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帰りの電車は、多幸感でふわついて乗り遅れた

所謂精神疾患の一環で「移動(特に知らない土地)」への移動が苦手な私ですが………ど〜〜〜しても見たいバンドのライブがあったので、コロナ禍以降足を踏み入れていなかった土地へ行ってまいりました!

コロナ禍以前、というか、精神やっちゃう前まではよく行ってた土地だったから、「知らない土地」っていうのには該当しなかったんだけれども、「あと何分で着く?」「あと何駅で着く?」っていう感覚が抜けてて…ていうか、以前はそんなことあまり気にしてなかったからわからなくて。まだ何駅かやり過ごさなきゃいけないってことが辛くて「電車だから無理だけど引き返して帰てぇ〜〜〜!」って吐きそうになりながらも、なんとかライブハウスに到着しました。笑
目的地に着いてテンション持ち直せたら、帰りは大丈夫なんだよなー私。最近の合言葉話は「目的地に着きさえすれば大丈夫」。

ど〜〜〜しても見たいバンドっていうのが、「チョーキューメイ」っていう東京のバンドなんですが……生の威力がやばかった!!!
音源聴いてるときは、霧が立ち込める森の中にいるような、神秘的というかミステリアスというか、引き込まれるバンドだなーと思って聴いていて。(私が1枚目のCD「教えて」の3曲をよく聴いているのも要因だろうけど。)
生音になっても、森の中にいるような静けさはあるのだろうな(=音量出すようなバンドじゃないんだろうな)って思っていたのですが、
思っていた以上にバックの音ガンッガンに鳴らしててびっくりしたし、それに押し負かされない麗ちゃんの声量と、声量出してても損なわれない表現力に目が釘付けでした。

いや、まじで表現力やばすぎる。ギター持ってないときの、身体も使った表現大好きすぎるんだが。棒立ち歌いしかできない私は、麗ちゃんの頭の中を見てみたい。どういう思考していたら、全身で、全力で、あんな表現ができるんだろう?正直、空閑興一郎ファンだからチョーキューメイも見にきたって感じだったけど、指の先の先まで素敵すぎる麗ちゃんに、自然と目が吸い込まれてた。
てか、あんな繊細な音楽なのに声量出しててもチョーキューメイの世界観が成立させられるの、マジでなんでなん???PAさんの力も多少はあるだろうけど、それにしてもすごすぎん?????

他のメンバーの方々もとっても素敵で……。どの曲でもニコニコ楽しそうな笑顔が絶えないれんぴさん(自分が弾いてない場面では、ドラムの真似っことかしていて超かわいかった&「最後に、まだ」のキラキラキーボードが最高すぎる)、とにかく音が好みすぎる空閑さん(持ち方変えるためにくるくるスティック回すのがかっこいい&コーラスやってるとき、マイクに向かって首伸ばしてるのが好き)、初々しい控えめな感じがきゅんとするごんさん(ごめん、正直ベースのことはよくわからんけど、メンバーの顔見て微笑んでるの可愛かった)。
インディーズではあるけど、間違いなくメンバー全員が「プロ」のバンドでした。

構成も、たまに曲名やバンド名を一言アピールするくらいで、各楽器のおしゃんな繋ぎで曲を次から次に演奏するスタイルが新鮮でした。メンバー紹介くらいはあって欲しかった感あるけど、曲がたくさん聴けるのいいね。チョーキューメイの世界に浸り切った時間だった。

気が狂いそうになったけど、頑張って行ってよかった〜〜!!見終わった後の多幸感が本当にすごかった。
音源しか聞いたことない人はぜひ、現場にも足を運んでほしい…。こんなにパワフルなバンドなの?!ってギャップにやられるから。でも、いつものチョーキューメイでもあるから。
また生で見れる日が来るといいな。

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