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家庭で簡単に出来るシミ抜きのコツ

おはようございます!!

実は、今年の取り扱い商品において、徹底的に守っていることがあります。

それは「首が詰まっていること」です。

いままで、お客様からは特にミセスの方になればなるほど、暑いからといって首元を見せるのはイヤ!というご意見を中々反映できていませんでした。

コロナもあけ、この春夏は徹底的に首元の小さい洋服を手掛けることに注意しました。Tシャツ、ワンピース、ブラウス(丸首)など出来る限り幅広く対応しました。

今のところ、4月5月は売れ筋の品番が3つもできています。私の言う売れ筋とは、縦売り出来ていることです。それは、同じ品番で何枚も売れているという事です。

ちなみに、一番よく売れているTシャツは、3色展開で39枚売れています。私みたいな小さいミセス専門店で、この数字は大きい方だと思います。

はい!ありがとうございました!
ちょっとした、嬉しい自慢報告でした…。

さて、今日は、タイトル通りに「シミ抜き」についてです。

家庭で簡単に出来るシミ抜きのコツ

家庭で簡単にできるシミ抜きのコツ

実は、化学物質ゼロを目指し、石けんも使用せずに天然のものでシミや汚れを落とす方法はないかと試行錯誤を繰り返した時期がありました。

ムクロジの実が石けんの代わりになると聞けば山へ行き、サイカチの実が良いと言われれば野原をさがしまわりました。

また、藁をドラム缶で燃やして、ススで真っ黒になりながら藁灰を作り、水を入れて上澄み液を取り、それを石けんの代わりにしてワイシャツの襟首をこすったりもしました。

ご家庭での洗濯であればこれで十分なのですが、私の場合は、仕事柄シャツを商品に仕上げる必要がありましたので、やっぱり「無添加石けん」ということになりました。

安全なものを使ってお家で簡単に出来るシミ抜きのコツを覚えて、シミ抜きにチャレンジしてください。

洗濯機に入れる前にちょっとひと手間かけるだけの簡単なシミ抜きから、デリケートなオシャレ着のシミ抜きや、酸化して黄色く変色してしまった頑固なシミまで、初級から上級まで幅広くのシミ抜きの方法をまとめました。

色んなシミが抜けるようになると、お洋服をいつまでもきれいに保つことができ、お気に入りの一着を長く愛用していただけるようになります。

シミの基礎知識

シミの基礎知識

シミと汚れの違い

シミは、食べ残しなどのことを言います。

そして襟や袖口、ポケットや裾まわりに付着している物を汚れと言います。

汚れは、前処理の時にブラシやササラなどでゴシゴシと擦って落とします。

一方、シミは絶対に擦ってはいけません。

擦ると生地がケバだったり、白けて余計に目立ってしまったりします。

シミは、下にタオルを敷き上からブラシでたたいて下のタオルにシミを写し取ります。

「シミ取り」と言わずに「シミ抜き」というのはシミを下に抜くからです。

シミの基礎知識をしっかりと踏まえたうえで、生地を傷めないようにシミの性質にあった方法で手際よくシミ抜きしましょう。

シミと汚れの違い

水溶性のシミ

水溶性のシミには、醤油、ソース、お茶、コーヒー、ジュース、酒、汗、尿などがあります。

水に溶けるシミを水溶性のシミと言い、基本的には水でおちます。

しかし、時間がたったものや熱が加わったシミは、落ちにくくなっていますので、石けんなどでシミ抜きをします。

水溶性のシミ

油溶性のシミ

バターやサラダ油などの油脂を含むもの、機械油、ペン、化粧品などが油溶性のシミです。

油は油で落とします。

お化粧をクレンジングオイルで落とすのと同じことです。

普段から使用しているお肌に合ったクレンジングオイルなら安心です。

口紅などのシミに少量使ってシミ抜きをしても良いです。

油溶性のシミ

不溶性のシミ

泥、墨、ホコリなどのシミは、水にも油にも溶けません。

何かに移しとり搔き出すしか方法はありません。

泥汚れなどは乾かして汚れが生地に入り込まないように優しくたたき出します。

その後、ご飯粒や固形石けんを少し柔らかくしたものをシミに練り込み、泥を写し取ります。

そして、ヘラやブラシなどを使って泥をかき出します。

不溶性のシミ

色素のシミ

日数がたったシミは、酸化して繊維が黄色や茶色に変色していますので、漂白の工程が必要になります。

変色してしまわないうちにお洗濯することが大切です。

変色してしまった時には、しっかりと汚れを石けんで落とした後に酸素系の漂白剤でシミ抜きをします。

しかし、ウールやシルクなどは、アルカリ(酸素系漂白剤)に弱いために使用できません。

ウールやシルクの色素のシミは、専門店にお任せになった方が良いですね♪


はい!!
今日はここまでとさせてください。

明日は、もう少しだけ(汚れ)について知ってほしいので、「汚れの種類と性質」についてお話しします。

また明日お会いできるのを楽しみにしております。


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