このグレーディングは紛い物だ意味がないよ

明日もう一度ここへ来てください。本物のグレーディングをお見せしますよ。

激甘ジムの話なんですけど、このネタいつまで擦ってんだよ、擦りすぎてフリクションなくなってんぞって言うのはわかっているんですけど、これまで記事を書いてきてどうにもスッキリしないと言うか、自分でも勢いに任せて書いてしまって訳がわからなくなっている部分もあるので改めて整理したいと思います。過去の記事と重複があります。

あと文章を書くと高確率でふざけてしまうと言う悪癖があるんで、今回はその辺りも気をつけたいと思います。ここから。とりあえず激甘ジムに関しては何か新しい意見が天から降りてきたとか、なんらかの変化がない限りは今後書かないようにします。多分。

で、SNSで「お買い得○段完登!」みたいな投稿を見かけるんですけど、これを高級時計に置き換えると、

「お買い得なロレックス買った!」

になると思うんですよ。何?お買い得なロレックスって。偽物だろそれ。って疑うのが普通だと思っていたんですけど、それを見て「そんなに安いなら俺も欲しい」って言う人が集まって、多くの人が本物を語る偽物のロレックスをつけ始めたんですよ。

それって一生懸命働いてお金を貯めて、ようやくロレックスを手に入れた人からしたらめちゃくちゃ腹が立つじゃないですか。文句の一つも言いたくなるじゃないですか。

なのに当事者的には「腕時計をする人が増えて業界的には盛り上がってる」とか「本人たちはそれで満足なんだから水を差すな」みたいなことを言っていて、更に第三者も「わかる人にはわかるから放っておけばいい」って言う日和見的な意見が多数だったりで、いやいやそんなのは詭弁だろって僕は思ってるんですよ。

この場合一番悪いのは間違いなく偽物を売ってる業者なんですけどね。そして一番被害を受けてるのはブランドイメージを傷つけられている上に金銭的な被害もあるロレックス。

なんか例えてると訳わかんなくなってきたから戻しますが、激甘ジムは無責任に名ばかりの高グレード課題を作って、先人たちが築き上げてきたものに後ろ足で砂を掛けているように思えるし、それがもし集客に繋がっているのであれば、一方で割を食っているジムがあるんじゃないかってことです。

情報をシェアしている人もさ「お買い得」としか言わないんですよ。お買い得ってどれくらいお買い得なの?実質どれくらいのグレードなの?それがあまりにも実際のグレードと乖離していて、例えば1級だったらそれはもう1級じゃん。

他の人が登れない中、自分だけ得意がハマって登れて、結果的にお買い得だったと言うのならまだわかりますけどね。

更に「お買い得だったけれど時間がかかった」みたいに書いてる人もいて、具体的にはどれくらい?一年くらい?一般的なクライマーが例えば3段を登ろうと思ったら相当な時間が必要だよね、と意地の悪い感想を抱いてしまいます。

いやグレードになんの違和感もなくシェアしているのであればそれもちょっとどうなの?と思いますからね。

と、まぁ長々と書きましたけれども、本当にこの激甘グレードが問題であれば、そのジムが課題を適性グレードにするか、独自グレード表記にすればいいだけなんだからすぐに解決するんですよ。なのに一向に解決しない。と言うか問題提起すらされている様子がない。

なんで?問題じゃないから?

僕の感覚がおかしいのかな?みんな僕のことを「映画の冒頭で世界が破滅することを予見したと一人で騒いでるジジイ」みたいな感じで見てるのかな?だとしたら目を覚ますように声をかけて欲しいんですけど。頭のおかしい人間は得てして自分を正しいと思う傾向にありますからね。

まぁ大きな問題として取り上げられていないと言うことは結局被害があるのは個々の感情的な部分だけで業界的には問題なしと判断されているか、今後そういう風に変化していくと言う布石なのかもしれませんね。

なんかライトな感じと言うかボルダリングの重みがなくなっていくのは嫌だなって思います。

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