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アコギでHEY JUDE を一緒に弾きましょう(3)

 姉の影響で自分が洋楽に興味を持ちはじめたのは小学6年生くらいだったんですが、そのころはビートルズはすでに解散しており、それぞれのメンバーは活発にソロ活動をしていました。
 
 だから、アナザーデイ のポールマッカトニー、ハッピークリスマス のジョンレノン、マイスウィートロード のジョージハリスン、明日への願い のリンゴスター が、数年前までひとつのバンドで活動していた ことを知ったときには「そりゃあ、この4人が一緒にやってるグループはさぞかし人気があったんだろうなあ、え?ビートルズ?  レットイットビーのビートルズ? おお、すごいなあ!」
 と感心した記憶があります。サルガキですから、まあきっかけはそんなもんです。

 それ以来、FM放送で「次はビートルズの曲です」と紹介されると片っ端からカセットテープに録音していくのが日課となりました。

 ビートルズ結成10周年の頃は、ミュージックライフ誌でも特集記事がたくさん掲載されていたので、それで知識も増えたんだけれど、私自身はビートルズ旋風の原体験はしておりません。

 ヘイジュードの思い出と言えば、何の番組だったかは忘れたけど、FM放送でこの曲が流れた時に、録音ボタンを首尾よく押して「やった!録音成功!」と喜んでいたら、エンディングが延々と続いて、「あれ、この曲、いつになったら終わるんだよ?」と不審に思っているうちに、ピー ガチャ。カセットテープの残量が終了。
「何て長い曲なんだ!これなら別のヒット曲が2曲余裕で録音できるじゃないか」と、泣く泣くテープ収録をあきらめたのでした。

 当時、カセットテープは高価なもので、父親が買ってくれたソニーのカセットテープC90 (片面45分の容量)を大切に使わなければいけなかったですから、「長い曲」 というのは 何か損をした気分になったんです。

 延々とくりかえされるエンディングの良さも含めて、この曲の素晴らしさに気づいたのは、大人になって、歌詞の意味や曲の背景を知ってからです。

 ジョンレノンが妻のシンシアと不仲になり、別居していたころ、ジョンの友人のポールマッカートニーがジョンの息子ジュリアンを励ますメッセージを込めて作った曲です。

 ヘイジュード (大意)

 マイナスに考えないで
 悲しい話は捨てて、前向きにいこう
 彼女のことを心に受け入れて
 そしたら良い方向へいけるから

 怖がらないで
 自分から彼女を手に入れるんだ
 彼女の存在を受け入れた途端に
 すべてうまく回りだすさ

 心が痛いときは 耐えるしかない
 だけど全部をしょいこまなくていいよ
 傷ついていないような態度を見せて
 それがカッコいいと思ってる奴こそ アホなんだよ

 僕を悲しませないで
 君は彼女の大切さに気付いたんだから、手に入れるんだ
 彼女のことは心に受け入れて
 そしたら良い方向へいけるから

 心の思いを打ち明けて、相手の言うことも受け入れて
 一緒に行動してくれる人を待っててもだめだ
 行動するのは自分しかいない
 君の肩にすべてかかっているんだよ  

The Beatles - Hey Jude - YouTube

 「名曲との出会い」は、世代によってさまざま。ひとりひとり、きっかけも違います。原体験があるからといって偉いわけでもないし、楽曲の持つ意味合いや、解釈の仕方も ひとそれぞれ でいいのです。

 この記事を読んで、「へえ、そうなのか。じゃあ YOU TUBE で ヘイジュードのビデオ観てみようか。」という人が、ひとりでもいらっしゃるとしたら、今日この記事を投稿した甲斐がある というものです。

 宣伝です。

「アコギでHEY JUDE をかき鳴らそう」企画

事前の申し込みは不要です。参加無料です。

 12月11日(日曜日) 午後2時45分から3時ごろまでの間

 大阪城音楽堂(野外) 雨天決行

 入場時に、「ブログで知った」と言っていただき、スマホ画面でチラシをお示しください。

 フォークギターは各自で持参してください。

 午後2時30分までに観客席に来て下されば、間に合うと思います。

 コードキーはチラシの歌詞カードに書いてあります(実際の曲キーよりも下げてあります  D コードで始めます)。

 リハーサルとかはありません。ふらっと来て、観客席でギター弾いて、終わったら帰っていただいて結構です。

 ギター以外の演奏はステージ上でやります。

 演奏の模様は動画撮影して、後日 YOUTUBE にアップロードする予定ですのでご了承ください。

★趣旨に賛同していただける方なら、どなたでも(職業、年齢、国籍問わず)歓迎いたします。
   政治、宗教、ビジネス、怪しげな勧誘 等とは一切無関係の企画です。 

★お知り合いでフォークギターを持っている人をご存じでしたら、この企画について教えていただき、参加を薦めていただければ嬉しいです。

 毎年、続けていくつもりです。数年後、第1回に参加した方がそのことを自慢できるように、だんだん大規模なベントにしていきたいです。

 お問い合わせは、hawkshayata@yahoo.co.jp  
  関西軽音楽振興会 代表 早田 までどうぞ。



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