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🏭CO2の1トン・1kgってどのくらい?

今回も気候変動問題解決に伴う、「基礎知識」についての記事になります!

温室効果ガスとして知られるCO2が増加することで、我々の地球は徐々に温暖化しています。しかし、具体的に「CO2を1トン減少させる」というのは、実際にはどのくらいなのか想像がつかないのではないでしょうか?
そこで今回は、日常生活の中の様々な事例を通して、その大きさをイメージしてみましょう。

1トンってこのくらい!

🏠 日本の家庭の半年分の電気使用量

日本の家庭の1年間の電気の使用量の平均は、4,322kWhとされています。これをもとに、1トンのCO2排出を計算すると、おおよそ半年分の電気使用量に相当します。

参照:環境省


🚗 ガソリン車が半年で移動する距離

ガソリン車の年間の移動距離の平均は、約6,000kmです。この数字をもとに計算すると、半年分の走行距離が1トンのCO2排出に相当します。

参照:環境省


🌲 スギの約71本が1年で吸収するCO2量

スギ1本が1年間で14kgのCO2を吸収する能力があるというデータをもとに計算すると、1トンのCO2を吸収するには、スギが約71本必要です。

参照:林野庁


🛫 ボストン〜ロンドン間の往復フライトの排出量

ボストンからロンドンへの往復フライト時に、乗客1人が排出するCO2の量は約1トンです。

参照: 資料


🍔 一人が半年で摂取する食品からの排出


アメリカ人が1年間で摂取する食品は、CO2で見ると約2トンに相当する排出があると、ミシガン大学の研究で明らかにされました。これを踏まえると、アメリカ人の半年の摂取する食品からの排出量に相当します。

参考:(Heller, Martin C., et al. "Greenhouse gas emissions and energy use associated with production of individual self-selected US diets." Environmental Research Letters, vol. 13, no. 4, 2018.)



1kgってこのくらい!


👜 レジ袋を30回使わないことによる削減

レジ袋を1回使用しないことで、33gのCO2が減少します。これを基に、1kgのCO2削減は、レジ袋を約30回使用しないことに相当します。

参照:環境省


🥤 マイボトルで13回分のプラスチックコップの使用を避けること

350mlのプラスチックコップを1回使用しないことで76gのCO2が削減できます。これをもとに、1kgのCO2削減は、プラスチックコップを約13回使用しないことに相当します。

参照:環境省


まとめ

いかがでしたか?
1トンや1kgのCO2の量を具体的な例で考えることで、私たちの日常の選択がどれほどの影響を持つのかがよく分かります。私たち一人一人がより良い選択をしていくことで、喜古変動問題解決への貢献ができます。

私たち環境エネルギー事業協会は、脱炭素ロードマップの策定支援を行っておりますので、興味がある方はお気軽にご相談ください。


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