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#030 信念とかそれに近いもの

娘と夫は度々二人で出かける 昔に比べて面倒くさがりが占める割合がかなり大きくなったわたしを無理に誘い出すこともなく 二人は仲良く出かけていくのだ

先日もいつもの通り わたしはのんびり起床した休日 二人はすでに支度を終えて挨拶を交わすなりドライブにでかけた 

後日夫から車内で娘と交わした会話について聞いた
娘が突然口を開いて
「〇〇ちゃんがねぇ心の中で大切にしてるものは”おうた”  パパは?」
と聞いてきたのだそう
夫は少し考えてから「”冒険”」と答えたそうだ
夫らしい答えである
すると娘は続けて2番目を発表 それは「”プリンセスであること”」
ディズニープリンセスが大好きな娘にとって 憧れのプリンセスが胸の内と向き合う時に欠かせない歌こそ信じるべきものなのである

この話を聞いてからしばらくの間 わたしならなんと答えられるかを考えていた
思い浮かぶのは ”言葉”や”学び”なのだが それを例えば誰かに説明する時にその理由をしっかり言語化できる自信がなかった それは信念というものとは少し違う気がしていたからかもしれない

もしかすると他に何かあるのかもしれないし もしくは・・・
と思った時に胸が痛んだ
なにもないのでは?という可能性があることに恐怖を感じたのだ

心の中に軸として大切にしているものってなんだろう わたしはそれを持ってどう生きているのだろう

それはずっと変わらないでいる必要はないのかもしれない 年齢や環境に応じて変わってもいいものかもしれない もちろんどんな環境においてもそれだけはブレないという生き方ができればかっこいい ただそれを持ち合わせていないかもと思うと目の前が真っ暗になるような気がした


子供のことばは単純である 大人になるにつれたくさんの言葉を知ると わたしたちは様々な人間関係の中で誤解を恐れて 素直で単純な言葉から遠ざかってしまう 
もしも娘が言っている「心の中で大切にしているもの」の定義が 信念とかそう言った堅苦しいものではなくて「ブレない軸 それでいて自分の心を強く突き動かすもの」というわたしの解釈でいいのなら わたしにとってそれはやはり”言葉”なのかもしれない

正直に言えばわたしはそこまで多くの言葉を知っているわけではない それでも自分の心を打つのは多くの場合が言葉だ それは自分に投げかけられたものだけではない 誰かのものでも歌の詩でも街で見かけた些細なものでもある 

なにものでもない自分の言葉には影響力があるとは思えないけれど わたしは言葉で誰かを傷つけてしまったこともあるし 逆に助けになったこともあったらいいなと思う それはきっと誰かの心を動かしたことになる 
わたしはやはり言葉が持つ力を信じているし 自分の言葉で生きていたいと思う そしてできれば今後は誰かを傷つけるようなことはしたくない
そのためにも学び続けたい 学びはわたしの人生を豊かにしてくれる 


始めはぼんやりとしていたものも 書いているうちに輪郭がくっきりとし始めて いま改めて自分が大切にしていることが”言葉”と”学び”で間違いなさそうだと感じている だからこれからも学び続けることで豊かな言葉の中で生きていけたらいいなと思う

あなたが心の中で大切にしていることはなんですか?

この問いは自分と向き合ういいきっかけになる つまづいた時 迷った時 自信をなくした時にはいつでも自分に問いかけられるようにしておきたい項目だ 


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