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表現はいいものだと改めて思う。

表現に関して嫌っていた自分がいた。表現なんてしても世の中は変わらないとか、ただ盛り上げているだけとか、気分良くしてテンション高くするだけとか。そうやって燻ってる自分がいる。

しかし気づけば音楽ばっか聴いてるし、暇さえ有れば映画をみて、小説の一説に心打たれ、美しい写真に心奪われ、アートのオブジェに圧倒される自分がいる。
この人生というか人間の世界はあまりにも無色でつまらないけどそういう芸術たちがこの世界を彩っていることに理解した。
人生というのは時間にしか思えてならない。大きな空き時間であり、暇な時間なのであって、真剣に社会を構築している様に見えて、全て暇つぶしと言ってもいいのかもしれない。
それくらいデタラメな世界なのかもしれない。

仏教で色即是空という言葉がある通り、何事もたまたまなものかもしれない。
だからそういう一見、不要不急でただ人間を喜ばせたり、何もない場所に煙を立たせて人々を熱狂させるような幻想もこの世の中と同じなんじゃないかと思えてきた。
非常にくだらない世界に生きている。いい意味で。

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