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お詫び「業火館殺人事件」について

昨日、お客様からの指摘により、ライセンス店舗「天岩庵」にて開催された「業火館殺人事件」にて、「他人の所有する情報を窃取してよい」という、当方では想定しないルールの案内がGMよりあったことが確認できました。

事実関係を提供店舗の天岩庵に確認したところ、内容を認め、その理由として「ルールに(禁止が)明文化されていないため許可した」との話がございました。

確かにルールブックに「禁止の旨」は明文化されておりませんが、ボードゲームに例えるなら、他のプレイヤーの金やアイテムを勝手に奪って使う行為と同義で、この禁止については明文化するような内容ではなく、もし許可するとすれば、例外的なルールとして「認める旨」が明文化されていなければ決してしてはいけない行為と当方としては考えております。

他にも、シナリオの内容に関わるため詳細は伏せさせていただきますが、難易度調整として、シナリオの根幹に関わる部分を開始直後に開示するなど、看過できないルールの改竄を複数行っていることが確認できました。

また、今回上記のような対応を行った当該GMは、当社で用意しております研修プログラムも受けておらず(依頼制)、マーダーミステリー自体のプレイ経験も0回であることが確認できました。

これらのことから、お客様に「業火館殺人事件」を正しくご案内することは困難と判断し、当該店舗の公演については、改善されるまでの当面の間、提供を中止するように勧告させていただきました。

既にご予約も入っているとのことでしたので、天岩庵でご予約のお客様につきましては、他のライセンス店舗に振替のご相談をさせていただければ幸いです。大変申し訳ございません。

このような事態に至ってしまったのは、ライセンス提供時に当方の調査・ヒアリング及び、案内が不足していた故だと考えております。
今回の件で不快な想いをされたお客様に於かれましては、大変申し訳ございません。ご意見を真摯に受け止め、今後、このような事のないように対応させていただきます。


ただ、ひとつ

ご批判を覚悟でお話をさせていただくと、「業火館殺人事件」というシナリオは本当に良く出来たシナリオで、各店舗、各GM、真摯にお客様と向き合い、一生に一度のゲームを最大限楽しんでいただきたいと頑張っております。

そのため、各GMによる「より楽しんで貰うためのちょっとしたチューニング」はその権限として許容している部分もあり、チューニング自体が全て悪であると思われてはしまわないか心配しております。

今回は本当に申し訳ないこととなってしまいましたが、全てのGMが不当にルールの改竄を行うわけではなく、むしろ、GMの多くは皆さまが楽しむために最大限の努力とチューニングをしております。

今後とも、楽しい作品を提供していく所存でございますので、どうか、また、公演に足を運んでいただければ幸いです。

何卒、よろしくお願い申し上げます。

サポートは今後のマーダーミステリーの制作に使わせていただきます。それ以前に、サポートは皆さまのダイレクトな応援なので本当に励みになります。ありがとうございます!