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●展示会・Liuteriaレポート●高橋明さん in Cremona

広報担当 角真央による工房レポート。

菊田浩さんと高橋明さんの共同工房

まずは、高橋明さん。

工房入ってすぐ、
大きなスピーカーがお出迎え。



この工房を構えた時の初めての作業が、スピーカー作りだったそうです。
その奥にはバイオリンを演奏するスペースがあり、時々趣味で弾いているとのこと。



高橋さんは

中学に入った13歳の時にバイオリンに魅せられ、独学で演奏と製作を同時に始め、16歳のときに第1号を単独で作りあげた。



大学は物理学を専攻、
卒業後は、機械設計技師として会社に勤める傍ら、
岩井孝夫さんのもとへバイオリン制作を習いに通い、29歳で会社を退職。

イタリア・クレモナの国立弦楽器製作学校に3年生として編入。(学校は全5年制。弦楽器制作技術を修得しており、学校側に単位認定がされた場合3年生編入となる)
卒業後は、マエストロ サンドロ・アジナリ氏のもとで研修。プロ登録をし、現在は、菊田浩さんと共同工房を開かれている。

という経緯を辿られてきました。




新しい手法や新しい治具考案した時には、腕に新しい技術を定着させるために何台か同時に同じ作業を続ける。

写真は、
以前に制作されたスクロールの線を水平に作るための治具。




また、石膏型の写真は、ガルネリモデルのオリジナルから直接型取られたもの。

古い楽器の美しさや良さを新しい楽器に取り入れるために、古い楽器を忠実に再現するコピーの制作に取り組まれています。




最近は、洋裁を始められたとのこと。
その理由は、
切っただけの布では端がほつれ、ニスの表面に付着したりするため、布の端を縫っておいた方が良い。楽器をケースに入れる時に使う袋やアクセサリーなどにもいろいろ応用できる!と。

常に何か作業をされている高橋さんの追及は果てしなく。

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