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「蟹ブックス」と「カニ座」のこと。

 『本屋カニ歩き』記念すべき第1回目は、東京都高円寺駅から徒歩4分の「蟹ブックス」さん(以下敬称略)です。開店前は「本」看板のあまりの小ささにTwitterを賑わせました。

左上の「本」看板はミニマムレトロで可愛い!!

 蟹ブックスは花田菜々子さんら著名なクリエーター陣が腕を振るう、個人経営型書店。カニ座主はカニの縁もさることながら、選書の好みやZINE『カニカニCLUB』の展開がおもしろいため、足繁く通う店舗の1つです。また小さめのギャラリーや不定期イベントが開催されたり、突然お花を売り出したりするので、とにもカニかくにも目が離せません。

お菓子感覚で買えるZINEの「まずい菓子を愛でる」は見もの。


2022年7月、カニと蟹ブックス、出会う。

 主が友人のふわふわのカニのぬいぐるみに惚れ込み、ふわカニ“すあま“をお迎えしたのが2021年12月9日。そこからカニと出かけたり、友人のサークルイベントで売り子を手伝っていたりした谷中でした。
 花田奈々子さんらが高円寺に小さな本屋「蟹ブックス」を開くということで、クラウドファンディングを始めた記事を見つけたのです。カニの縁を感じ、待たずして支援!!

なんたるカニの縁。


お店の名前の由来

 どうしてカニなんですかはよく聞かれるそうで、リターン本から少しだけ。ちゃんとした理由はなく「おぼえやすい」「呼びやすい」「他と被らない」「検索で一発で出る」「スマートになりすぎない」「意味ありげでない」という条件からだそう。私もカニでなかったら出会わなかったかもしれない。本当にカニでよかったです🦀

リターンの本は私とカニの宝物です。

 

蟹ブックスで働くカニスタッフ

 さて、蟹ブックスはカニを名乗るだけに、店内のいたるところにカニスタッフがいます。中でもよく挨拶しにいくのが、この笑顔が素敵なカニのぬいぐるみスタッフさんです。

この日は原稿を考えているようでした。

 そんなカニスタッフさんを眺めているうちに、「本屋さんをやってみたい!」とすあま。主も一度は図書館司書の道を目指し、断念したので本に関わる仕事は興味がありました。そして此度の「カニ座」がひらいたのでした。すごい縁だと思います。
 現在は看板鳥の「たいぺー」さんも出勤しており、ありとあらゆるユニークなスタッフがひしめく書店となっております。主は花田さんの本の電話注文をBGMに本を選んでいる時間が大好きです。


蟹ブックスは今月で1周年!!

 カニだカニだで大騒ぎしているうちに、なんとめでたく蟹ブックスが1周年を迎えました。カニ共々心からおめでとうございます。


看板もリニューアル。


カニ座視点の蟹ブックスの見どころ

 書店経験があり腕のあるスタッフが経営している点でも、本の並べ方やPOPの書き方ひとつひとつから本に関わる経営スタイルを学べることが多い書店です。イベントは肩の力を抜いて参加できるスタイルや空気にもかかわらず、ためになるトークイベントであったりイラスト勉強会であったりなところがすごい。そしてカニに纏わる本を多く取り扱っているので、カニの本が欲しいとなったらまず困らないです。
 カニ好きの巡礼に、これから本に関わる仕事を目指すかたの勉強に、是非訪れてみてはいかがでしょう。

新刊書(古書ではないという意味です)を中心に
「眺めているだけでワクワクした気持ちになれる本」
「自分や他者のことをもっと深く知るための本」
「いま生きているこの社会がどうしたらもっといいものになるのか ゆっくり考えるための本」
を揃えてお待ちしています。

蟹ブックスサイトABOUTより

Have a nice crabook day!!🦀


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