見出し画像

還暦ゴルファーの徒然草 「配偶者の呼称と自分の名前」

こんにちは。
昨日は、くしゃみが止まらなくて「ん?」と思っていたら、黄砂の影響だった様です。
今日も山の稜線がぼんやりしている沖縄のベランダでnoteを書いています。
海はキラキラ輝いていて風が心地よいので、今日はほとんどの時間をベランダで過ごしています。皆さんの所はいかがですか?

noteの作家さんの記事で配偶者の呼称について書かれたものがあり、私もnoteを書くにあたって考えた事があったので今日はそのお話を。

数年前から、配偶者の事を「家人」と呼ぶFacebookの友人が増えています。
私はなんだかその呼び方に馴染めなくて、
聞くことにも違和感を覚えてしまいます。

人生を共に歩むパートナーではありません!
という事なのでしょうか。
「主人」や「旦那」という呼称に、隷属しているような感覚を覚えるから使いたくないのでしょうか。

何にしても、日本語って面倒ですよね。
「夫」も含め、英語ではhusband一つの名称で済んでしまいます。

私自身は「家人」を除く全ての呼称を何気なく使っているので、呼称には何のこだわりもありません。無いが故に、noteを書いていて「あれ?同じ記事の中で別の呼称を使ってる〜」と統一する作業が発生してしまう事もあります。

どの呼称に馴染みがあるかと言えば、圧倒的に「主人」です。日本語教師として、外国人に最初に教える呼称だから。
my husbandは「主人」、
your husbandは「ご主人」と
使い分けがシンプルで覚えやすく、
相手にも失礼がない呼び方だからです。

呼称に全くこだわりが無いのは、自分の名前も同じです。私の名前は「裕子」。
「ゆうこ」でも「ひろこ」でもなく「やすこ」です。幼馴染は「やすこちゃん」「やっちゃん」と呼びますが、漢字で書くようになると皆「やすこ」とは呼ばなくなります。

小学生の頃「名前って何だろう?」と考えた時期がありました。便宜上の共通認識?
子供の名前の場合は、親の願い?

よく「名は体を表す」と言いますよね。
なので、その人が呼びたい名前、私でイメージする方で呼んでもらったらいいや!となったのです。

もちろん最初は訂正していましたよ。
「やすこです」って。
でも皆そんなの覚えていないし、
何度も訂正するのも嫌だし。
不毛ですよね。

割と早い時期に、戸籍は漢字だけで読み方は市役所で簡単に変更出来ると知っていたのですが、
そこにもこだわりがなくて。

いい加減ですね。


「やすこ」という呼称にいいイメージが無かった事も大きな要因かもしれません。
1歳の頃に引いた風邪が元で、中耳炎になり難聴に。お医者さんからは「一日でも休んだら、この子の耳は聞こえなくなるから」と言われ、毎日耳鼻科に通いました。
小学校に入ると雨の日も風の日も、一人で自転車で通いました。

4歳の半年ほどは全く聞こえない時期もあり、
静寂の中で一人、本の世界で遊んでいました。
今でも時折、あの静寂の世界を思い出す事があります。シュノーケルで海に入っている時の感覚と、とてもよく似ています。
静かで孤独な世界。

中学生になると難聴は安定し、病院通いから解放されました。背が高いのに前の席だとか、右から話しかけられても気付けないとかの不便はありましたが自由を手にした気分でした。

その後、様々な健康食品を試したりお灸をしたりして、中学3年生の頃に初めて時計の秒針が動く音が聞こえた時は感動しました。
それからは普通に過ごしています。
母の愛情に感謝ですね。

でも、4〜12歳くらいの8年ほどの間は、親が自分を呼ぶ声も当然聞こえなくて。。
いくら呼んでも来ないからどんどん声は大きくなり、私の耳に届く時にはいつも怒鳴り声。

なので、「やすこ」と言う呼称には優しい思い出がありません。

今こうやってnoteを書いていて
「いつも隣にいた2つ下の妹には聞こえていたはずなのに、どうして早く教えてくれなかったのだろう」と疑問が浮かびました。

私が耳が悪いと知らなかったのだろうか?
いや、毎日病院に通っていたのだから知らない事はないはず。聞こえない事が想像出来ないか、教えてくれるタイミングが遅かっただけなのでしょう。

そんな風なので、主人には「ゆうこ」と呼んでもらっています。ビクビクしなくて済みますからね。

唯一、主人の母が呼んでくれていた「やすこさん」という優しい声が、私の名前にまつわる嫌な記憶を優しいものに変えてくれました。

主人が「ゆうこ」と呼ぶ事も、それを私が希望した事も知った上で、せっかくご両親が付けて下さった名前だからと「やすこさん」と呼び続けてくださいました。

そのお陰か40歳を過ぎた頃から「やすこ」の名前にも抵抗が薄れ、懐かしさすら感じる様になっています。この頃から、銀行口座など全て「やすこ」に統一しました。

自分の名前が二つある私の感覚はおかしいのでしょうか。どちらでも良いなんて、やっぱりおかしいですかね。

さすがに「ひろこ」はないですが、
「やすこ」「ゆうこ」どちらも私です。

そんな風なので、配偶者の呼称にも全くこだわりがありません。

皆さんはどうですか?


最後までお読みくださり、ありがとうございました。内地は最高気温が沖縄を超える日も出てきましたね。体調に気をつけて、楽しい毎日をお過ごしください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?