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問いを見出す力

いきなりですが演劇や映画の役割は何でしょう?

私は3つ大きな役割があると思います。

1つは疑似体験だと思います。
別な人生の一部分を経験するということです。
別の国、別の性別、別な仕事、色々な『別』を経験出来ることは大きいと思います。

2つ目は想像力を育てるという部分です。
これに関してはまた別に書きます。

3つ目はその物語の中に自分なりの問いを見出せることです。
それは人生に関することかもしれないし
人間関係に関することかもしれません。
勿論男女関係やお金に関する事も。

そしてその問いに対して思案する。
という事が、視野を広げ洞察力や読解力を押し上げることになると思います。

これを見出さずに漫然と見てしまうことはとても勿体ないことです。

今のテレビは問いを見出す力を弱めてるとしか言いようがありません。

映画も演劇もわかりやすくてイケメンやアイドルが出ている作品がお金になるようになりました。

分かりやすい表情、分かりやすい状況。
スピード感は上がり、展開を早くしてゆっくり考える時間はありません。
ストーリーを追うことに一生懸命になってしまう作品が多いですよね。

そういう娯楽作品も楽しいし、全面否定はしません。

でもたまには名作と云われる映画を観てみませんか?
若い頃に観たからもういいやと仰らず(笑)
同じ映画を20代で観るのと40代で観るのでは全く違います。

気づかなかったことに気づいたり、若い時とは全く違う感想を持ったりと新たな自分に出会うこともあるでしょう。

黒澤映画や昔のフランス映画などもお勧めですが、先ずは昔好きだった映画を思い出すことから始めてみませんか?


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