冷夏の大森にて

入新井公園から少年達の声が聞こえてくる。小学校低学年ぐらいの年齢と思われる。
 そのうちの一人が、「昨日のNHKの番組で見た恐竜の大きさ」について、周囲に尋ねる。何度も執拗に繰り返し大声で尋ねる。 
 恐竜について話すことではなく、入手したばかりの自らの新知識を誇示することが目的なのだ。
 ああ、ここに科学少年がいる。博士がいる。漲るエナジー。肥大化した自意識。強固な自我。自己顕示。博士である。こ

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文学フリマ大阪に出店します!

1ヶ月後の9月8日(日)に開催される、文学フリマ大阪に出店します!

日時:2019年9月8日(日) 11:00〜17:00
場所:OMMビル2階(大阪市中央区大手前1-7-31)
最寄り駅:天満橋駅(京阪電車・地下鉄谷町線)
入場:無料

ブース番号はJ-11、「パスカ文庫」という名前で登録しています。

当日は僕が売り子をしています。
初めてなので不手際もあるかと思いますが、何卒よろしくお願い

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9/8大阪文学フリマ出店します

9/8(日)開催第七回文学フリマ大阪に出店します。(入場無料です)

OMMビルB・Cホール2階
ブース: J-17       出店名:日々の夢売り
イベント詳細: https://bunfree.net/event/osaka07/
カタログ: https://c.bunfree.net/e/5B1

この三冊は持参予定です。詳細は文学フリマのWebカタログをご参照下さい。

配置図はこちらに

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から ん ころ ん、珈琲の中の氷が踊り滴は跳ねる。
 数時間前まで水に浸かっていたというのに、あたしはもう恋しくってたまらない。人魚姫は陸に上がれば、干からびて枯れていくのだろう、現実では泡となる前に。
 日に何度も湯を浴びて酷使した分、艶やかな皮脂は流れふやけては乾ききってしまう。まるで猫も食わない、漁港に捨ておかれた鱗の剥がれた死魚のように。それを繰り返して、がさがさと荒れてしまう指先にハンド

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「愉怪屋」活動報告 18

お世話になっております。

 さて6月から募集を開始していました「愉怪屋杯」

 前回の活動報告では、応募作品のタイトルを掲載いたしました。

 その後、7月29日までに応募いただきましたタイトルも、続けて掲載させていただきます。

「僕の部屋においでよ」

「刑示板ーケイジバンー」

「パーソナルスペース」

「不可侵のジオラマ」

「憧れ」

「サイレントホーム」

「宮島」

「プロポーズ」

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第四回文学フリマ札幌

札幌の出店はこれで3度目。自宅からテレビ塔までわっせわっせと冊子の在庫を背負って会場入り。2階となっているけど、テレビ塔の2階は実質5階なので階段で行っちゃダメゼッタイ。

 今回ブースは端っこだった。「なんかやりやすそう!良かった」と思っていたけど、これが後でとんでもない事態になる。

 まあそれを語るのはあとにして、地元のイベントだもんでスタート時に設営が終わっていない体たらくぶり。30分ほど

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第四回文学フリマ岩手(当日と後日)

6月9日、初めての岩手で文フリに出店。会場は前日宿泊していたホテルから近かった。岩手県産業会館(サンビル)というビルの7階ワンフロア。文フリ札幌の会場よりかなり広く感じた。

 冊子はあらかじめ会場に送っていたけど、帰り、同じ量を札幌へ送り返すことがなければいいな…と思いながらイベント開始。

 ブースはこんな感じ。新刊は出来なかったので無料配布の冊子を出すことにした。POPを即興で作成するも、手

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文フリ東京2019年5月6日の感想

2019年5月6日(月)に東京流通センターで開催された第28回文学フリマ東京に行きました。『メンヘラ批評』『アレ』『大失敗』『新世紀ニューディール』『文化と表現』『EVE』を買ったので、感想を書きます。ここに掲載した写真は、すべて私・街河ヒカリが撮影したものです。

青年文化ゼミ有志『文化と表現 Vol.22 特集:「読むこと」』を買って読みました。売り場では、ずっと前から注目していた編集者の四竈

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[詩]無駄

傷痕をかぞえて
同じ数だけ薔薇を燃やす
ひと匙ぶんのサラダ油
垂らせば花弁は身をふるわせる
そうしたらひとしきり祈る
どうか幸福であるよう。

灰はベランダから撒く
(安全のため日中は行わないこと)
排気ガスにさらわれすぐに消える
ひらひら落ちる燃え殻
これが終止符の風景

お風呂場で油を傷痕に垂らしても
ひやっとするだけ
ばかばかしくてすぐに石鹸をつける
水をかけると
油はぬるぬると肌に残ったま

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励みになります。今後も頑張るので、よければまた遊びにきてください。
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第4回文学フリマ岩手参加レポート

前日譚からつづいて、いよいよ第4回文学フリマ岩手です。6月9日に岩手産業会館にて開催されました。
当サークルにとっては即売会への初出店です。新刊を引っ提げての参加でした。印刷所に原稿を送って本にしてもらうというのは初めてだったので、分からないことだらけでしたが、何とか間に合いました。

さわや書店フェザン店で行われた前日祭には薄い本ですが拙著が並んだようです(9日に現地入りしたので実際には見れませ

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