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良い会社を作る④ 良い経営者とは③ No.678

今日で4日目になりますが引き続き「良い会社」について書いています。

今日は良い会社を作る良い経営者の条件の3番目、素直力について書いていきます。

良い経営者の研究を専門にしている方もいらっしゃるくらい、良い経営者には色々な定義がありますが、今回は3つに限定して書いていますがその最後です。

1.本気力
2.影響力
3.素直力

素直力とは人が成長するために欠かせない能力で、この力がないと他人のアドバイスなどを素直に聞き入れらないので、なかなか行動が成長につながりません。

特に50代以上の男性や、経営者や経営幹部のような役職を持つと素直力が下がる傾向があります。

これは仕事柄人に指示されることが無くなり、自分の判断で何事も動くようになってくるとより顕著に現れます。

また、年齢が役職が上がると自然と注意してくれる人も減ってきますので、自分を振り返る機会も減り、より受け入れがたくなってきます。

これを読んでいる皆さんはいかがでしょうか?

自分にとって耳が痛い話をしてくれる方は周りにいますか?

またその方々が言われたことをすぐに取り組めますか?

自分自身では見えていない自分がいるので、アドバイスを聞ける自分でいましょう。

また、指摘をしてくれる方だけが先生なのではなく、「われ以外みな師なり」の言葉の通り普段の生活の中で自分に気付きをもたらしてくれるすべての事が先生となります。

例えば会社であなたに対して反対意見ばかり言っている方がいらっしゃる場合は、あなた自身のその方への態度を見てみましょう。

あなたが普段からその方を全面的に受け入れていれば、その方もそんな対応をする事もなく受け入れてくれるはずです。

鏡の法則と言いますが、あなたのまわりに起こることはあなた自身が引き起こしている事がほとんどです。もし今あなたのまわりに言い訳をする方ばかりでしたら、あなた自身が言い訳を言っていないかを見返してみてください。

また、上司とは部下の態度で態度を変えるのではなく、常に上司としての態度を取り続けなければいけません。部下が言うことを聞かないから、自分も聞いてやらないという態度を取るのでは子どもと同じです。

こうやって書くと、そんな子供みたいなことをする奴がいるのかと思うかもしれませんが、ご自分の行動も一度振り返って見られてはいかがでしょうか。

私も以前は、こちらが挨拶をしても挨拶をしてくれない方に対して、いつの間にかこちらも挨拶をしなくなっていたことがありました。またいつもイライラしているメンバーとしゃべる時は、ついこちらも無愛想な態度で話をしてしまうこともありました。

上司がそんな態度を取れば、メンバーはすぐに反応してしまいます。少なくとも自分からは、上司として恥ずかしくない態度を取っていきましょう。


行動としての素直さはわかりましたが、素直な心でいるためにはどうしたらよいのでしょうか?

素直な心を持つために必要なのは、感謝の気持ちを持つことです。素直さはすべての物、すべての事に感謝の気持ちを持つことで大きくなってきます。

どんなこともあたりまえでなく、色々な方の力があって今この形になっているということや、世の中の多くのことが奇跡のような偶然の上に成り立っているということに気がつくと感謝の気持ちが生まれます。

その感謝の気持ちを持っていれば、自然と素直な心でいることが出来ます。

社内のメンバーの言うことも素直に聞く事が出来る経営者となり、自分も会社も成長を続け「良い会社」を作っていきましょう。

今日の一言
成長するためには素直力が一番大切
成長するための実践行動
・まわりの方のアドバイスを聞き入れるようにする
・自分のまわりに起きることは自分にも原因があると認める
・すべての事に感謝の気持ちを持ち素直力を上げる

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