NPO法人関西軽音楽振興会 代表理事 早田和正

1987年から2022年まで高校教諭として勤務、部活動は一貫して軽音楽部の顧問を担当し…

NPO法人関西軽音楽振興会 代表理事 早田和正

1987年から2022年まで高校教諭として勤務、部活動は一貫して軽音楽部の顧問を担当し、1994年には高等学校軽音楽部連盟大阪という顧問のネットワークを立ち上げました。 当法人は教育的な見地から軽音楽を愛する高校生を支援し、音楽を必要とされる方々に質の高い演奏を提供する団体です。

最近の記事

ノスタルジックジェネレーションライブ

4月6日(土曜)に大阪狭山市さやかコンベンションホールで、関西軽音楽振興会主催 ノスタルジックジェネレーションライブ(大人のアマチュアバンド愛好家のためのバンドコンサート)を開催しました。  借りた会場は昨年と同じ、結婚披露宴ができそうな、シャンデリア照明付き(使用料は1000円かかるけど)の広い部屋です。  ステージパネルで簡易ステージを組んで、関西軽音楽振興会会員のPA屋さんが音響機器を持ち込んでくださいました。  電子ドラム、ギターアンプ、ベースアンプなどは私が外部

    • 入試は1回でいいのだ

      今週は大阪府立高校入試選抜期間なので、在校生は学校へ来て部活動することは禁止です。  外部部活動指導員としては普段にも増してヒマになる1週間です。  現場の教員にとっては、入試願書受付、会場準備、監督業務、採点業務、発表の準備、合格者説明会の準備 と気の抜けない仕事が続く10日間です。本当にご苦労様です。  大阪府立高校の入学選抜試験は、その時期の知事や教育委員会の「思いつき」としか表現できないような小手先の「改革」を積み重ね積み重ね、その都度の反省もなくひたすら愚策を上

      • Golden Slumbers ~ The weight~ The End

        The Beatles というバンドに対しての思い入れ度合いは、彼らが音楽活動を展開していた1960年代にその者が何歳だったか、によって全然違ってくる。    ビートルズのデビューから解散までの8年間(1962~1970)を原体験できて、「自分の青春のエネルギーの大部分をビートルズに捧げた」と自負される方も多いと思うが、そういった方々はすでに後期高齢者(2024年現在)になられていることでしょう。  私はラジオのAM放送から不意に流れてきた Let It Be  に感激して

        • ホークスファンやめました

          1973年の日本シリーズは読売VS南海ホークス。これをテレビで目撃したサル中学生は「おお、読売のライバルは阪神だけじゃないんや!なんだこの野武士みたいな緑の集団は?」と、一発でブラウン管に映る「南海ホークス」というチームのとりこになった。  当時は、藤原、桜井、門田、野村、パーカー、広瀬、定岡あたりが先発オーダー、投手陣は結構強力で江本、佐藤、山内新一、松原あたりか。  (江夏と江本は翌年にトレードになります)  しかし、私がファンになってわずか3年後、サッチーがらみのチー

          POP'N'ROLL MUSIC

           NPO法人 関西軽音楽振興会の活動の柱の一つとして、「個人の楽曲作品を録音する、さらには(自作曲の場合)配信作業のサポートをする」、というものがあります。 芦屋市にあるbeatshopスタジオの代表が NPO法人設立時から会員でいらっしゃいますので、こういう活動が展開できています。 有限会社ビートショップ              〒659-0096              兵庫県芦屋市山手町24-1-302 TEL 0797-25-5877 FAX 07

          第2回 皆でアコギでHEY JUDEをかき鳴らす集会

          NPO法人関西軽音楽振興会が主催する記念すべき第1回目のアマチュアバンドコンサートは、昨年12月11日に大阪城音楽堂(野外)で行われました。  残念なことに現在、大阪城音楽堂は修繕工事中で使用できないので、今回は12月10日(日曜)に、大阪市此花区民ホール(通称 一休ホール)で開催します。  昨年と同様、このコンサート(入場無料)のエンディング企画として、「皆でビートルズのヘイジュードをアコギ、フォークギターで弾きましょう」ということをやります。  思い返せば、昨年この

          第2回 皆でアコギでHEY JUDEをかき鳴らす集会

          あべのハルカス屋上でバンドライブ

           先日の日曜日、天王寺のど真ん中にそびえたつ「あべのハルカス」 ウィング館10階屋上庭園の屋外ミニステージで、NPO法人関西軽音楽振興会プロデュースによるアマチュアバンドライブコンサート(無料)を実施しました。  この屋上庭園では10月、11月の週末ごとに何回か高校軽音楽部のジョイントコンサートの企画があって、そのなかの一日を「大人の日」というタイトルをつけて、演奏機会をいただけたのです。  自分も某府立高校軽音楽部の顧問を務めているので、昨年の秋に自校の部員がジョイントコ

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          ヤマハ大阪なんば店でライブをしました

          大阪心斎橋駅近く、御堂筋沿いの献血ルーム内にある クロスカフェ という名前の狭いスペースを利用して、献血PR番組に協力する形で、高校生の弾き語りバンドが出演させてもらっていました。  残念なことに、そのPR番組が3月で終了してしまったので、以前から親しくさせてもらっているヤマハのOさんに相談をしました。 「若い子がアコースティックギターに親しめるようなコンサートを企画できませんかね。アコギの魅力をもっと知って欲しいんです。」 すると ほどなくして、Oさんから連絡がありま

          ヤマハ大阪なんば店でライブをしました

          全国高校軽音フェスティバル開催

           6月4日(日曜日)に大阪城音楽堂(大阪市中央区)で、第16回全国高等学校軽音フェスティバルが開催されました。  台風一過で晴天に恵まれまして、おかげさまで入場者は3200名(入退場自由ですので延べ人数)を記録しました。  関東からの出場高校は本当にご苦労さまでございました。 金曜日の大雨の影響で、交通がマヒした状況(新幹線が大混乱)になったため、土曜日の前日リハーサルに間に合わない高校がいくつかありました。  当日は天気予報通りの「晴れ」。  開演時の11時30分

          全国高校軽音フェスティバル開催

           6月4日(日曜)に大阪城公園内にある大阪城音楽堂(大阪市中央区)で、第16回全国高等学校軽音フェスティバルが開催されます。  ESPエンタテインメント専門学校と大阪府芸術文化連盟軽音楽部会のコラボ事業で、公式な高校軽音楽部の全国大会のひとつです。  15年前に「高校生バンドによるウッドストックみたいなロックフェスティバルを創りたい」と思い立ち、私がESP学園の関係者に話を持ち掛けたのが始まりです。  「一緒にやりましょう!協力しますよ!」と言ってくださった当時のESP

          亡国のカウントダウン(2)

          大阪府立高校で35年間、教諭として勤務しました。 定時制高校、工科高校、中堅の普通科高校、総合高校、そしていわゆる進学校。さまざまなタイプの高校で勤務を経験してきました。  その間、「ああ、このたび導入された新しい教育政策のおかげで、現場は楽になったなあ。教育効果も上がったよなあ。ありがたいなあ。」と思った事は一度もなく、「またまた無駄な仕事が増えただけやんか、教育委員会は何がしたいんや?」ということの連続でした。  その中でも最大の悪夢は例の教員免許更新制度であることは

          亡国へのカウントダウン

           教員不足がいよいよ、全国規模でシャレにならない状況になっている。  5月10日、教員の人材確保に向けて、処遇改善策を議論する自民党の特命委員会(委員長・萩生田光一政調会長)は、公立学校の教員の給与に、残業代の代わりに上乗せする「教職調整額」を、現行の給与月額の4%から10%以上に増額することを柱とした提言をまとめた。(ヤフーニュース)  「そこじゃないだろ!」 現場の先生方のあきれ顔が目に浮かびます。  基本給が30万円の先生だと、4パーセント上乗せで1万2千円。 こ

          新庄監督は令和の野村克也なのか

           1973年のプロ野球日本シリーズ南海VS読売をテレビで観て、それまで阪神タイガースしか知らなかった大阪のサル少年は、「4番キャッチャー兼監督」である野村克也が率いる 南海ホークス というチームに魅了されました。  緑色のユニフォームもかっこよかったし、野村克也以外にも門田博光、藤原満、桜井、島野、広瀬、佐藤道郎など、個性派ぞろいの集団でした。  でも当時は(今でも根本的には 何ら変わってはいないのだが)、関西のテレビラジオ新聞は 阪神タイガース一色 の報道体制でしたから

          インバウンドにこそ増税を! (2)

          (前回からの続き) お金持ってる海外からの旅行者の皆様から、よりたくさんのYENをいただくために、すぐにでもできることを3つ提案しますね。  もちろん、私がかつてタイのアユタヤで体験したような「観光施設の入場料を外国人専用に高く設定する。ほんでもって地元民は裏口からタダで出入りする。」  なんてことを推奨するつもりはございません。そんなことすりゃあ国際的な信用を失いかねません。  ① 消費税免税の廃止  ただでさえ、円安で「Wow! Everything is so c

          インバウンドにこそ増税を(1)

           もう30年以上も前のこと、高校教員になろうと思ったきっかけは実に不純なもので、「企業に比べたら公立高校の教員は楽だし、自分のやりたい趣味とかにも十分時間がとれるぞ」と聞いたからです。 「高給ではないけれど、公務員だから福利厚生がしっかりしている」というのも魅力でした。  私の父親(すでに他界)が公立中学の国語科教員であったから、小さい時から教員としての父親の姿を見て育ちました。  その父親が「教員になるのなら、中学はしんどいから勧めない。高校の先生をめざしなさい。」と常々

          FMで聴いたニックロウ「恋するふたり」

          4月1日に地元のホールを借りて「1999年までの楽曲限定のアマチュアバンドコンサート」を開催しました。  ジャンルは限定しなかったので、昭和歌謡あり、ビートルズあり、シティポップスあり、さらにはドリフターズまで飛び出して、それはそれは、楽しかったのです。  さて、そのなかに ニックロウの「恋するふたり(Cruel to be kind)」を演奏されたバンドがあって、選曲のセンスにニヤリとしつつ、思わず一緒に歌ってしまったのでした。 (4) (和訳)ニック・ロウ - Cr

          FMで聴いたニックロウ「恋するふたり」