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【📏算定編】Scope3の算定と削減実践例を詳しく解説!

気候変動対策がさらに加速する中、プライム上場企業でのScope1,2の公表の義務化によって多くの企業の二酸化炭素排出量の算定が取り組むようになりました。

この動きに伴い、「Scope3」の重要性も増してきており、今後の動向が注目されています。この記事では、Scope3に関する企業の実際の動きや取組を取り上げます。


⚙ Scope3の概要

特定の業界(特に製造業など)では、サプライチェーンを通じたCO2排出量の削減は急務となっています。この中で、企業は自らの排出だけでなく、取引先からの排出も考慮する必要が生まれてきました。

この全体的な排出量の指標として登場するのが「Scope3」という指標です。

Scope1は直接のCO2排出、Scope2は電気や熱利用による間接的な排出を示しています。

対照的に、Scope3は取引先の材料供給や製造過程、物流、廃棄物の処理などの排出をカバーします

Scope1や2の算定が進む中、Scope3の取り組みも強化される動きが見られます。サプライチェーンの総排出量を明確にし、その基で炭素削減の方向性を設定する企業が増えてきています


Scope3のカテゴリを示した図

参照:サプライチェーン排出量全般 (環境省)



🎯Scope3削減の実例

では、早速実例を見ていきましょう!

京セラ

開示情報

京セラ グリーン・バリューチェーンプラットフォーム 取組事例 2017年度


取り組み内容

算定データによると、カテゴリー1が際立って高いため、供給先のGHG排出の詳細と削減方針を推進しています。カテゴリー11も重点項目とし、製品のエネルギー効率の向上を試行しています。廃棄物の最小化とリサイクル率の向上も継続的に取り組みが進められています。








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