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【テレビ落書き】#50 恋せぬふたり

久しぶりのテレビ落書きです。
珍しく画像でなくて、テキストで書いてみる。

NHKのよるドラ『恋せぬふたり』というドラマを観ています。

『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』の枠でやっている、月曜日の夜10時45分から30分間のドラマで、30分だからちょっと観るのにちょうどよく、テーマも「アロマンティック・アセクシャルの人達の日常」なので、とても興味深く観ています。

恋愛しないと幸せじゃないのか、というテーマは「確かに。そんなわけないな」となるし、なんなら「恋愛主体のドラマや漫画はそんなにべつに……いいかな?」と思っている方なので、ちょうど観てみたかったテーマでした。私にとっては。

恋愛の始まりかけのドキドキやときめきは分かるし、自分でもそういう漫画なら描きたいとは思うけど、正直それ以上のことにはあんまり興味はなくて、主人公の咲子ほどではないけど、性的な接触にはあまりピンとこなかった私としては、アロマアセクはよく知らない世界ではあるものの、どれほど共感できるだろうという興味もあって、実に面白いです。

グイグイくる人や恋愛脳的な人が苦手な人はとても共感できると思うし、思い当たる節も多少ある……みたいな細かなエピソードを、それはそれは丁寧に描いてくれていて、過去を思い出して何度となくハッとさせられました。

家族というよりは味方

と言っていましたが、その感じは私も今の家族に感じていることで、それはあったらとても心強い存在で、どんな人にも、そういう人はいたら嬉しいしありがたいのではないかなぁとしみじみ思いました。

普通って何?
普通でなければ幸せになれないの?

という悩みに、ひとつの答えとしてこういうのもアリだと提示してくれているようで、どこかホッとします。

見逃した方は、NHK+というアプリを入れて、利用登録すれば(NHKの受信料を払っている人なら無料)今なら今のところの放送(1)〜(4)まで全て観られるので、来週の月曜日の5話に間に合います。

咲子の元カレのかずくんも一時的に一緒に暮らすことになって、ちょっとザワザワするけれど、悪い人ではなくて、まぁ油断はできないし、私としてはちょっと嫌ではあるものの、アロマアセクに対して理解しようと努力して、素直に話を聞いてくれる態度は好ましいと思う。嫌すぎる描き方じゃなくて、そこもこのドラマに好感持てるポイントかも(かずくんが嫌過ぎたら、もう観るのやめる、という人も出てくるかもしれないからね。ギリ許せる……くらいの登場人物に周りの人も調整されているんじゃないかな。それでもダメな人もいるでしょうけど)。

少しネタバレしてしまったかな。
すみません。

そんなわけで。
今期面白いと思って観ているドラマのひとつです。

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