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交換可能な感覚としての眼=レンズを変えてみる

カメラ越しに見た世界が愉しいのは、視力に対するコンプレックスがある。

私は両目共に子供の頃から視力が悪い。
1.5くらいの経験は本当に幼い時分だけで、小学校低学年から0.7ぐらいだった。

眼鏡を作ったのは高校生卒業してからなので、それまでは席替えしても前の席に座り、授業を聞いて黒板に書かれた内容をノートに必死に書いていた。

両眼ともに近視であり、片方乱視なので、世界のピントが常に合っていない。
幻影のような像たちを一つに束ねる眼の運動はずっとやってる。三重に見えてるなんて日常茶飯事である。

はじめて眼鏡を作った時は1.5で合わせて気持ち悪くなった。
見たくないものまで見えてしまい、おぞましかった。
それ以来意図的に0.7の世界を保ち、裸眼の時はピントの合わない世界を楽しむことが常になっている。

カメラに関して何の興味関心もなかったのに、今どうしてこんなにハマっているのかと考えると、動画が楽しいこと以外では「レンズ越しの世界」が目玉の交換のようで面白いからだ。

(はじめてレンズ交換型のカメラを導入した時の機体。LUMIXのGX7MK2。今もいろんなところで活躍している。4K30pがファイル分割無し、録画上限無しで取れる上に、小さく、本体の手ブレ補正も強い。こいつにいろんな事を教わった。)

近視の感覚に近いのが、マクロ・単焦点。
望遠は鷹の目の感覚。
広角は馬や虫の気分になる。

変えることの出来ない人間の視界がカメラなら簡単に変えられる。
物理的に交換して見え方や気づきをくれる。

コンタクトレンズや眼鏡を変えるような感覚で、カメラのレンズを交換し、モニターを覗く。

自分の感覚がテクノロジーによって拡張されるわけだ。

声はボカロが出来、
目もモニターやカメラがある。
手と足も、馴染みあるレベルには降りて来ていないがある。
鼻と口はまだまだ拡張されそうにない。

自分自身をオリジナルとして
その自分の感覚野を全て拡張させたものだけで何かを創造してみたい

レンズ沼について動画を一本撮影したのでそれは近々公開する予定。

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