無投票当選を憂う偽善

耳目を集めるのが至上命題のメディアにとって、盛り上がりに欠ける選挙は死活問題かも知れない。
だが本質を見誤ってはいけない。

>無投票だった選挙区と当選者も割合は過去2番目の高さに

政情安定・社会成熟の証。良い兆候。

>当選した政治家に近しい人だけが利便性を享受できるような政治が行われたときに誰もそれを止めることができない

内部告発や私人の現逮、更にメディアの追及やリコールや次の選挙などで止められる。また、決して許されないがテロ行為によって止める者もいる(一例が安倍氏銃撃事件)。
事の本質見抜けず「誰もできない」と極論を述べて思考停止するのは、未熟さの表れ。

>これは若い人には知識がないという偏見に基づいて被選挙権を与えないという差別

これは正論。年齢差別である。
政治リテラシーが一定以上あれば年齢に関わらず選挙権・被選挙権共に与えるようにすべきだろう。その際、リテラシーがより高い者にはそのレベルに応じて複数票投票権を与えた方が、現状の「猫も杓子も一人一票という悪平等」よりも公平で、政治家の質も高まるかも知れない。
その実現がどれ程早まるかは民度次第だが。

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