茫然としていた私のところに、また違うネットワークビジネスがやって来たのです。
そう、一度ネットワークビジネスに足を踏み入れると、
色々な方から次々と新しいネットワークビジネスがやって来ることになるのです。

そう、騙される人はいつも同じなのです。

そんなことに当時は気付きもせず、次にやってきた
ビットコインのネットワークビジネス（のちに投資詐欺と発覚！）に参加することになるのです。

その当時、１Bitが１５万円。
「ビットコインは怖いもの」と思われる方が多い中で、根っからの好奇心旺盛でチャレンジャーの私は、
ビットコインの取引所である「コインチェック」
を開設。

そして、買うだけで増えていくという（今考えると詐欺だと分かるのですが・・・）マイニングの機械を購入するというネットワークビジネスの『ビットクラブ』に足を踏み込んでいたのでした。

何度も何度も同じ話に騙される人があとを経ちません。
原理が分かっていないから、法則が分かっていないからなのです。

そんなことは知る由もない当時の私、新しい事に敏感で凄いと素直な私は
一口7万円で登録。
その１ヶ月後から配当がやってくるのです。
口座を見ると少しずつ入っているのです。
（このような投資・暗号資産の詐欺というのは、ポンジスキームと言いまして皆さんから集めたお金が分配されるのです。）
配当が入ってくることに私は衝撃を受け歓喜したのです。

そんな頃にはビットコインの可能性を感じていた私、
以前迷惑を掛けた人達にもこれで収入にしてもらえる！
みんなを笑顔にすることができる！と

そう感じた私は、また、ネットワークビジネスの活動を開始し始めていました。
毎日入ってくる配当に、皆さんワクワク感を抱かれていましたが、まだまだビットコインに対する認識は浅く、
よく分かっていない方も多くいらっしゃったのです。

みんなの気持ちに拍車を掛けたのが、これがのちに逮捕され新聞を賑やかせた玉井あきら氏のセミナーだったのです。（https://friday.kodansha.co.jp/article/216528）

玉井氏は当時、ビットクラブのトップリーダーとして大きな組織を構え、セミナーも色々なところで開催していました。

玉井氏の話を聞きに広島や大阪に行ったこともあります。
お話の持っていきかたや人を魅了させる力は多大で、
どんどんその話にのめり込んでいってしまったのです。

一年位は配当も入り安心したのも束の間、
増えると言われていた配当は一向に増えず減っていくばかり。
複雑なレギュレーション変更が何度も起こり出金するためには、またお金を払わないといけないという、訳のわからない変更が何度も継続していき、私たちの不安はどんどん大きくなっていきました。

その不安は現実のものになったのです。

後で聞くと、BitClubの創業メンバーの一人であるマットという男性が、BitClubの名前を名乗り悪事をはたらいたとの事。
その裁判記録が下記に表されているとの連絡を受けました。（https://www.justice.gov/usao-nj/bitclub）

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【目次】
■序章『看護師トモ子の副業ナースコール』
■第1話『子どものころの夢＝決心』
■第2話『結婚の理想と現実・・』
■第3話『死の覚悟をした出産』
■第4話『フリーターとワンオペ生活』
■第5話『職場復帰で感じた恐怖』
■第6話『新世界！ネットワークビジネスとの出会い』
■第7話『まさかの投資詐欺？！』
■第8話『儲かる魔法はない！』
■第9話『DX・CX』
■第10話『これぞインターネット集客』
■第11話『最終章』
■追記『薬機法とネットワークビジネス』