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オンライン留学1学期目を終えて ペース配分の難しさと、区切りがあることの喜び

8月下旬から開始したBall State University (ボール州立大学、BSU)のオンライン形式の Master of Computer Science、2023秋学期が終わった。今日は1学期目を終えての感想をさっと書き記しておこう。

初めての学期で私が履修したのはIntroduction to Programming (cs-617)、担当はJeniffer Coy教授。日本語でいえばプログラミング入門、使用言語はPythonだった。学校側が準備してくれたJupyter Notebookを使ったので、環境設定などを気にせずプログラミング自体の勉強に専念できて良かった。今まで独学していたときは環境構築で力尽きることが少なからずあったので。

授業レクチャーはわかりやすく適宜あるライブコーディング動画も参考になるし、毎週出る小課題や月1提出の大きめプロジェクト課題で自分自身で手を動かして学んだ内容を理解していく授業構成もよかった。「BSUの授業はみんなこんなふうに良い感じなのかな?」と思っていたら、クラスメートがslack雑談部屋で「Coy教授の教え方はすごくいい。別の授業でも教わりたい」と話題にしてて、教授によって教え方は様々であることを感じた。まぁどんな学校でも先生との相性はある。後ほど述べるプログラム説明会に参加して知ったが、Coy教授はBSUコンピュータサイエンス学部の学部長だったし、たぶん人気のある先生なのだろう。

11月に入ったあたりからslack雑談部屋で「次学期の履修科目はどうする?」という話題が出始めた。クラスメートのなかにはフルタイム学生もいるが、大半は働きながら学んでいるパートタイム学生。だけど人によっては一学期に2科目・3科目履修しているという。私は一学期目は1科目(3単位相当)しか履修していない。がんばればもう1科目プラスしてもやりくりできるかもしれない・・・しかし、スケジュール管理は悩ましい。

秋学期を振り返ってみると、前半の8〜10月は仕事・私生活ともに比較的調整しやすい時期で、学習ペースも余裕があった。しかし学期後半の11月から仕事が繁忙期に入り毎日の勉強時間確保に苦労。さらに個人的な旅行や細々とした出来事の発生、さらには体調の不調などもあり、3つ目のプロジェクト提出や期末テストの準備はギリギリだった。一学期一科目ずつだと卒業まで4年かかるけど、まあマイペースにやろうかな・・・

春学期からの入学を検討している人向けのMaster of CSプログラム説明会に参加してみたところ、Coy教授が学科長として色々なことを話していた。そのなかで「本プログラムはコースワース・オンリーで論文執筆はないが、あくまで大学院なので、授業課題をこなしてそれで終わりとは思わないで。オンラインであっても大学のリソースは全て使える、ぜひ授業で与えられる以上のことを学んで卒業後に役立ててほしい」と語っていた。もし時間的余裕があるなら履修科目数を増やすよりも学習を深めるほうに時間を費やしたほうが意義深いし、自分のスタイルに合っていると思う。

一科目・三単位相当の勉強してまずまずの成績を取ったとはいえたった3ヶ月、仕事の片手間で学べる分量は限られている。当然ながらプログラミングについてもPythonについてもまだまだわからないことだらけ。それでも秋学期中の16週間、毎週課題を提出して3つのプロジェクトで少し大きめのコードを書いて、中間テストと期末テストで及第点を取得して・・・一科目を完走して一区切りついた!という達成感は嬉しい。これは独学では得難いよろこびだと思う。

ほかにも1〜2時間真剣にテストを受けて自分の理解が足りなかったところを確認したり、プロジェクトで書いたコードに対してフィードバックをもらって自分のコードのよいところ&苦手なポイントを確認できたりするのもよい。全然わかってないと思われそうな質問をしても、素っ頓狂な間違いをしても、学生なので間違えて当たり前な雰囲気なもよい笑。

次学期、1月スタートの2024春学期は Data Visualization (DSCI 605)を履修予定。3週間ほどある休みの間に別分野の積読本や積動画を・・・具体的にいうと、去年からずっと気になってるMIT OpenCoursewareのThe Human Brainをざっと見ておきたい。

自分用備忘録:去年の今ごろ書いたnote


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