中村 水知

自然が好きな人です。エッセイや短編小説を書いています。まれに絵を描く事もあります(プロ…

中村 水知

自然が好きな人です。エッセイや短編小説を書いています。まれに絵を描く事もあります(プロフ画像など)。よろしくお願いします。

記事一覧

すてきな日だね!
まるで森みたいだ。

中村 水知
1か月前
7

道端に福寿草が咲いていた。花を見ると、一年がやっと始まったような気持ちになる。
嬉しくてたくさん写真を撮ったけれど、全部ピンぼけでちょっと残念……
きれいな撮り方を思い出すためにも、今年もまた写真を沢山撮りたいと思う。
よろしくね、お花さん。

中村 水知
2か月前
8

紅茶色をした秋の木漏れ日。

中村 水知
7か月前
12

秋はスポーツ大会の季節。近所の市民体育館も、様々な競技の選手で溢れ返っていた。
昔は私もそのうちの一人だった。でもいつもつまんなかったんだよね。「こんな気持ちのいい日に団体行動を強いられるなんて……」って。
だから今日は、存分に自由を味わってきた。一人で朝ラン。最高でした。

中村 水知
7か月前
6

可愛いイモムシちゃん。イモムシくん?
幼虫の性別は分からないなぁ。

中村 水知
7か月前
7

何も思いつかないので今日は寝ます。良い夢が見られますように。

中村 水知
7か月前
4

こういう背の高い木の梢に潜んで、忙しそうにしている人々をただじっと眺めるだけの存在になりたい。
そんなことを考えながらこの写真を撮った直後、枝の中からカラスが一羽「カァ」と叫んで飛び立った。「邪魔すんなよ」とでも言うように。
もしかして、私と同じ趣味の持ち主だったのかもしれない。

中村 水知
7か月前
6

いつもと違う妖艶な姿。
誰も見てないと思って油断してたのかな?残念、私が見ていました。そしてまんまと惚れ直してしまったわけです。
夜のコスモス。こんなに素敵だなんて思わなかったなぁ。

中村 水知
7か月前
8

稲刈りの終わった田んぼで、稲の切り株から青い葉が勢いよく茂り始めていた。二期作が出来るんじゃないかと思うくらい。
まだ暑いから、「今ならまだいける!」って、きっと稲もそう思ったんだろう。
その見立てが正しいかどうかは分からないけど、彼らの強かな姿は本当に美しいと思った。

中村 水知
7か月前
5

また現実逃避を少し。今日のシチュエーションは、雨のそぼ降る新緑の山。
ざあ……という雨音に混じって、楓の葉を雨垂れが打つ音がする。ぽたぽた、ぽたぽた。私も一緒になって雨を浴びる。山の木の仲間入りをした気分になる。

……さて、現実に帰ろう。あと少しだけ、頑張れるかな。

中村 水知
7か月前
4

去年の7月、ある場所でクサフジの花を見た。草とは言うが、この艶やかな紫色と、ほのかに漂う甘い香りは、本家本元の藤に勝るとも劣らない。
摘んで帰ろうと思ったが、やめておいた。この花が種を残せるように。
そして今年、同じ場所にこの花が咲いていた。去年の私に教えてあげたい。

中村 水知
7か月前
5

街灯に照らされて、ススキの穂がまるで花火のように光っていた。
実は私、花火が苦手なのです。雷と同じで、大きな音がするから。
だけど、これなら怖くない。夜風にさらさらと揺れる優しい花火。とても綺麗だった。

中村 水知
7か月前
5

雨上がりの朝、雫を帯びた蜘蛛の巣がそこかしこでキラキラ光っていた。
きっと蜘蛛たちは今頃作り直しに追われていることだろう。それでも「綺麗だなぁ」と見入ってしまうのは、所詮は他人事に過ぎないからなのか。
ごめんね、でもやっぱり素敵だったよ。次の巣が無事に完成しますように。

中村 水知
7か月前
6

父が写真を送ってきた。「秋なのに桜が咲いたよ」と。暑さのせいですっかり調子が狂ってしまったらしい。
「これが狂い咲きか」と得心はしたものの、出来れば一生見ずに済ませたかった。木にとってあまり良いことだとは思えないから。
本当に文字通りの酷暑だったね……人にとっても、木にとっても。

中村 水知
8か月前
3

まるで花束のようだとは思いませんか。
こんな景色だけを網膜にずっと映していたい。

中村 水知
8か月前
4

【詩】色のない事実

失ったものや手に入らないものについて嘆くより、今目の前にあるものを喜ぶ人生を送りたい。 隣の芝生はいつだって青い。 私より幸せそうに見える人の中にも、私のことを…

中村 水知
8か月前
8

すてきな日だね!
まるで森みたいだ。

道端に福寿草が咲いていた。花を見ると、一年がやっと始まったような気持ちになる。
嬉しくてたくさん写真を撮ったけれど、全部ピンぼけでちょっと残念……
きれいな撮り方を思い出すためにも、今年もまた写真を沢山撮りたいと思う。
よろしくね、お花さん。

秋はスポーツ大会の季節。近所の市民体育館も、様々な競技の選手で溢れ返っていた。
昔は私もそのうちの一人だった。でもいつもつまんなかったんだよね。「こんな気持ちのいい日に団体行動を強いられるなんて……」って。
だから今日は、存分に自由を味わってきた。一人で朝ラン。最高でした。

可愛いイモムシちゃん。イモムシくん?
幼虫の性別は分からないなぁ。

何も思いつかないので今日は寝ます。良い夢が見られますように。

こういう背の高い木の梢に潜んで、忙しそうにしている人々をただじっと眺めるだけの存在になりたい。
そんなことを考えながらこの写真を撮った直後、枝の中からカラスが一羽「カァ」と叫んで飛び立った。「邪魔すんなよ」とでも言うように。
もしかして、私と同じ趣味の持ち主だったのかもしれない。

いつもと違う妖艶な姿。
誰も見てないと思って油断してたのかな?残念、私が見ていました。そしてまんまと惚れ直してしまったわけです。
夜のコスモス。こんなに素敵だなんて思わなかったなぁ。

稲刈りの終わった田んぼで、稲の切り株から青い葉が勢いよく茂り始めていた。二期作が出来るんじゃないかと思うくらい。
まだ暑いから、「今ならまだいける!」って、きっと稲もそう思ったんだろう。
その見立てが正しいかどうかは分からないけど、彼らの強かな姿は本当に美しいと思った。

また現実逃避を少し。今日のシチュエーションは、雨のそぼ降る新緑の山。
ざあ……という雨音に混じって、楓の葉を雨垂れが打つ音がする。ぽたぽた、ぽたぽた。私も一緒になって雨を浴びる。山の木の仲間入りをした気分になる。

……さて、現実に帰ろう。あと少しだけ、頑張れるかな。

去年の7月、ある場所でクサフジの花を見た。草とは言うが、この艶やかな紫色と、ほのかに漂う甘い香りは、本家本元の藤に勝るとも劣らない。
摘んで帰ろうと思ったが、やめておいた。この花が種を残せるように。
そして今年、同じ場所にこの花が咲いていた。去年の私に教えてあげたい。

街灯に照らされて、ススキの穂がまるで花火のように光っていた。
実は私、花火が苦手なのです。雷と同じで、大きな音がするから。
だけど、これなら怖くない。夜風にさらさらと揺れる優しい花火。とても綺麗だった。

雨上がりの朝、雫を帯びた蜘蛛の巣がそこかしこでキラキラ光っていた。
きっと蜘蛛たちは今頃作り直しに追われていることだろう。それでも「綺麗だなぁ」と見入ってしまうのは、所詮は他人事に過ぎないからなのか。
ごめんね、でもやっぱり素敵だったよ。次の巣が無事に完成しますように。

父が写真を送ってきた。「秋なのに桜が咲いたよ」と。暑さのせいですっかり調子が狂ってしまったらしい。
「これが狂い咲きか」と得心はしたものの、出来れば一生見ずに済ませたかった。木にとってあまり良いことだとは思えないから。
本当に文字通りの酷暑だったね……人にとっても、木にとっても。

まるで花束のようだとは思いませんか。
こんな景色だけを網膜にずっと映していたい。

【詩】色のない事実

【詩】色のない事実

失ったものや手に入らないものについて嘆くより、今目の前にあるものを喜ぶ人生を送りたい。

隣の芝生はいつだって青い。

私より幸せそうに見える人の中にも、私のことを羨んでいる人がいないとは限らない。

事実に幸せも不幸せもない。

私たちがただ、勝手に色のついた眼鏡をかけているだけ。

眼鏡を変えれば見える世界が変わる。
本当はただ、それだけのこと。