No.97 常にNOと言ってくれる人を脇に置く 特に経営者の方に

今日は特に経営者向けのお話になりますが、皆さんの周りに常にNOと言ってくれる人はいますか?
先代経営者であったり、番頭さんであったり、師匠やメンターと言ったあなたに対してNOと言ってくれる方のありがたさってなかなかわかりませんが、実は非常に大切だと思います。

師匠やメンターであれば、すぐに聞き入れられると思いますが先代が父親だったり、番頭さんが先代に仕えてきた人だったりすると、NOと言われる事に拒否反応が出てしまうのではないでしょうか。

また、経営者としての時間が長くなってくると社内にイエスマンばかりになって誰もあなた自身に意見を言ってくれることが無くなりますが、それが経営にとって良いかというとそうではなく、隠れた不満の温床になっていたりします。

かく言う私も幹部に常にNOを言っていただける方がいらっしゃるのですが今は感謝しています。
指摘されたときはかなり「ムカッと」するときもありますが、結果として経営にとってはその問題はクリアする事で会社のレベルアップに繋がったり、自分の人間性向上に繋がったりします。
まあ、相手がそういうつもりで言ってなかったりしますので、つい反論してしまったりもしますが、しばらく冷静に考え何が正しいか、そこから何を学ばなければいけないかを考えると必ず何か得られるものがあります。

自分の意見は自分のエゴから出ていないか、本当に理念に沿った判断をしているか、これは自分の正しさの押し付けではないかなど自問自答するとても良いきっかけを与えていただいているという意識でNOを言っていただいた方の意見に耳を傾けてみましょう。

今周りにいない方は、ぜひそういった方を見つけられるのをお勧めします。

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