見出し画像

2023 J2 第26節「ジュビロ磐田 vs 藤枝MYFC」超主観的振り返り

磐田 4-1 藤枝
【得点者】
磐田:金子 翔太(前半20分PK)、上原 力也(前半48分)、金子 翔太(後半3分)、ジャーメイン 良(後半41分)

藤枝:渡邉 りょう(前半6分)

金子翔太が躍動!

2023年7月16日、J2リーグ第26節。ジュビロ磐田はホームヤマハスタジアムで「静岡三国決戦」藤枝MYFCと対戦。

ヤマハスタジアムで観戦してきました。

「梅雨空の7連戦」ファイナルラウンドは、4-1でジュビロが勝利!

試合当日は猛暑!

試合中に飲水タイムも設けられ、選手にとっては非常に厳しい環境だったと思います。しかし、入場者数は13,688人!今シーズンヤマハスタジアム開催試合では最多入場者数です。

今季ヤマハスタジアム最多入場者数!

ゴール裏、バックスタンド、メインスタンドがほぼ満員近く埋まった光景はは本当に久しぶりでした。

昨年J1でのヤマハスタジアム最多入場試合は、イニエスタ選手がヤマハスタジアムに来た第21節ヴィッセル神戸戦の13,256人。その入場者数をしのぐほど多くの観客が足を運びました。

ほぼ満員に膨れ上がるヤマハスタジアム。

ゴール裏サポーター中心に、大きく響き渡るチャントでジュビロの選手達を後押しする光景。

コロナ禍前の当たり前だった日常。約4年かかりましたが、ようやくこの光景が戻って来たと思うと感無量でした。



前回対戦振り返り

前回対戦は5月17日、J2リーグ第16節。藤枝総合運動公園サッカー場での対戦。

この日も静岡のサッカーファンが注目した試合とあって、藤枝MYFCクラブ史上初のチケット完売となりました。

序盤はジュビロが決定機をつくるものの、徐々に藤枝が猛攻を仕掛けはじめシュートの撃ち合いとなりました。しかしお互いに決め切れず。

後半のリカルドグラッサのセットプレーからの1点を守り切ってジュビロが辛勝。

ファビアンゴンザレスのパネンカ失敗もありましたね・・・。

スターティングメンバー

もうお馴染みになった「2チーム」態勢。7月12日に行われた天皇杯3回戦から中3日。スタメン総替えです。

予想通り、前々試合の7月9日モンテディオ山形戦と全く同じスタメンとなりました。サブには山形戦ではメンバー外だった後藤啓介が帰ってきました。

ファビアンゴンザレスはベンチ外。天皇杯3回戦で負傷退場したので、その影響もあるかもしれません。

鈴木雄斗Jリーグ通算300試合出場セレモニー

試合開始前には、鈴木雄斗が7月1日の大分トリニータ戦出場でJリーグ通算300試合出場を達成したため、セレモニーが行われました。

御両親、奥様、お子様と鈴木雄斗ファミリーが勢ぞろいする和やかなセレモニー。ゴール裏サポーターからは祝福の横断幕も掲げられました。

2012年水戸ホーリーホックでJリーガーとしてデビュー。その後、モンテディオ山形、川崎フロンターレ、ガンバ大阪、松本山雅FCを経て、2021年ジュビロ磐田に来てくれました。

ジュビロ初年度の2021年から主力としてJ2優勝に大貢献。41試合出場でルキアンと並びチームトップの試合出場を果たしました。

その後はどのポジションでも高いレベルでこなす正にポリバレントな選手として活躍。

今年はチーム副キャプテン。試合ではキャプテンマークを巻いて出場することもある鈴木雄斗。

時には誰よりもけんかっ早いところがあって、見ててハラハラしてしまうときがあるけれど、右サイドバックで駆け上がる姿は本当に頼もしい。

ジュビロに来てくれてありがとう。雄斗!

そして300試合出場おめでとう!

鈴木雄斗、300試合出場おめでとう!

試合開始前

後藤啓介
小川大貴

前半

藤枝に先手を取られる。

何としても勝って2位に浮上したい!

しかし、前半6分、岩渕良太選手のロングパスが渡邉りょう選手に渡ってあっさりゴールに流し込まれて先制を許してしまいました。

ちょうどジュビロゴール裏とバックスタンドの角あたりでゴールセレブレーションをする渡邉 りょう選手と藤枝MYFCの選手達の姿に、

「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬ・・・・。渡邉りょう選手には絶対に決めさせてはならないと思っていたのに。悔しいいいいい。」

藤枝のエースストライカー渡邉りょう選手。しっかり決め切るところは流石です。試合開始早々に失点するジュビロの悪い面が出てしまい、藤枝を勢いづかせてしまいかねない展開。

何とか早い時間で追いついて欲しい。ジュビロの反撃を願いました。

金子翔太がPK獲得!

前半18分、金子翔太が左サイドからドリブルでボックス内を突破し、水野泰輔選手に倒されてPKを獲得!

金子翔太が自ら蹴って同点!

ボールはGKの逆方向へ!PK成功!

失点から僅か14分後で同点に追いついたのは、藤枝の勢いを削ぐ意味でも大きかったですね。

PKを決めた金子翔太は、メンバーを鼓舞するように大きなジェスチャーとともに叫んでいました。

メンバーを鼓舞する金子翔太

「下向いてんじゃねえ!まだまだ、ここからだぞ!」

と、言っているように感じました。あくまで私の想像ですが。

選手だけでなく、サポーターを煽る意味もあったのかもしれません。そうです、まだ試合は始まったばかりなのです。

荒れる前半

前半22分、横山暁之の背後から松原后が倒す形になって、松原后にイエローカード。その際、両軍熱くなってもみ合いになり、ジャーメイン良に水野 泰輔選手にもイエローカードが提示されました。

更に前半33分、ジュビロのゴールキック。三浦龍輝がパントキックしようとボールを手から離した時に背後から川島 將選手がキック。三浦龍輝が倒れ込んだ形に。これは非常に危ないプレーに見えたので、龍輝が心配になりました。三浦龍輝は激高。再びもみ合いに。川島 將選手にイエローカード。

上原力也の逆転ゴール!

1-1の同点となったジュビロ。

前半アディショナルタイムに入った48分、山田大記のクロスから、ジャーメイン良上原力也鈴木雄斗がボックス内で怒涛の攻撃。

最後は上原力也のヘディングシュートで逆転!

前半で逆転したことで、この試合の流れを大きくジュビロに傾けましたね。非常に大きなゴールでした。

前半のプレー集

三浦龍輝
リカルドグラッサ
ドゥドゥ
伊藤槙人
鈴木雄斗、金子翔太
山本康裕のキック
リカルドグラッサ
金子翔太
鈴木雄斗
金子翔太

後半

金子翔太が追加点!

「さあ、追加点で突き放すぞおおお。」

スタンドの応援にも力が入る後半開始早々の3分。ジャーメイン良がGK上田智輝選手にプレスをかけ、金子翔太が流し込み追加点!

これ一瞬、

「ジャメ、ファウルでは・・・・?」

という感じで、ゴールネット揺らした後も一瞬「大丈夫?」と思いましたがゴール判定に。

前半終了間際の上原力也のゴールに続けざまのゴールだったので、これで流れに乗って欲しい。応援にも更に力が入ります。

ベンチメンバーに祝福される金子翔太

ジャーメイン良がダメ押し!

しかし、藤枝も攻撃のギアを上げてきます。この試合は先制ゴールを決めた渡邉りょう選手、そして久保藤次郎選手の攻撃力が光りました。ジュビロのゴールに何度も襲い掛かります。

しかしジュビロもゴールを割らせずに集中した守備をみせます。

後半終了間際の後半41分、ドゥドゥのクロスからジャーメイン良がダメ押しのゴール!

ドゥドゥのクロス
ジャーメイン良のシュート

今シーズン序盤は、アウェイ大宮戦など決定力不足に泣いたジュビロでしたが、この試合は逆転、中押し、ダメ押しと理想的なゴールラッシュ。

「よくぞここまで成長したなあ。」

ジャメがゴール裏サポーターにガッツポーズを見せる姿に頼もしさを感じずにはいられませんでした。

後半のプレー集

古川陽介、金子翔太
松原后
古川陽介
松原后
後藤啓介

MOMは金子翔太が選ばれました。


ブラボー!

試合終了後、ジュビロ磐田公式YouTubeチャンネルに「【Go on.】episode12:J1昇格圏浮上」として、試合終了直後の動画が公開されました。

この日誕生日だった古川陽介が「勝利は続くよ」でダンスを披露し、ゴール裏サポーターからはハッピーバースデーソングのプレゼント。それを笑顔で見守る先輩達。

厳しい7連戦でしたが天皇杯はJ1ヴィッセル神戸に敗れましたが、リーグ戦では4勝0敗2分。この7連戦で勝ち点14を積み上げました。

そして、何より単独2位に浮上。
遂にJ1自動昇格圏内に入りました。

しかし、横内監督はまだまだこれからと激を飛ばします。

まだ今シーズン前半を折り返したばかり。上位陣との直接対決も残されていますし、6位以内のチームの勝ち点差は僅かです。

試合終了後の横内監督のインタビューです。

――今日の勝利で2位に浮上しました
そうですね。ただ、リーグ戦はまだ結構残っているので、現時点の順位というのは僕はそんなに気にしていないです。本当に目の前の試合しか見えていないと言いますか、見ていません。監督としてはこれじゃいけないのかもしれないですが、目の前の一戦に勝つことで順位というのは付いてくると思っていますので、そこまでは気にしていないです。

「本当に目の前の試合しか見えていない」

これは本音だと思います。一戦必勝。
その結果で順位は着いてくるでしょう。

横内監督と選手達は、横内監督と選手達は既に次のアウェイ群馬戦に向かっています。

ここまでのジュビロの成長が本当に嬉しい。
でもここからがまさに正念場。

他のチームは夏の期間で選手補強をしてくるでしょう。

ジュビロは補強はできませんが、チーム力をさらに上げて他のチームに立ち向かって欲しい。そのために、少しでも選手達の背中を押してあげられるように応援したいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。

この記事が参加している募集

スポーツ観戦記

サッカーを語ろう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?