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『東の飛鳥 新・下野風土記』(随想社、2019年1月10日刊)

 栃木県下野市教育委員会事務局文化財課著。

 出版社は宇都宮市。

平成25年7月から『広報しもつけ』に連載したものを書籍にした。

平成28年度には『歴史文化基本構想』の策定が完了している。


104頁。「七夕あれこれ」

下野市内の甲塚古墳からは機織りをする埴輪が2基出土していることを紹介し、口絵にも1枚の写真を掲載しているが、もうひとつは写真も内容も記載していない。2基を新旧というとらえ方をしているが、はたしてそういえるのかどうか?旧式という用具は現在台湾島内で少数民族が使用しており、この様式の機織り機は高度な模様を織り込む道具として機能している。

そのため、この旧式と表現している機織り機で、いったい何を織ったのか、、、つまり首長の着用する衣類を織ったことも想定され、考察が必要である。