かんの みえ

駿台(関西)古文科講師です。2020年のコロナ禍の映像授業等で必要なプリントをアップロ…

かんの みえ

駿台(関西)古文科講師です。2020年のコロナ禍の映像授業等で必要なプリントをアップロードしていましたが、現在は掲載しておりません。

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君ならで誰にか見せむ梅の花色をも香をも知る人ぞ知る

あなた以外に誰にみせようか、いや見せるつもりはない。この梅の花を。色をも香りをもわかる人がわかる。(『古今和歌集』春上 紀友則) プリントは、私の担当しているクラス向けの物です。 コメントには個別にお答えできません。質問等は、校舎でお待ちしています。在宅学習の方は、校舎の担任やCLを通じて、かんのまで御連絡ください。

    • 特別な一年

      思えば、去年の今頃は初めての緊急事態宣言で、通常授業もお休みでした。 あれから、一年、よくも悪くもコロナ禍に慣れて、学校にはまた生徒たちの真剣なまなざし(や、眠そうな顔)が戻ってきています。 しかし、日々変わりゆく状況に、学校側も講師もネットリテラシーの重要性を考えさせられざるを得ない状況です。 そこで、この投稿を最後の投稿とし、コロナ禍を共に過ごした2020年度の生徒たちとの思い出としてページを閉じさせていただきます。いままで、ありがとうございました。 最後に、『古

      • やよひつごもり

        今日で三月もおわり。 みなさん、それぞれの場所で春を迎えておられることと思います。 コロナ禍で始めたこの note も一定の役割を終えたので、プリントの掲載は今日でおしまいにします。 ほそぼそとでも続けられたのは、見てくださる人がいるかもしれないという思いからだったので、感謝の気持ちで一杯です。続けているうちに、自分へのエールになっている部分もたくさんありました。ありがとうございます。 高校生でも、専門学校生でも、大学生でもなく、アンケートのどこに丸をつけるのか迷って

        • 鹿児島の春

          中期、後期も終わり、ほっとしている頃でしょうか。追試まで粘っている人もいるのかな。胸突き八丁、乗り越えてください。 福岡の仕事の前に、鹿児島をめぐる旅をしてきました。 鹿児島には早い春がきていて、桜も椿も菜の花もハナミズキもすべて一度に咲いていました。陽光もまぶしくて、京都とは別の国です。 また、島津のお殿様の御屋敷では、水力発電、反射炉などの跡があって、九州最南端の地から、世界を見据えて、日本を変えていこうとしていた人たちの気概がビシビシと伝わってきます。京都人、勝て

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        君ならで誰にか見せむ梅の花色をも香をも知る人ぞ知る

          サクラサク

          みんなはどうしてるかなあ。 今のこの気持ちは、一生で今だけのもの。 あなただけのもの。 大事にしてください。

          春一番

          昨日の京都は、春一番がはげしく吹く荒れた、寒い日でした。 九州の友達から送られてきた「桃カステラ」が今日のおやつ(画像がブレすぎ)。 古文で「雛(ひひな)」は、紙で作ったお人形のことです。私たちのイメージするひな祭りは、江戸時代くらいからとか。 前期の発表までソワソワしますが、後期への対策も忘れずに。 英語も数学も、大学に入ってからこそ必要です。 それにしても、落ち着かない時間ですね。まったく。

          信じるものは

          梅まっさかりの北野天満宮にお参りに。 駿台生が力を出し切れるようにとお願いをしてきました。 大宰府へ飛んでいったという飛梅も咲き誇っていました。 私は神頼みですが、 みなさんは、何よりも自分を信じてください。心から応援しています。

          信じるものは

          寒椿

          関西では、「お水取りが終わらないと春が来ない」と言われます。「お水取り」とは、奈良東大寺の二月堂で行われる修二会(しゅにえ)のこと。3月1日から12日まで行われます。これに合わせて、奈良市内の和菓子店では、2月から3月にかけてだけ、椿菓子が販売されます。お店によって意匠がちがっていて、それぞれに愛らしく、どれも春を待ち侘びる想いが形となっています。 お水取りの終わるころは、みなさんも春を迎えるころ。 あと十日、焦って基本を疎かにしていませんか。小手先だけでまとめたような解

          気分を変えて

          泣いたり、笑ったり、大声出したり、めちゃ食いしたり、長風呂したり。 そんなスイッチのある幸せ。

          気分を変えて

          祈念

          全力をだせるよう、応援しています。

          謹賀新年

          去年今年貫く棒の如きもの 高浜虚子の俳句です。「去年」は「こぞ」と読みます。 2020年は、私自身もいろいろと壁にぶつかっては試される思いの連続でした。2021年にも、予想がつかない出来事が待っているのかもしれませんが、今できることを一歩ずつやりつづけるということだけは変わらないだろうなと思います。それが私の「棒の如きもの」なのでしょう。 そしてもちろん、皆さんが全力を出せるように、2021年も応援しています。あと一息です。深呼吸をしてリセットして、顔を上げていきましょ

          予備校のつと&御礼

          師走です。 「共通テスト対策(古文)」の【予備題四】に「つと」という語が出てきました。 つと【苞・苞苴】名詞 ①食品などをわらで包んだもの。わらづと。 ②贈り物にする土地の産物。みやげ。 「都のつとに語らん」(徒然草 二三六) 納豆が藁に包まれている物をみたことはありませんか? あれが①です。 テキストでは、②の用法で出てきました。その時に、「お菓子の名前で見たことあります」という話をしたクラスがあったのですが、京都駅で探したところ、どうも見つからず、勘違いだったかな

          予備校のつと&御礼

          古文フリースタイルダンジョン

          「古文RAPを作りたい」などと寝ぼけたことを某クラスで言いましたが、口だけで終わるのもくちをしく、見よう見まねで作ってみました(笑)。古文嫌いの子が、ちょっとだけ「古文っておもしろいとこあるじゃん」と思ってやる気を出してくれるという story です。 MC名は、戦うみやこびと「桃納言」とか?  では、駿台のみんなは、ぷちょへんざ YO!♡ ♪♪♪♪♪ 「あり・をり・はべり」 またもはじまる 古文サバイバル    まぶた閉じ出す 最(さい)たるREAL 古文解釈 

          古文フリースタイルダンジョン

          梅に鶯

          『共通テスト対策(古文)』の【三】で、まだつぼみの梅に雪が積もった枝に、帝が手紙を結びつけるところがありました。そこに書かれていた和歌は  鶯の古巣を出でて同じくはこの梅が枝にねぐら定めよ 授業中、「梅」と「鶯」はセットという話で、「花札の1月の札だって、『梅に鶯』だよ」と言ったクラスがあるのですが、その後、心配になって調べてみたところ、なんと、「梅に鶯」は2月の札でした。すいません。 なるほどね、調べてみると、 1月⋯松に鶴、2月⋯梅に鶯、3月⋯桜に幕、4月⋯藤にほ

          きつねふく

          【狐福】思いがけない幸運。信じられないような幸い。「大黒殿の袋を拾ふか,―ならんと沙汰し侍る」〈浮世草子・本朝二十不孝•3〉 きつね丼は、断じて、卵でとじない派です。 先日、私は、愛して止まないお弁当「京都のきつね丼」を好き過ぎて、抑えきれない心のあまり、作っておられるメーカーの「穂久彩」さんに、次のようなメールを出してしまいました。 ♪♪♪♪♪ こんにちは。 私は出張が多く、こちらの「京都のきつね丼」を少なくとも週に一回、ときどき二回、とても美味しくいただいておりま

          過去問自習法・模試復習法

          やりっぱなしにしている模試はありませんか。前は難しかった模試でも、今やると案外、問題点が明確になってくるかもしれません。模試を最大限に利用しましょう。模試の復習方法と過去問の自習方法は、ベースは同じです。

          過去問自習法・模試復習法