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映画「銀河鉄道の父」をみて。

5月5日公開日に、行って参りました!!

あの時から、賢治せんせいの隠れファンになってしまった私は、実はこの映画を楽しみにしてたのです。


それも正当なファンではない、どっちかというと(申し訳ないですが)、純粋でお茶目でまんまな賢治せんせいが好きになってしまった立場からすると、この家族視点の映画に、期待していたわけです。


いやぁ~~、まさしく期待通りでした!!


特に、生前無名だった賢治の作品が
何故どのようにして、ここまで有名になったのか?
その背景には何があったのか?


結論としては、賢治のお父さんが賢治の作品を「孫」として心から愛したからだったんですけどね。


映画の予告からそのシーンがあったので、なるほど~!とは思っていたのですが、その後原作者の門井慶喜さんのどこかのインタビューを読んだ時に、強く心を揺さぶられました。

その内容は、なぜ賢治の父を主人公として書こうと思ったのかという質問に対して、明治末という時代に「幼い賢治が病院に入院した時に『父親が付き添った』という一言を、子どもの学習マンガで読んで、賢治の背景には非常に立派な父親がいると思った。」というような内容だったんですね。

確かに、子どもの入院に付き添うということは、お父さんとして仕事をほっぽらかすことですし、仕事よりも「子ども」の健康を優先にしたという、それも明治生まれの男性がですよ。

家を継ぐよりも息子賢治がしたいことを、反対しながらも最終的には見守って応援し、当時女性には学問は必要がないという時代に、娘のとしに対しては東京の女学校まで送り地元教師になるまで応援し、その最愛の息子と娘が結核で亡くなるという経験をされた、お父さん・・・


映画を見ながら、何度泣いたかわかりません。


作品「風の又三郎」や「永訣の朝」に込められた、妹としへの想いや・・

「雨ニモマケズ」が、自分に対して本当にこうありたいという、切実な願いからつくられた詩だったということが、また胸に突き刺さり・・・

特に、最後のシーンも、そうくるか・・・と

完全にやられてしまいました💦



どうぞ、お時間のある時にでも・・・おすすめです♪







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