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【感動する話】40歳独身、工場勤務で手取り17万円の俺。借金を完済し終えた中、公園で困る少年に全財産をあげたら数日後に工場のクビを命じられるも…工場の感動する話・スカッと泣ける朗読・泣ける工場の朗読・良い話

本noteは「感動を超える感動をお届け」朗読チャンネルの人気な朗読話を朗読ではなくテキストでご紹介しています。 

感動する話“工場編”

声優が読む本動画もぜひごらんください( ˶˙ᵕ˙˶ )

今回は工場勤務手取り17万円の主人公の感動する話です。
良かったら♡お願いします( ˶˙ᵕ˙˶ )

涙腺崩壊、涙腺崩壊にご注意を!
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・山田敏夫 45歳
→主人公。困った人は放っておけない優しい性格。
優しすぎて損ばっかりしている。

・富山颯太 15歳
大会社の御曹司。敷かれたレールを歩むのが嫌で親に反発している。

・富山雄太郎 50歳
主人公が勤める工場の親会社の社長。一見きつそうだがしっかりと人柄を見てくれる、部下からの信頼が厚い。

・直井さん 40歳
主人公が勤める工場の工場長。いじわるな性格。
人を貶めてでも出世したいと考えている。

・真田ゆう子 45歳
主人公の小学校の同級生。女手一つで息子を育てるシングルマザー。正義感溢れる強い母。

・真田亮 22歳
ゆう子の息子。母には自分の好きなように、幸せに生きてほしいと願う優しい男の子。
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工場勤務で手取りも少ない俺だったが、
今はこの工場に感謝している。

だって俺の人生を変えてくれた場所だから。

そんな工場勤務の俺の感動エピソードを
ぜひ聞いてほしい。

(俺)
「これ、よかったら持っていけ」

高校中退で借金に追われながら
なんとか生計を立てている俺が、

ひとりの少年と出会った。

身一つで家出をしてきたという少年を
寒空のしたに放っておくわけにはいかず、

俺は有り金全部、渡すことにした。

騙されているかもしれないとは思ったが、
人の命を救ったとなれば、安いものだ。

そんな出来事も記憶の片隅に
消えかけていたころ、

想像もしていなかった形で
少年とまた会うことになる。

直井「もう、あしたから来なくていいから」

俺の人生は、もうここまでなのかと
諦めかけたその時だった・・・。

俺は山田敏夫、45歳。

食品工場に勤める、しがない独身男だ。

45歳で手取り17万の平社員が
結婚や子供なんて夢のまた夢。

ボロいアパートでひっそりと暮らしていた。

だが、こんな俺にも守るべき命がある。

俺「ただいま、ポチ」

ポチ「わんっ」

玄関を開けると、ポチが嬉しそうに
しっぽをブンブンと振っている。

俺はポチを抱き上げて、優しくなでた。

ポチはアパートの前に
捨てられていた子犬だ。

困っている者は放っておけない。
それは子犬だって例外ではなかった。

好奇心旺盛なやんちゃ坊主で、
散歩も一苦労だが、不思議と苦ではない。

俺の帰りを待っていてくれる存在がいる。

それだけで心が豊かになるのだ。

俺「さぁ、散歩いくぞ」

ポチ「わんわんっ!」

散歩という言葉を覚えたのか、
声を掛けるだけで大喜びだ。

俺はポチにリードをつけて、家を出た。

ポチは嬉しそうにぐんぐん進んでいく。

子犬といえど、侮ってはいけないパワーだ。

散歩ついでにポチのトイレも済ませて、
後処理に気を取られていたその時。

リードがするりと手を離れていく。

俺「あっ・・・」

気づいたときにはもう遅かった。

どんどん駆けていくポチに
運動不足の俺は追いつけるわけもなかった。

俺「待ってくれ、ポチ~~~!」

必死にポチが駆けていった方角に
走り続けていると、

ポチ「わんっ」

ポチの声だ。

そこはいつも散歩中に立ち寄る公園だった。

公園に足を踏み入れてみると、
見知らぬ少年とポチがじゃれ合っていた。

俺「すみません、
うちの犬が逃げてしまって・・・」

富山颯太「あ、飼い主さんですか?
見つかってよかった。」

俺はお礼を言ってリードを受け取った。

しかし、ポチは少年に懐いてしまって
なかなか離れようとしなかった。

富山颯太「あはは、懐かれちゃったな」

俺「こらポチ、もう帰るぞ?」

リードを引っ張ってポチを
引き離そうとしたとき、

ぐ~~~~っと
大きな腹の虫が鳴いた。

富山颯太「あ・・・すみません」

少年が申し訳なさそうに笑った。

なんだ、腹が減っているのか。

ポチも保護してもらったし、
お礼をするにはちょうどよさそうだ。

俺「そこのコンビニで何か買ってくるから、
もう少しポチと遊んでやってくれないか?」

富山颯太「え、いや・・・」

俺は少年の返事を待たず、
リードを預けてコンビニへ向かった。

肉まんをふたつ買って公園へ戻る。

俺「お待たせ」

ポチのリードを受け取って、
代わりに肉まんをひとつ渡した。

ベンチに腰かけて、自分の分を食べ始める。

コンビニの肉まんなんて
久しぶりに食べるが、やっぱりうまい。

俺「家に帰ったら、ちゃんと飯食べろよ?」

富山颯太「・・・。」

少年はばつが悪そうにうつむいてしまった。

まずいことでも言ってしまったのだろうか。

少年はぽつりと話し始めた。

今朝父親とケンカをして
家を飛び出してきたのだそうだ。

咄嗟に飛び出してしまったせいで、
スマホや財布を持ってこなかったらしい。

行く当てもなく歩き続けて、
休んでいたところでポチと出会ったという。

朝から何も食べていないなら、
それは腹も減るだろう。

育ち盛りの少年が
肉まんひとつで足りるはずもない。

俺「よかったら、うちで飯食ってくか?」

続きはこちらから…
再生で話の続きから読めます。

感動する話“工場編”まとめ

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泣ける話、スカッとする話はインタビューから行った実話が多数存在するので、きっと他の泣ける話より感動できるはずです。

中にはハッピーエンド以外にも、ハッピーエンドじゃないのか…?いい話…?いい話だ!という展開もあるので最後まで目が離せません( ˶˙ᵕ˙˶ )

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