと違う!」なミスマッチが起きてないかがとにかく怖いですね。
特に、今回新作として書いた『猫城』はそれは独特な──なんなら途中まで実猫出てこないですからね。とはいえ、僕にとっては猫はそれは猫なので許していただけると幸いです。
あ、それと、『猫編小説』は見本誌コーナーに置いていたので、直行で「猫!」と言ってご注文いただいた方は見本誌からの流入が大きかったようです。おそらくは。
とはいえ、他の三冊もコンセプトで選んでいただけたり、僕が押し売り──ではないですけど(たぶん)、自信作としてオススメしたりで、ご購入いただくことができました。
ご購入いただいた皆様、誠にありがとうごさいました!! なんなら通販やってますので、他の掌編達もよろしくどうぞでごさいます。
※皐月まうさんと共同にてBOOTHで販売しております。
──なんて、多少の売れた感を出しておりますが、皐月まうちゃんが隣にちょこんと座ってくれており、僕みたいなクソ猫おじさんよりも、可愛く客寄せハリネズミさんをしていただいていた部分もあり、検索流入的に僕の本にも興味を持っていただくきっかけにもなりました。
店頭に並べていた見本の文字を追っていただけるというだけで、それはそれはプラスなんですよね、とても。
前回も共同出店をしていたのですが、単純に多くの方に触れたり見たりしていただけるという意味では、お互いを補完し合える形の共同出店は良かったかなと思います。
それと、個人的には地元広島の文学フリマはやっぱり良いですね。縁のある土地の知り合いの出店者さんにも会えたってのがなんか感動しました。
そんなわけでつまり、以前からのお知り合いの方や、気になっていた作家さん、noteから参戦された皆様──200ブースの中にこんなに知り合いというか見知った方たちがいるのか、とビックリした次第です。
いや、待てよ。
中四国だけでなく遠方からの参加もあったわけで、まあ当然ながら中四国の方がメインだとしても──文学フリマに出店するために文学なんとかをやって本を作る人ってのはこんなにコンパクトなのか! と逆にビックリします。
逆というのは、少ない、狭い世界だ、という意味ですね。
もちろん、文フリには参加するのにお金や時間も必要なわけですが、よっこらしょ、うおりゃあああああ! と出店するとなると200になってしまうのかと思います。なんなら、もっと書いてる人いるよね、と思ってるのが僕の感覚です。
なんならなんなら、僕なんかもっと小さく生きてろよ、と思いました。
ん? なんかよくわからなくなりました。
とりあえず、出店レポとか細かい数値とか事柄をまとめるのは疲れてるんでやりません。
その代わり、買った本の感想を順次きちんと書こうと思いますので、ここに宣言しておきます。「#文学フリマで買った本」ってのはこの上なく嬉しいことなのですが、僕はもう感想を書くところまで一セットで完遂してみようと思っています。
※noteかX(ついったー!)にて、順次、そしてゆっくりとにはなりますが感想を書いて行く予定です。
(ただ、出店者として出ていて、時間とタイミングが無く、思うように回り切れなかったところもあり、失礼ながら訪問できていないブースもたくさんあります。そこで、皐月まうさんが購入した本も失礼ながらお借りして読むこととさせていただきます。)
ということで、それはそれとして。
僕はまだ死にたくないので、生きてるうちに小説をまだ書くつもりです。なんなら、昨日の疲れか、今日はめっちゃ不整脈が出てしまい「これは死ぬかもしれない! 早く書かなくては! 思い残すことがないように!」なんて、ちょっと焦りました。
まあ、焦るのなんて、死を感じる出来事があった時くらいで、僕は僕の趣味なりに僕なりに小説を書くだけなんですけどね。
それでは皆様、全世界の猫をもっと崇めてください。愛してください。一匹残らず猫吸いしたいと思ってください。
おしまい。またね。
僕の書いた文章を少しでも追っていただけたのなら、僕は嬉しいです。