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吉内裕行さん、有里さん 乾杯のご挨拶

随分前ですが、ゼミ卒業生の吉内さんの披露宴で乾杯のご挨拶をさせていただいて、そのスピーチをアップしていなかったので、こちらに。

吉内裕行さん、有里さん 乾杯のご挨拶

ただいまご紹介に預かりました早稲田大学ビジネススクールの牧兼充でございます。新郎のビジネススクール時代のゼミの担当教員にあたる者です。
まず、吉内裕行さん、有里さん、そしてご親族の皆様、この度はご結婚おめでとうございます。我々のコミュニティでは、吉内さんのことをよっしーと呼んでいますので、今日もよっしーと呼ばせていただきます。

簡単によっしーとの思い出話をさせていただければと思います。よっしーは2019年4月入学、2021年3月卒業で、我々のゼミでいうと3期生にあたります。この3期生というのは、色々な意味で特徴的でした。ゼミ生は6人いるのですが、全員が男性、そしてよっしー以外は全員理系かつ修士号以上の取得者という構成でした。しかもゼミの1年間はコロナ禍ということで、ゼミ活動の多くがオンラインになりました。歴代の中でも、ゼミ活動を実施するのが最も大変な年であったと思います。そんな環境の中でもよっしーはとても大きな存在感を発揮していました。
よっしーは、歴代のゼミ生の中でもとても思い出に残るとても目立った学生でした。どういう風に目立っていたかというと、成績は、まぁ普通なわけですが、類まれなるコミュニケーション力と行動力で周囲を和ませる力を持っている人でした。先ほど申し上げたように、特殊なゼミ環境の中でも、よっしーがゼミの潤滑油として、個性豊かな人たちをとてもうまくまとめてくれたと思います。

よっしーとの思い出として最も覚えているものは何?とゼミ生にも聞いてみたのですが、みんな一貫してあげるのが1年生のときの「技術・オペレーションのマネジメント」の「ベニハナ」のシミュレーションの話です。この課題は、ベニハナというレストランのレイアウトや1テーブルの人数をパラメーターとして調整して、売上を競うというものです。パラメーターの変数はいじるところがたくさんあるので、各自で50回とか試してみて、売上を上げるコツを掴むものです。その中で、よっしーはなんと合計1195回も試していました。よっぽど、ひ、というか勉強熱心なんだなぁと感心しました。ちなみに次に多く試した人は503回でした。なお、それだけ多く試したのだけれども、このシミュテーションの最高得点でなかったことは、付け加えておきます。

このエピソードから分かることは、よっしーは、他の人と違う発想を持って、そしてコツコツとしっかり努力する人だ、ということです。そして、こう言ったエピソードが後に、ユーモアも含めて引き継がれるようになっているということ、よっしーは努力を重ねる人だ、と周りに記憶されている人なんだ、ということは、よっしーの人柄を物語っていると思います。

ところで、これから、よっしーが有里さんと家庭を築いていくにあたって、もし、ヨッシーが家事とか家庭の大切なことをサボることがあったら、有里さんは「ベニハナではあんなに頑張ったのにね」とおっしゃることをお勧めします。そうしたらよっしーは何も言い返さずに、初心を思い出して頑張ってくれるだろうと思います。「ベニハナ」というキーワードはお勧めです。

今回、よっしーが結婚するとお聞きして、心からお祝いしたいと思いました。今日は実はこの後WBSで授業があるのですが、授業の合間でに調整して、是非とも心からお祝いしたい、今日のお祝いの場をとても大切にしたいと真っ先に思ったのは、やはりよっしーの人柄だったように思います。

それでは結びにあたって、乾杯、COVID-19特別バージョンということで、マスクをしたままで、乾杯をご唱和下さい。
本日ご参加の皆様の益々のご活躍・ご繁栄を祈念し、よっしー、有里さんのご多幸を祈念して、乾杯!

2022.5.14
牧 兼充

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