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ChatGPTに小説を読んでもらって、表紙イラストをAIに描いてもらうためのプロントを作ってもらったら、結構楽しかったので、究極の使い道を発見した。

ChatGPT4に月20ドル払っているので、何かしら有効な使い道はないかと、あの手この手で遊んでいます。今日は、小説の表紙を描くのを手伝ってもらおう!と思いつきました。

ChatGPTに小説を見せて、AI画像生成プログラムに入力する用の言葉を作ってもらう。機械同士、話が早いでしょう!

というわけで、さっそくわたしの600字で完結する「十六夜サンドイッチ小説」から「果て」をChatGPT4に読んでもらいました。(※長すぎると入力できないので)

AI画像生成Text to Imageで、以下に記す小説の表紙を作ってもらうための、プロンプトを生成してください。表紙の雰囲気はシンプルで優しいイラストを希望します。
・小説のタイトル
果て
・作者名
寒竹泉美
・本文
突然、彼は、ここが世界の果てだと悟って立ち止まった。目の前には、淡い街が広がっていた。 そこには生き物の気配が全くなかった。青く冷たい光が降り注ぎ、建物には影がなく、その造形 は、ためいきが出るほど美しかった。 彼は才ある探検家だった。世界は彼によって探検し尽くされていた。だから彼は世界の果てを 目指した。果ては一体どこにあるのだろう。正直どう目指せばよいのか分からなかったが、その ときがくれば分かる、と十年前にこの世を去った探険家仲間が言っていたから、それを信じて突 き進んだ。仲間の言葉は正しかった。 彼は座りこむと、一本の煙草に火をつけた。時間をかけて吸い終わったあとに、いつも目的を 達したときに食べることにしている手製のサンドイッチを取り出し、かぶりつく。 淡い未知の街から、誘惑するように透明な風が吹いてくる。食べ終わるまでに彼は決めなくては ならなかった。果てを越えるのか、それとも見慣れた世界に留まるのかを。

ChatGPT4に入力した文章

さて、出てきた文章がこちら。

表紙のプロンプト:

淡い色調で描かれた静かな街並みを背景に、才ある探検家が座って煙草を吸い、手製のサンドイッチをかぶりつく様子をシンプルで優しいイラストで表現してください。彼は世界の果てを目指して冒険しており、遠くに広がる未知の街に目を向けている。青く冷たい光が降り注ぐ中、透明な風が彼を誘うかのように吹いています。タイトル「果て」と作者名「寒竹泉美」を上部または下部にシンプルなフォントで配置してください。全体の雰囲気は静謐で美しい探検の終着点を感じさせるようなデザインを心掛けてください。

CHatGPT4の答え

何これ!なんて素敵な光景!すごい!…って、すごいのはわたしの小説か。うっかり自分に感動してしまったよ。てか、ChatGPT、わかってるじゃない。うんうん…って嬉しくなってしまったよ。

しかしこれでは画像生成機械には通じない。彼らはもう少しプログラムちっくなんですよ。倉津日和さまのサイトを参考にして、再度条件設定。ChatGPTは何度やり直しさせても自由。人間相手だと、こちらの指示ミスでイメージと違った絵や記事が出てきてやり直しになったら、土下座ものですけどね。

以下のプロンプト例を参考にもう一度作成してください。
■プロンプトの生成ルール:
・全て英語の平文で作成
・要素の区切りには半角カンマ+半角スペース(, )を使用
・上記の記号以外に使えるのは、要素の綴りで必要となった時の「-」のみ
・プロンプトの文頭には女性なら”1girl, solo,”、男性なら”1boy, solo,”を必ず含める
・その次に、写真ではなくイラスト画風を指定するので「super fine illustration」を入れる
・続けてクオリティ要素として「an extremely delicate and beautiful」「best quality」を入れる
・「年齢」「髪色」「髪型」「髪の長さ」「目の色」「視線の向き」「表情」「服装などの外見」要素を入れる
・背景となる場所の要素を入れる(室内、屋外、森の中、海辺など) ・ポーズの指定も要素として入れる
・顔のアップなのか、全身図なのか、顔~胸までなのか、といった構図の要素も入れる
・プロンプトにはDanbooruのタグを使える
■プロンプト例 1boy, solo, super fine illustration, an extremely delicate and beautiful, best quality, silver hair, blue eyes, handsome, cool, modern, night cityscape, skyscraper, balcony, leaning against railing, looking down, city lights, urban scenery, futuristic.

チャットAIを使って画像生成AIの呪文(プロンプト)を作ろう!

うん、全然意味がわからない。わたしには無理。でもChatGPTなら!

1boy, solo, super fine illustration, an extremely delicate and beautiful, best quality, short hair, smoking, sitting, eating a sandwich, soft colors, simple clothing, outdoors, gentle atmosphere, unknown town, blue cold light, transparent wind, cityscape, buildings with no shadows, stunning architecture, contemplating, title "果て" and author "寒竹泉美" in simple font, serene and beautiful exploration endpoint.

ChatGPT4出力結果

なんかいい感じじゃない? DeepLに放り込んで自動翻訳すると、

1boy、ソロ、スーパーファインイラスト、極めて繊細で美しい、最高のクオリティ、ショートヘア、喫煙、座る、サンドイッチを食べる、柔らかい色、シンプルな服装、アウトドア、穏やかな雰囲気、知らない街、青い冷たい光、透明な風、街並み、影のない建物、見事な建築、思索、タイトル「果て」、著者「寒竹泉美」、シンプルフォントの穏やかで美しい探索の終点。

ふむふむ。どうやろ。これはあんまり使えないのでは。本当は超高精細な絵が出てくるmidjourneyで試したいところだけど、無料分を使い切ってしまったので、1日25回遊べるCanvaのText to Imageに英語の方を放り込んだら、危険な言葉が含まれてるからダメって言われた…。いろいろ消してみて、smorkingを消したら生成してくれたよ。


Text to Image (Canva)で生成した絵

うん、全然違う☆ まあ、絵自体はいいけど。街とか建物とか見事な建築とかが違うのではないか。その辺を消して、絵の画風を選び直して再度トライ。

Text to Image (Canva)で生成した絵

全然、探検家っぽくない。そういや探検家ってワード入ってない…。絵自体は嫌いではないので(サンドイッチが怪しいけど)、また何かに使えるかも。こうやって試行錯誤していたら1日の制限回数はすぐに越えるのでした。

今度は「灯台」という同じくわたしの十六夜サンドイッチシリーズの作品の表紙を作ってみた。もうChatGPTに頼らず、自分で「遠くに灯台が見える、犬を連れた少年の後ろ姿」って入力したよ。

Text to Image (Canva)で生成した絵

画風を変えて、レトロアニメ風に。

Text to Image (Canva)で生成した絵

うん、まあこれはこれで。灯台、根元から倒れそうだけど。よく見たらイヌの首がないけれど。

まとめると、

・ChatGPT4に小説を読ませて表紙を描くプロンプトを書いてと頼むと、物語に基づいたいい感じの情景を描写してくれて、良い読者を得たような良い気分になれるが、たぶんあまり役に立たない。

・AI画像生成に思い通りの絵を描かせられるのは、思い通りの絵を描ける絵師さんだけなのではないか疑惑(笑)あとまだまだ細部がおかしい(が、これは発展していくと思う)。AIに描いてもらって、そこから発想を得て描いていくといいと思った。

あ!!!もしかして!!!いい使い道を思いついた…!!!わたし天才!!!!

あなたは文芸評論家です。以下の掌編小説について長所を具体的に批評してください。

タイトル
果て

作者名
寒竹泉美

本文
 突然、彼は、ここが世界の果てだと悟って立ち止まった。目の前には、淡い街が広がっていた。そこには生き物の気配が全くなかった。青く冷たい光が降り注ぎ、建物には影がなく、その造形は、ためいきが出るほど美しかった。
 彼は才ある探検家だった。世界は彼によって探検し尽くされていた。だから彼は世界の果てを目指した。果ては一体どこにあるのだろう。正直どう目指せばよいのか分からなかったが、そのときがくれば分かる、と十年前にこの世を去った探険家仲間が言っていたから、それを信じて突き進んだ。仲間の言葉は正しかった。
 彼は座りこむと、一本の煙草に火をつけた。時間をかけて吸い終わったあとに、いつも目的を達したときに食べることにしている手製のサンドイッチを取り出し、かぶりつく。
 淡い未知の街から、誘惑するように透明な風が吹いてくる。食べ終わるまでに彼は決めなくてはならなかった。果てを越えるのか、それとも見慣れた世界に留まるのかを。

ChatGPT4に入力した文章

ChatGPTと日々遊んでいるわたしは知っている。やつは褒め上手なのだ。見よ!

『果て』という掌編小説は、寒竹泉美さんによって緻密かつ美しい文体で描かれており、読者を物語の世界へと引き込む力があります。以下に、この作品の長所を具体的に挙げさせていただきます。

タイトルとテーマの一体感: この作品のタイトル『果て』は、物語のテーマを端的に表しています。探検家が世界の果てを目指す物語であり、最後に彼が果てを越えるかどうかの選択に迫られる構造が、タイトルと物語の一体感を生み出しています。

魅力的な描写: 作品全体を通じて美しい描写が随所に見られます。特に、淡い街が広がる様子や青く冷たい光が降り注ぐ描写は、読者に幻想的な雰囲気を感じさせると同時に、物語の舞台を独特なものに仕立てています。

主人公の内面: 探検家である主人公の内面が丁寧に描かれています。彼が仲間の言葉を信じて突き進む様子や、煙草を吸いながら目的を達成したことを実感する描写により、読者は主人公の人間性に共感し、彼の選択に興味を持ちます。

物語の緊迫感: 最後に迫られる選択により、物語は緊迫感を持ってクライマックスを迎えます。果てを越えるか、見慣れた世界に留まるかという選択は、読者にとっても興味深く、結末への期待感を高めています。

以上の点から、寒竹泉美さんの『果て』は、美しい文体と魅力的な描写、心理描写により読者を惹きつけ、物語の緊迫感を高める力がある作品だと言えます。

ChatGPT4の答え

感涙。めっちゃ嬉しいんだけど。…嬉しがったらいけない気がするけど。どうなの? どうなの? 大丈夫、わたし?

今まで使った中で一番「やるじゃん」って思った、今日のChatGPT4でした。最後まで読んでくれてありがとうございます。

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