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やりたいことはトラックの中で見つけた〜手形見編③〜

「手形見」の続き
最初は何をどうすれば「手形(手型)」が作れるのか.
全く見当もつきませんでした。

そこで陶芸教室や芸術系の専門学校やなんかに問い合せしようとも考えましたが、それは最終手段に位置づけて、とりあえず自分で調べられるとこまでやってみようと思いはしました。

しかし調べても調べてもやはり1人では限界を感じたので、建築業の友人や車の板金業の友人に話を聞いてもらいながら仲間とともに考えました。持つべきものは、やはり友です。

そして徐々に用意するべき道具や材料が分かり始め、試作作業を進めました。もちろん労働時間後の話です。仕事が終わり次第すぐに帰宅し作業する日々が2〜3ヶ月続き、やっとまともな試作品ができるようになります。

それから私は、今までお世話になった親族や友人、先輩や上司だった人、縁を感じる様々な人たちに連絡させてもらい記念に手形をお作りしました。

費用もそれなりにかかりましたが気にせず、とにかく作って作って精度を上げました。
そうしていく中で、少しづつ「作ってほしい」という声を頂くようになり、チラシを作って配ったりしながら地域に知って頂けるようになりました。

本当にありがたいことです。


労働を続けながら、ご注文があると土日はもちろん、就業後に作製させていただいたり。
そしてあっという間に2年が経ち、現在では大切な収入源の一つとなっています。

この手形見屋プロジェクトでのポイントは、「誰かのために、やる」です。

思えば今まで私が挑戦してきたことは自分が中心でした。

試験勉強、YouTube、FX。
しかしこの手形見の挑戦は、それを必要としてくれる人のために心を込めて作るという点において今までとは違っていたと思います。


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