見出し画像

立命館大学 関西学院大戦前記者会見

立命館大学は11月9日(火)、関西学院大戦に向けた記者会見を行った。
以下、選手・監督のコメント。
 
■RB#7 平浩希(4 年・主将)
関西学院大戦は本当に失敗出来ない試合だと自分自身が思い過ぎて、この一週間はなかなか落ち着かなかった。ただ、最後は自分との勝負で、いま目の前の練習をしっかりやりきることが勝ちに繋がるのだと思えるようになってからは落ち着いてきた。
昨年の関西学院大戦での最後のオフェンス、3rd ダウン3の場面での自分のランだったが、2ydしか取ることが出来なかった。このプレーのことを忘れた日はなく、常に考えながら練習に取り組んできた。
「今年のチームは弱い」だとか、自分に対しては「立川(前)主将だったら」だとかいうことをこの一年間言われ続けてきた。次は、それが本当はどうだったかを証明する試合だと思っている。相手は関西学院大だが、大事なのは自分との勝負だと思うので、その勝負にだけは絶対に勝つという気持ちで臨みたい。
 
■QB#9 野沢研(4年)
試合まで一週間を切って、ふとした時にも関西学院大戦を意識するようになってきた。
去年の関西学院大戦での失敗が自分の中では大きく、あまり意識しないようにとは思っているがどうしても意識してしまう部分がある。オフェンスの上級生や、ディフェンス、キッキングに支えられていたが、その周りのサポートすらぶち壊してしまうほど、試合を壊してしまった。
4回生だからといって、絶対勝たないといけないとは思わない。そもそも負けていい試合はないし、これまでも絶対勝とうと思って挑み、でも負けてきただけ。
関西学院大は対戦して分かる凄さはあるが、同じ大学生であり、敵わない相手ではない。必要以上に持ち上げず、戦おうと思っている。
 
■OL#78 東海林優介(4年)
少しの緊張と楽しみがある。この一週間OLが一丸となり、お互いにこれまで以上に指摘しあいながら練習してきた。(試合に対する)危機感が火種になっていると感じる。
関西学院大は一対一で戦えない相手ではないと感じたが、チーム全体として見た時すごくまとまっていると感じる。
OLは、五人で相手を押し込んだ時と、自分がブロックした後ろをRBが走ってくれた時に気持ちいいなと感じる。自分が活躍するのもいいけれど、自分の活躍によってさらに光が当たる人がいるというのがOLの魅力だと思う。OLで勝ったと言われるような試合が理想。昨年取りきれなかった1ydを取るために一年間やってきたので、今年は絶対に勝ちきりたい。
 
■DL#99 水谷蓮(3年)
関西学院大のOLはユニットとして訓練されているレベルが高く、細かいところまで徹底されている。自分は、目の前の相手を圧倒して、スクリメージラインをへこませることで対抗していきたい。
アメフトは小学生の時に始めた。(高槻)中学時代に、立命館大が甲子園ボウルで戦っているのを目の前で見た。その時から自分の中で進学先として立命館大をイメージするようになり、進学が決まってからは、立命館大として甲子園ボウルに出場することをずっと考えてきた。
昨年の関西学院大戦は、当時の4回生にお世話になっていたし、自分としても初めてスタメンとして出た年でもあったので気持ちを作って挑んだが、最後にFGを決められて(負け)、ただ泣くことしか出来なかった。
ここ二年負けていてすでに大学生活の半分、甲子園ボウルに出られていないので、今年こそは意地でも(甲子園ボウル出場を)掴み取りにいきたい。
 
■DB#29 茂木敬吾(4年)
自分自身は(ほぼ)初めての関西学院大戦ということで緊張している。
高校時代は野球部で甲子園を目指していたが、叶わなかった。大学でまた甲子園を目指せるというところに魅力を感じ、大学からアメフトを始めた。アメフトは今までしたことのない動きが多く、面白いと感じた。
野球をしていた時は自分が頑張っていれば良いという感じだったが、アメフトでは他の選手がいいタックルやインターセプトをした時には自分のことのように嬉しい気持ちになる。チームワークや相手を想うという部分に関してはアメフトならではなのかなと感じる。
(関西学院大のQB#15鎌田(2年)は肩が強く奥に投げてくることもあると思うが)深くに投げてくるということはこちらにもチャンスがあると思う。会場を沸かせられるようなタックルやインターセプトがしたい。
 
■古橋監督
このコロナ禍においても、今年も関西学院大と対戦できるというのはまずよかったなと。これまで負け続けているので、雪辱を果たすチャンスが来たなと思っている。
関西学院大はここ数年、選手層が充実している。また、ディフェンスはこれまでとスタイルが変わってきたと感じる。以前はゾーンディフェンスでどっしりと構えていたが、(最近は)かなりバリエーションが増え、ぐちゃぐちゃにした上でLB#41 海崎(2年)がさらっていく。脅威ではあるが、それに飲み込まれることなく戦っていきたい。
OLはある程度やられることはわかっているのでしぶとく我慢していくしかないが、QB#9 野沢が自分の力を発揮できるかというところと、ディフェンスが崩れないかというところが心配。ディフェンスは昨年と比べて、スタメン11人中10人が入れ替わった。心配もあるが、少しずつ成長しているとは感じている。
このチームは始動した当初自信のないチームだった。リーグ戦を通して自信がついてきているが、関西学院大に勝つことによって、自分たちのやってきたことを信用できると思う。次の試合で関西学院大に勝ち、二度目の対戦を待つという状況を作りたい。
 
立命館大と関西学院大は、11月14日(日)にDiv.1一位を懸けて対戦する。
 
 
記事:高田妃菜(KCAFLオフィシャル)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?