その課題に愛はあるんか

昨日の記事の続きみたいな感じと言うか長すぎたんで分けたんですけど、激甘ジムの課題に愛はあるんかと言うお話で、これはもうないですよね。あってたまるか。何をさせたいのかわからない課題とか、完登してからも今ひとつスッキリしない課題とかそこそこありましたもん。

えぇ!こんな良いホールドでこんな課題作っちゃうのー!?って。あんなにでかくて立派なホールドなのにただの休憩スポットみたいになっとるー!って。

そもそもこだわりを持ってホールドを選択してターゲットとかコンセプトを考えながら細かい調整を繰り返して、ようやく皆に楽しんでもらえるものが出来たぞってなったら激甘グレードなんてつけないでしょ。

以前オープン前のジムにお邪魔させてもらって、どんな壁に仕上げるかを悩んでいるのを見たことがあるんですけど、その様子を見てたらこれだけ考えて作った壁には愛着があるだろうし、作る課題も面白いんだろうなぁって思いましたよ。

実際面白かったですしね。「オープン直後だからお金がなくて小さいホールドばっかりだけど」って言ってたけど壁の特徴とかホールドの適性をすごく考えて作ったんだろうなぁって愛を感じました。

その後は外部セッターとか招いてるけど変わらず課題は面白いですし。オーナーの中に明確な基準があってきちんと品質管理をしているんでしょうね。

ところで激甘ジムって外部セッターは呼んでないですよね?外部セッターを呼んでたらあんな感じにはならないですよね?それとも呼んでるけれど既にある激甘課題を基準にして課題を作ってたりするの?そうだとしたら超もったいなくない?本領を発揮できなくない?

「いやー、いい課題ができました。これは初段です」
「え?これが初段ですか?難しすぎませんか?うちの初段を登ってみてください」
「え?うーん、これだと相対的に僕の課題は5段くらいになっちゃいますね」
「それは流石に問題なんで簡単にしてください」

みたいなやりとりがあるの?

それともセッターが空気読むのかな?いや流石にそこはセッターとしての矜持を持って初段にするか、それが無理なら5段にして欲しいんですけど。そうすると今度はゴッド級クライマーが量産されてしまいますね。そこまでいったらもうネタでしかない。

「今この近くに5段クライマーがいるらしい」
「なんと、是非一目だけでも拝見したいところ」
「私だ」
「お前だったのか」
「また騙されたな」
「実は私も5段クライマーだ」
「お前もか、気づかなかったぞ」
「暇を持て余した」「神々の」「遊び」

現状激甘3段があるところもあるみたいだからこのまま行くと激甘5段が現れる日もそう遠くないのかもしれないですよ。終焉のラッパが鳴る日も近いですね。

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