無色だと思っていた自分に、もしかしたら色があるかもしれないと思えた日|パラレル親方

自分の文章が書き終わるまで、パラレル親方の当日に関する文章は読まないことに決めていた。
理由は会場に来ていた人は皆、本当に親方、応募者、弟子や他の会場にいた方々、全員が魅力的だったし、きっと文章も綺麗で、その引力に引っ張られるような気がしたから。
結局は自分の文章や考えに確固たる自信や信念が足りないのかもしれないけれど、、、

当日のレポートはきっと他の人が出しているだろうから、僕は自分が感じたことを、粛々と綴っていきたいと思う。

僕は当日iPhoneの電池が68%もあったにもかかわらず、Googlemapを立ち上げた瞬間に電源が落ち、会場につけないのではないかと思いつつ、会場近くに取り残された。
ただこんな機会をみすみす逃すわけにもいかず、どうにかして会場に行こうと藁にもすがる思いで、近くのファミマへと飛び込んだ。
お店は混んでいたけれど、商品の前出しをしていた、トレーニング中の店員さんへ仕事中に申し訳ないと思いつつ、声をかけせてもらった。
店員さんは困った顔をしながらも、周辺の地図を貸してくれた。けれど僕自身会場の名前しか知らず、ビル名しか書いてない地図ではことが足りなかった。
すでに会場の近くにいるのはわかっていたから、店員さんにお礼を告げ、仕方なく外に出て他の人に声をかけながら探そうと思っていたら、裏へ店員さんが自身のiPhoneを取りに行って、貸してくださった。
Goolemapを立ち上げさせてもらい、場所を確認し、可能な限りの感謝の気持ちを店員さんに伝えてファミマを後にし、会場へ着いた。

会場のドア瞬間に、これから何かが起きるんだと希望に満ちたキラキラした空気感が津波のように押し寄せて、息がつまるような気がした。
だって自分はそんなにキラキラしていないし、なんで呼ばれたのかもわからなかったし、ずっと不思議に思っていて、
選考が通ったメールを何度読んでも、会場に入ってからも、これが現実なのか夢なのかもわからず、そわそわした気持ちのまま、説明が始まるのを誰とも話すことなく待っていた。

説明が始まってからは、親方が一人ひとり、組織やどんな分野が得意か、今までの活動などを伝えてくださった。
何年もTwitterやいろんなネットの記事で読んでいる方々を目の前にして話を聞いていると、不思議なことに以前からも知り合いだったのかと錯覚するかのような感覚に陥った。
みなさん、文章を読めばその人がどんな人なのか、どんな思考をしているのかわかると言っていた気持ちが少しわかったような気がした。

そんな親方や関係者、他の応募者の方々にこの文章を読まれると思うと、自分がどんな人だと思われるのか、身の毛もよだつが、書かずにはいられないのだから仕方ない。
これも幸か不幸か、業みたいなものなのかもしれない。

まあそんな話はさておき、弟子の方々にもしっかりと各親方のポリシーは伝播しているのだと、弟子のセッションでも感じた。

親方と弟子の関係も繋がり方も全く違ったけれど、それぞれの良さが、そこには間違いなく存在した。ただどの親方、弟子からも感じたのは、お互いへの尊敬の念と圧倒的な信頼関係だったな。

最後に親方や親方とよく仕事をする方々、弟子の方や候補者の方々と、柿次郎さんオススメの日本酒、芋焼酎、くいしんさんが持ってきてくださった芋焼酎、アメリカのドラマに出てくるような1ピースで顔の大きさくらいありそうなピザを囲みながら、交流会が始まった。
どうしてここにいるのか、いてもいいものなのか、そんな不安な気持ちを拭いきれず、今回の評価方法を質問したいと親方を探したが、当然みんなもう誰かと話していたし、捕まえられずにポツンと一人でいた。
偶然にも今回モデレーターをしてくださっていた、カツセマサヒコさんが一人でいるのを見つけ、今回の選考基準やなぜ今回の選考が歪だったのかを教えていただいた。
その時になんで僕は今回通ったのか正直わからないんです、ここにいていいのかもといった時に、カツセさんが、「今回の選考はみんなの文章を読んで判断している。だから親方の誰かが、もしくはみんなが全体的に評価をしてくれたからここにいるんだよ。それだけでも自信を持っていいと思う。」と言ってくださり、会場に到着してから抱いていた複雑な気持ちが一気に洗い流された。

この時初めて、誰かに見てるよ、やっていることに自信を持っていいんだよって言葉を求めていたんだと気づいた。自分の気持ちを知り恥ずかしい気持ちと心がキュッと締め付けられて涙が出そうになる気持ちを抱き、他のテーブルへと向かった。
そのあとはモリジュンヤさんのもとへ向かい、自分のやっていることの相談、どうやっていたら本質的でいられるのか、質問させてもらった。
なんで?って何回も聞かれたし、どうやったら本質的でいられるのか質問した際には、なんで就活したのか、なんで能力がないとわかっているのに、在学中に何も努力をしなかったのかなど、聞かれた。
全部自分なりの答えは持って行動してきたと思いつつも、今までの決断が全て正しかったとは言えないので、素直に恥ずかしかったな。でも知ってほしいから、できるだけ素直に精一杯答えた。きっと不信感は抱かれたと思うけども、、、
ただモリジュンヤさんは本質的でいるコツも教えてくださり、それは「常に違和感をに正直でいること、違和感を抱いたら、なぜ違和感を抱いたのか考えて分析すること」だった。
僕自身も違和感を持つことはあるし、考えることも時々はあるけど、ほとんどの場合は、考えもせず「あーこういうものなのか」と半ば強引に妥協して受け入れて生きていた。これは今後はちょっとでも違和感を感じたことは考えるようにするだけでも変わるのかもしれないと思った。

できるだけ多くの人と話したいと思い、グラスも空いたところで日本酒のソーダ割りを作りに行った。
その時今井さんもお酒を作っていたため話をさせていただいた。スーモの記事良かったですと話しつつ、漫画が好きだと伝えたら、「今年読んだ漫画でベスト3はなんだった?」と尋ねられ、
自分が答えたのは、「私の少年、BLUE GIANT SUPREME、ランウェイで笑って」をあげさせてもらった。ただ左利きのエレン、彼方のアストラなどもあり、まだまだあげたい作品はたくさんありました。
そのため来年からはちょっとずつ、好きな作品を紹介できたらなと思っています。

なかむらしんたろうさんや木村さんとも話せたり、本当に最高なイベントでした。

自分の人生を回顧し、これからどんなことをやっていこうかと思いふけるには十分すぎる機会となりました。
これからの人生は自分で決断し、自分の行動にしっかりと意図をもって行動する、新しい1年にしたいと思っています。

まだまだ綴りたいことはたくさんありますが、あとから加筆するとして、今年の区切りとして公開しておきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます! それだけで次を書こうと思う原動力になります。 もし少しでも良いなと思えたら、スキやシェアもしていただけたらなお嬉しいです(^^)