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排水口との戦い(平成31年3月)

思えば前兆と言える事があった。
その頃は部屋が散らかってたので確信は持てなかったが、
どうも洗濯機置場の排水口から異臭がする。
当時はパイプ洗浄剤を3本分くらい流し、部屋はお香を焚いてやりすごした。パイプ洗浄剤が効いたのかたまたまかはわからないが部屋に異臭が立ち込める事態は過ぎ去っていった。
およそ3年ほど前の事である。

先日、友達が遊びに来てビールを飲みながらBリーグの試合を観ていた所、

「なんか。何か臭う。洗濯物かなあ?」

と友人が言い出した。
部屋干ししているとはいえ洗濯物がそうそう臭うわけはない。
毎日着ててチェックしてるし、防臭効果のレノアも使ってる。

そこで思い出した。
アイツがまた騒ぎ始めたのだと。

言われてみれば確かに臭う。
友達が帰った後に確認すると意識しているためかより強く臭うようになってきた。我慢ならない。
風呂場やキッチンの排水口も同じ臭いがしている気がする。
これはもう半ばノイローゼである。

戦わねばなるまい。

まずは手元にあったセスキソーダを使ってみた。
よくお掃除達人が使うアレだ。重曹と同じなんだっけか。
さらに翌日は、クエン酸を購入してきて、水溶液を作り3リットルほど流した。セスキとクエン酸を一緒に使うとコンロの焦げですら落ちるらしいので。また、水垢にはクエン酸が化学式で考えても良いので。

手応えは、排水口の周囲がピカピカになっただけだった。

さらに翌日、個人的に大好きな最強洗剤のドメストを2本全部流し込んだ。
うむう。今ひとつ。

そもそも、排水パイプは洗浄できても、もっと奥の排水管は素人じゃどうにも出来ないんじゃないだろうか。

手詰まりになってさらに考えてみた。
洗濯機置場のその排水口の真ん前に、あえてトイレ用の消臭芳香剤を置いている。お部屋用より強力だと思ったから。

トイレ。
これがヒントになった。
トイレ用の消臭芳香剤。トイレで最強のドメストのどちらも通用しなかった。しかしトイレの臭いを消す手段はまだあるじゃないか。アイツがいるじゃないか。おい、青いの、出番だぞ!

テケテケテケーン!
「ブルーレットおくだけー!」

そう、手が届かない、洗剤が届かないなら洗剤になるものでフタをすればいい。溶けたものは洗浄もしてくれるだろう。
という事で我が家にはドラえもんはいないのでハックドラッグへダッシュ。
ブルーレットの置くタイプではなく、ドボンを買った。

早速排水口にぶちこむ。
ややブルーレットが大きいので入りきれない。
とはいえどうせ溶ける前提のもの。パワーでゴリゴリねじ込んだ。

洗濯物はたまってなかったが、効果を知りたいし、溢れないかという確認もしたかったので毛布を選択開始。

その結果、
・水は溢れ出さずしっかり排水できた
・臭いも体感で90%は減った

これはもう勝利と言っても良いのではないだろうか。
まったく手こずらせおって。
地震などには強いが目に見えない部分は劣化しているのだろう。
しばらくはブルーレットで完封して、そのうち引っ越そう。

あばよ!




#エッセイ #日記 #天下分け目の戦い #小林製薬 #異臭

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