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若松英輔×山本芳久による対談「『人生のソムリエ』になろう」掲載!(No. 909)

考える人 メールマガジン
2021年4月8日号(No. 909)

本当に「世界は善に満ちている」のか?
若松英輔×山本芳久対談「「人生のソムリエ」になろう」

「世界は善に満ちている」――こう言われると「そんなわけはないだろう」と反発を覚える人も多いかもしれません。しかし中世ヨーロッパを代表する哲学者トマス・アクィナスは、この世界の在り方を論理的に分析して、そう結論づけました。好評発売中の『世界は善に満ちている トマス・アクィナス哲学講義』著者、東京大学教授・山本芳久さんに、批評家の若松英輔さんがその真意を聞きます。

第1回 世界を肯定してみよう
第2回 「徳」の力を身につけよう
第3回 「愛」をよみがえらせるために

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前篇 コンプレックスだらけ。でも、心は強くしていけるぜ!
後篇 強気な私と弱気な私の、デットヒート

「考える人」と私(9) 金寿煥

 坪内祐三さんは、担当編集者との関係性や間合いをとても大事にする人です。「考える人」の人選についても、私の反応を毎回確認されていたので、担当者次第では別の人選になったかもしれません。こちらの経験が浅いことは隠しようのないことだったので、せめてリアクションだけはきっちりしようと、毎回できる精一杯の感想を送っていました。編集者として当然のことですが、その相手が坪内さんだったことで、ずいぶん鍛えられたと思っています。
 単行本『考える人』の「あとがき」に、
「私より二十歳近く年若い金さんは(本文中に登場するK青年が金さんです)、たぶんこのような連載を担当するのは初めてだったと思いますが、こちらのかなり気ままな執筆ペースによく伴走していただきました。
 編集者は最初の読者であるといいますが、金さんは、まさにその通りの人でした。私は『最初の読者』である金さんのことを常に念頭に置きながら、この『考える人』の連載を続けました」とあります。
 今読むと、若造の“教育”までしていただいたのだなと、感謝しかありません。連載が終了した後も関係は続き、あらゆるシーンでたくさんのことを教わりました。以前、坪内さんを追悼する雑誌に「編集者として必要なことは全て坪内さんに教わった」とコメントしたことがありますが、偽らざる気持ちです。計り知れないほどの恩をいただきました。しかしその恩返しもできぬまま、坪内さんは去って行ってしまったのです。(つづく)

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