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AdobeMaxJapan2019まとめ

今回で3回目の参加になるAdobe Max Japan に行ってきた個人のメモです。
お目当ては「キーノート」と、私が愛してやまない「XD」のアップデート機能に関するセッションです。
WebデザイナーからUI/UXデザイナーに転身して間もないが、ベータ版からずっとXDを使い続けてきたので、それだけに今年のアップデートは期待値が高かったです。

1:Keynote(キーノート)

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Adobe Creative Cloudのアップデート
・画面レイアウトが大幅に改善
・パブリックライブラリから無償で素材が提供されている

デスクトップ版Photoshop
・ワープ機能の強化
・オブジェクト選択ツール(被写体選択)
・クイック操作で「背景を削除」が追加

開発中のビルドでは、「オブジェクト選択(被写体選択)」や、髪の毛などの切り抜きが難しい部分を調整できる「境界線ツール」が追加されているとのこと。この機能はデザイナーにとって超超超大事なやつですよね!
泣きながら大量のくり抜き画像と戦う日々とついにオサラバできる日もそう遠くはないのかもしない。

2020年では以下が追加予定
・境界線を調整
・トーンカーブ
・調整レイヤー強化
・筆圧感知ブラシ
・キャンパスの回転

デスクトップ版illustrator
重いデータ量でパフォーマンスが非常に悪かったイラレも遅延なく拡大縮小できるものに。バックグラウンドでの保存や書き出しに対応したことや、オブジェクトメニューにある「パスの単純化」機能など盛りだくさんだった。

ipad版illustrator
ペンツールを再設計して、Apple Pencilで正確に描画できるよう最適化したことを強調。アナログツールで描いた線をカメラで取り込んで、Adobe Senseiが自動でトレースしてくれる機能や、XDに搭載されていたリピートグリッド機能がイラレにも追加される。また、Adobeフォントを利用してタイポグラフィーの制作も行えるとのこと。

・線対称にリピートした図形は片方に変更を加えると、もう片方にもその編集内容が反映される仕組み
・オブジェクトに加えた変更は複製した全体に反映される

Premiere Pro
Premiere Proでターミネーターが制作された例をとり、フリーフォームビューで数百から数千の素材を見やすく管理できるようになるとのこと。
横長動画を縦長に再編集するときに便利な「オートリフレーム」機能も紹介され、Adobe Senseiが自動認識をするというAIの進化にただただ驚いた。

・Premiere Proのフリーフォームビュー。
・横長素材をスマートフォン向けに調整するオートリフレーム機能が便利
・スマートフォン向けのPremiere Rushについては、「速度変更」機能が追加されていることや、新たにTikTokへの共有も行えるようなった。

Adobe Aero
Adobe Aeroで空間に3Dの鳥を飛ばす技術が披露された。
主に商業施設などで展開できそうな技術だなぁと個人的には感じた。

Photoshop Camera
様々なレンズを切り替えることで簡単にコラージュが作成可能になる
フォトショから読み込みも可能 2020年リリース予定

2:Adobe XDの新機能アップデートについて

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Adobe XDについては、2年前に発表してから150近くの新機能が追加されている点や、クラウド上でも動作が軽いことがアピールされました。加えて、多くの部品をまとめて管理できるデザインシステム「Spectrum」への連携や、マスターコンポーネントとインスタンスを用いた効率化UPの内容がアツかった。

今回のXDのアプデを見て2020年はXDのコンポーネントとアニメーションをマスターできることを目標にしようと思った。ここを制したら結構強くなれるはず…!

quick mockupプラグイン
Wires.jp

MEMO(まとめきれてないですハイ…)
マスターコンポーネントで遷移がらくにできるように。 
パネルの外におく。
コンポーネントにしてホバーステートにする。自動をディゾルブなしにすればすぐに反応するようになる。
一覧性が欲しい場合は親のステートをコピーしてステートを作れば良い。
アニメーションは一回で一つしか動かせない。
アニメーションはダウンロードしてみる。
履歴は名前をつけないと30日後に勝手に消えるよ! つければ消えないよ。
上書きは早い者勝ち。
アクセス権は放置しない。
コマンドzは自分のみ。
接続速度はきちんと。
同時接続は制約なし。
バージョンは同じものにするべし。
CCライブラリにも登録できるようになった。
プラグイン探しやすくなった。
デザインをもっと楽に。
パディングも保持できるようになる、オンにするとよい。
インスタンスはサイズやカラーの編集が可能。
マスターとのリンクは切れないままでいける。
ステートをつかってオンオフを表現できるようになった。
何枚も作る必要なくなった。
クラウドドキュメントはアセットに入れるだけで共有可能。
リアルタイム共同編集機能。
マージする必要がなくなった。
デザインシステムで事故を防ぐ。
インスタンスは子供、コピペ。
override上書きとステートがついた。

3:今年の感想

自分の目玉セッションはXDだったのでやっぱり参加してよかった。
表面化されていない仕様や今後のアップデート内容、使い方のポイントなどを轟さんが丁寧に解説してくれたのが勉強になった。
来年はXDのアニメーションとステートをマスターしたいと思った。

Adobe Frescoが魅力的であった。水彩画がipadでかけるのは凄い。水のにじみ方などリアルで申し分ないレベル。タブレットも欲しい!
iPadでのドローイングの進化が半端ない。
イラレが信じられないくらい進化する。(データの軽量化や作業パネルのUI変更、XDのリピートグリッドがイラレにも実装されるなど)

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Project Geminiもいい感じに開発は進んでいる模様。
個人的にはコレも期待大のツール。ベクターとラスターが合わさった新しいペイントツール。
今までにない概念なのでどうなるのか気になる。

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Premiere Pro
縦型横型で対象をおいかけてくれるの凄い。今まで逐一被写体の移動に合わせて編集していたのが必要なくなる。
これでかなり編集の負担が減るのではと思う。

Ru Tiktokに対応したのに驚いた。Tiktokがどれだけ市場価値があるかがここに現れているなぁと思った。

一つだけ不満だったのはAdobe Storeが整理券ないと買えないっていうところですかね。並んでてもいいから買える列1つくらいあると嬉しいななんて贅沢なのかもしれませんが…。クッション買いたかったなという無念だけが心残りでした。でも刺激をたくさん受けられたので参加出来て良かったです。来年も行きたいな。

現場からは以上になります。


こんにちは。UI/UXデザイナーのkannaです。デザイナーの奮闘日記的なものを書いていきますので良かったら応援をよろしくおねがい致します。