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主婦湿疹と膝の痛みを同じ漢方薬で治す。女性の奴隷に効く漢方薬

主婦湿疹と膝の痛みを同じ漢方薬で治す。女性の奴隷に効く漢方薬


女性の奴隷に効く漢方薬


大晦日と三が日は、のんびりと、飲んで食べて寝ての日々を過ごした人も多いのでは?

その一方で、「てんてこ舞いで、のんびりなんかできなかった」という人もいることでしょう。この違い、男女の性差で表れていませんか?

正月は、1月1日と1月15日の2回ある。


「女正月」という言葉があるのを知っているでしょうか。読み方は「おんなしょうがつ」。ただし、俳句では「めしょうがつ」と詠むことが多いようです。女正月は文字どおり「女の(ための)正月」です。

この女正月、実は1月1日ではなく、一般的には1月15日とされています。1月15日は小(こ)正月と一致します。女正月があるのなら、「男正月」は? と思う人もいるでしょう。

確かに、男のための男正月もあって、これは一般的な正月の1月1~7日で、大(おお)正月と同じ日です。では、なぜ「女正月」という日や名前ができたのでしょうか。

女性は大正月には料理の支度や親戚縁者の接待などに忙しく、トイレに行く暇も、水さえ飲む暇も無く、奴隷のように働いて、正月気分などとても味わえなかったことと関係しているようです。小正月の時期になって、やっとゆっくりできて、正月気分を味わえる。それで小正月が女正月になったと考えられます。

奴隷のように働くから、洗い物が多くなり、手には湿疹が、立ちっぱなしで膝が痛くなるのです。


「汗」がキーワードです。


女性で、やや肥満。 むくみ体全体の熱感、じっとりとした汗が不快でたまらない方の主婦湿疹や膝の痛みに『越婢加朮湯』

「むくみ」 というと 「水毒』 が思い浮かびますね。 『水毒』は基本的には 「水」 が余っているところと足りないところのアンバランスです。

それを見分けるには 「口の渇き」 ですが、ありませんでした。 となると、 「水の偏在」 なくて 「水が余っている」 イメージなのです。

しかも熱感もあります。 水が余っている箇所には熱はこもりやすいのです。
こういう方は、越婢加朮湯 です。飲み始めてすぐに尿の量が増え、全身のむくんだ感じがとれて、 熱感も徐々に改善していくでしょう。

肌をさわるとジトーッとした湿った感じです。
つまり、 水が 「表」に余っている状態ですから、この余った水を捨ててやればいいのです。

たまったものは捨てる。という理屈は分かりやすいです。

そこで「表」の水を 「裏」に引き込む生薬が重要


麻黄 と石膏の組み合わせです。 これは強制的に排水してくれて、石膏には「冷やす」 作用もあるので一石二鳥です。

でも強力な薬なら、胃を荒らすのでは?と思う方へ。

ご心配なく、 ちゃんとこの薬には胃を守る生薬も含まれていますから。 比較的長期間飲まれても胃の負担は少ないです。

あれ? 麻黄は桂枝 との組み合わせで「発汗作用」があるのでは?と思った
アホの漢方薬局の先生。

勉強不足です。

麻黄は基本的に 「水」 を外へ捨てる生薬なのですが、 「表」 に汗として捨てるときは桂枝と、 「裏」(体内)に捨てる (尿など) ときは石膏と組むというように生薬でも仕事によって相手を選ぶのです。 人でもそうですが、いい仕事するときは、組む相手が大切です。

ちなみに、越婢加朮湯は、貧乏暇なしの漢方薬ではありません。水分を摂らずに、健康の為だと言って運動をするお金持ちのご婦人にも当てはまりますので、くれぐれも要注意です。

翼状片


角膜にできる「ウロコ」のようなものは翼状片と呼ばれている。三角形の形をした結膜組織の先端が角膜上に進入したもので、ガラス状の膜が角膜をおおうようにみえる。

角膜中央部まで広がると視力障害を起こすことから眼科では切除している。原因は不明だが、コンタクトレンズの刺激による可能性もあるの
で使用をやめた方がよい。

この種の病気に非常によく効く漢方薬は越婢加朮湯です。角膜や結膜の慢性炎症によるめやにや涙で、目もとや眼瞼がただれたときに劇的な効果を現す。 翼状片のようなものにも効き目を発揮します。

ちなみに…。こちらも、炎症と浮腫 や発汗傾向、尿の出にくい症状に処方されます。

越婢加朮湯の名前の由来


越婢加朮湯の名前の由来は、年越しで忙しくする『婢』に良く効く漢方薬という意味です。漢方の古典といわれる中国の医書「金匱要略[キンキヨウリャク]」に収載されている越婢湯に蒼朮を加えたものです。

ちなみに、奴婢とは、家に隷属して雑仕事に召使われる男女。召使いの男女。下男と下女。奴は男子、婢は女子のことです。

臨床では、膝の痛みには、防已黄耆湯合越婢加朮湯を使います。


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